2006.9
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Dessau(デッサウ)は地理的には旧東ドイツのザクセンアンハルト州に位置する。デッサウはこの州で、Magdeburg(マクデブルク)、Halle(ハレ)に次いで三番目に大きな都市である。 デッサウが初めて文献に登場したのが1200年初めのこと。都市的にも古い歴史を持つが、この街は何といっても芸術学校である「Bauhaus(バウハウス)」があることでで有名な街だ。デッサウに広がるバウハウス群は1996年にWeimar(ヴァイマール)と共に世界遺産にも登録された。バウハウス本校舎などが広がるのは街の中心とは逆の方向にあるため、トラムで行くことはできないが、行ってみるのもおもしろそうだ。ちなみに私はデッサウで時間を1時間しか取れなかったため、本校舎に行く余裕がなかった。次回の楽しみにとっておこうと思う。 さて、トラムのほうだが、DBのDessauHauptbahnhof(デッサウ中央駅)※1の外に出ると、駅前にトラムが早速走っている。デッサウには一応3本の路線がある。駅からだと、どの路線も中心地へ向かう。中央駅を出ると一つ目の電停脇にAnhaltTheater(アンハルト劇場)※2が見える。この駅を出ると次にHauptpost(中央郵便局)に到着する。その名の通り、駅の前には美しい郵便局※3が見える。ここから歩いて、街の中心があるRathaus(市庁舎)へ向かう。数分もすればRathausの塔※4が見えてくる。この辺の建物も戦争で大きな被害を被ったそうだが、美しい姿に復元されている。市庁舎の目の前には市場が開かれていて賑やかであった。 市庁舎の横にはMarienkirche(マリエン教会)※5が建っていて、1994年に完成したばっかだとか。ドイツ東西統一後に再建が始まったのだろうか。 中心市街地はわりとコンパクトなので歩いて回れる距離でもある。駅から中心へは約1キロほどあるので、トラムを使ってみてもおもしろいかもしれない。 ちなみに訪れなかったが、デッサウの郊外に「Wörlizer Gartenreich(ヴェルリッツ庭園)」という庭園があり、こちらも世界遺産に登録されているとか。この庭園もいずれ機会があったら訪れるとしよう。 (2006.9) |
※1▲DessauHauptbahnhof(デッサウ中央駅) この駅前にループを描いてトラムの路線が広がる。 |
※2▲AnhaltTheater(アンハルト劇場) 戦争で破壊されたが、1949年に再建。 |
※3 ▲郵便局 | ※4 ▲Rathaus(市庁舎) |
※5 ▲Marienkirche(マリエン教会) | ▲デッサウの街並み |
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