あとがき
長らくお読みいただき、ありがとうございました。「竜神伝U」完結です。一応。
慌てて書いた部分も多いので、そのうちこっそり手直ししているかも知れませんが、その折りにはご容赦ください。
この後のお話は、「竜の勾玉」第四話以降に続きます。既に寛也達は高校三年の秋になってしまいます。ごっそり一年近く間が開きますが、その間の話は番外で楽しく書いていきたいと思いますので、お楽しみに。
さて、このお話であるUは、「竜神伝」本編から「竜の勾玉」へ続ける為の中継ぎとして作りました。杳の記憶を戻すと言うことだけを目的に作り始めた筈だったのですが、気づけばダラダラと楽しい高校生活を書き連ね、何だか分からないままに終了してしまいました。いえ、書いていてものすごーく楽しかったのでいいのですが。
それにしても、あれだけ引っ張っておいて寛也と杳の『えっちしーん』はないのかとか、簡単に封じられてしまった佐渡はどうなるかとか、潤也がジジイのように年寄り臭いことを考えるようになったとか、翔が思ったよりも小物だったとか、突っ込み所満載ですよね。もう、書いた本人が一番唖然としてしまいました。寛也だけは、ちょっと可哀想かなと…(笑)。
この後は、しばらく勾玉の話を完結まで続けます。語り手が違うだけで、三話分が全部つながっているので、内容的には一本の話になります。
そして、春までには次の本編に突入したいと考えています。書きたいシーンがあるので、そこに向かってまっしぐらです。そのシーンの後のことは何も考えていませんが…(苦笑)。
こうなると、外伝などと勿体ぶらずに潔く勾玉編をVにしてしまって、パパ竜の出てくる話をWにしてしまうのが、見た目に奇麗かなと思います。そのうちに、表題が変わっていても知らん顔をしておいてくださいね。
それでは。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
これからも引き続き、竜神伝シリーズを楽しんでいただければ嬉しいです。
2009.12.30 もゆ 拝