2006.9

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Gera(ゲーラ)はThüringen(テューリンゲン)州に位置する都市。観光都市というよりかは商業都市といった趣だ。GeraHbf(ゲーラ中央駅)※1は私が訪れたときは工事中だった。また、駅前もバスターミナルの工事中、駅の脇にはトラムの新路線であるLinie1の工事中と、いたるところで工事中だ。次回訪れたとき、また違った顔を見せてくれることだろう。ゲーラ中央駅の上屋は1911年に建てられたという建物。歴史を感じる。駅を降りたものの休日に行ったためかインフォも見つからなく、ガイドブックにもゲーラは載っていないので、大雑把な地図を見ながら移動をした。他のドイツの都市の場合、中央駅の前にトラムの路線がある光景をよく見るが、ゲーラは少し歩かないと駅がない。(2006年10月開業予定のLinie1(一系統)は中央駅付近を通る)というわけで、勘を頼りに路線を探す。人の流れに沿って歩くと、工事中のLinie1の路線と出会う。芝生軌道の綺麗な路線で、完成した姿を見るのが楽しみだ。しばらくすると、歩行者天国のSchlossstr.(シュロス通り)※2に出る。休日の朝のためか、人はかなり少なかった。この通りに沿って歩けばトラムのSorge/Markt(ゾルゲ/マルクト)の停留所に出る。ちなみに今回は訪れ損ねたが、この停留所をさらに超えたところにMarkt(マルクト)があるそうだ。ここからトラムで街を眺めることにする。少し郊外に出れば、東ドイツ時代に多く建てられた団地郡が姿を現す。ゲーラでは市の中心でも多く見られた。
旧東ドイツの特徴といったらこの団地以外にも信号機にも見られる。かつて東ドイツでは歩行者用信号機にはAmpelmann※3と呼ばれる可愛らしいキャラクターが描かれていた。しかし東西統一後、西側の普通の人の形をしたマークに変わりつつあったが、旧東ドイツ市民にも愛されていたマークとだけあって、それを守る運動なども始まったそうだ。その結果もあってか、まだ旧東ドイツの地域に行けば、このマークに出くわすことができる。(新たに作ったところもあるように思えた)。ベルリンではこのAmpelmannをブランドにしたグッツも売っており、なかなかお洒落である。
※1 ▲GeraHbf(ゲラ中央駅)
1911年製の駅の上屋。
※1 ▲GeraHbf(ゲーラ中央駅)
工事中の駅前。バスターミナルと思われる。
※2 ▲SchlossStr.(シュロス通り) ▲シュロス通りの辺り
▲Weisse Elster(白エルスター川)
ゲーラ市内を流れる川。
▲東ドイツ時代に建てられた団地郡。
▲Ampelmann(アンペルマン) 赤信号 ▲Ampelmann(アンペルマン) 青信号

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