煽り裁判傍聴記。   岡田元浩 

 

30/12/10()の傍聴の結果、内容修正中です。

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30/12/3 改定

 

   日本の道交法は、「先進自由主義国仕様」に成って居る

   従って法は「パフォーマンス・スタンダード」と云って、手段は自由で、「追突しない」と云う結果だけを求めて居る。

   然し、そう突き放されても、高速道路で急ブレーキを掛ける体験は危険だから、

テスト・ドライバーは、専用テストコースで訓練しますが、一般人には無理。

   だから一般に、取られて居る車間距離は不足気味で、渋滞や、スリップ事故等で前車が急停車すると大玉突き事故が起き易い。

   更に、北海道庁が警告する様に、雨、雪、氷の路面では、制動距離が倍々で増えるのですが、更に知られて居ない。

   ですから、「弁護士実務用計算機集(港区虎の門河原崎法律事務所)」でヒットするHPの中の「車の停止距離計算機」で、無料配信されて居る、事故に対する判例も踏まえた「必要車間距離の計算」に依るべきなのす。

   然し、事故が起きてから弁護士先生に教わっても遅いので、予め「必要車間距離走行時間」をメトロノームの連続吹鳴で教える必要が有るので、然も、車に100個ものマイコンが埋め込まれて居る現状なので、コストは只同然なのです

   今回の殺人事件の直接正犯の暴走トラックは、相手が煽り運転か、渋滞、故障、スリップ停車等々かを識別せずに突っ込んで居る、無差別殺人でしょう。

   其れを防ぐ最も現実的な手段は、カーメーカーやドライブ・レコーダーのメーカーが、お客様に、「製造物責任法(PL法)」のリスク・マネージメントの義務に従い、

特許庁のHPから公開済みの、「特許5752923号メトロノーム」の必要性を告知する事ですが、メーカーは「故意の不作為」で、当然成すべき告知をしなかったのが、此の殺人事件の原点で、告知されても装着を拒否した場合にのみ、トラックの運転者や、安全運行責任者の責任に成るべき物では有りませんか。

然も、一台前の車は回避したのに、次の車が突っ込んだそうでは有れりませんか。詰り、メトロノームが付いて居ないから車間距離が不揃いで、過小だったので、追突事故の発生が「故意の不作為」の動かぬ証拠です。

   詰り、司法は、文系法に拘るから、「止まって居る車の危険運転」とか、無理な法解釈に成るので、技系法はちゃんと有るのです。

   更に、多少インフラ投資は必要ですが、自動改札の様に、道路の上に橋を架け、車線毎に、下向きにカメラを設け、下を通る車の「車間距離時間」を測って後続車に送信すれば、自動的に正確な車間距離時間が測れ、クルーズ・コントロールを使って自動的に上記弁護士の計算値をフォローさせる事も出来るのです。

詳細は特許第6240832号で公開済みで、当然国交省も知って居る責任が有るでしょう。

   はみ出し者は何時の世にも居るので、武士や騎士が、試し切りで等で遊ばない様に、武士道や騎士道を教える「武道館」が有るのでしょう。然し明治維新の廃刀令に依って、今「走る凶器」は自動車ですから、何処の街にもある「武道館」を潰して、心技体の「運転道館」を作るべきです。ゴーンが首にした2万人の自動車屋を使えば直ぐに出来る。

 

上記は「岡田元浩 自動車」でトップ・ヒットする、都立大同窓会系HP経由でも公開して居ます。

 

 

 

「技術立国への構造改革」 岡田元浩 30/12/01 改定

 

ゴーン事件で、テレビの云う「V字回復」は嘘。

11月25日()のサンジャポでのテリーさんの3つの発言

A : 「ゴーンは、たちの悪いマッカーサー」

: 「フランス人は、日本人をなめて居る」

C : 「ルノーが駄目だったことは、最近いい車が無かった」

は、何れも核心を突いて居り、同感。主容疑は、フランス政府に依る

「有色人種蔑視(レーシズム)では有りませんか。

 

旧約聖書には「人間は人間として、奴隷は奴隷として、動物は動物として平等でなけ

れば成らない」と記されて居るそうです。詰まり、白人社会では、「有色人種蔑視(レー

シズム)」と云って、有色人種は奴隷扱いなのです。其れは戦後も尾を引き、南太平

洋と云う美しいミュージカル映画も、話の筋は「レーシズム」。ブッシュ2世の大統領就

任演説の中にも「レーシズム」と云う言葉が出て来る。そして、マッカーサーは、戦前

派の軍人だから「日本人の精神状態は12歳の子供」と云って、下げすんで居た。そし

て、日本人が芸術の国として慕う「おフランス」は、今でも「コチコチのレーシズムで自

己中」の国。国内で英語の使用を禁止、カナダの法律は今でも英仏語併記、ドイツ人

は野蛮人扱い、先の大戦でドイツに負けて消滅した国を米兵の血で取り返して貰った

恩も忘れ、米国人は出稼ぎ人の子孫として下げすんで居る。

 

ですから、戦後米国の経済力が突出し、エアー・バッグ等の自動車の安全装置の開

発が進む中で、其れに協力したのは、負けた日本とドイツで、フランスは「出稼ぎ人」

に取り合わなかった。だから、ダイアナ妃が亡くなったパリの中心部に有る地下道は、

「皆が150km/hで走る地下道に、四角い鉄の柱が林立し、ガード・レールが無い」と

云う、日本では有りえへん状態で、「悲しみを新たに」とか云うだけで、責任は追及さ

れない。そんな国の車ルノーが、今世界で通用する筈が無く、日産以下の売り上げに

転落したのは当然でしょう。そして、今回の逮捕を受けて、日産と三菱の取締役会は

直ちに彼の会長職を解任しましたが、ルノーは態度を保留、株主総会の議決権を持つフランス政府も犯罪を認めて居ない。其れは上記テリーさんの云う通り「日本を舐めて居る」のでしょう。過ってエアバス機の欠陥設計に依る離陸失敗事故の際も同様の「舐めた行為」が有った。

 

そもそも、国鉄等々民営化の完了した日本なのに、その民間企業の株を、フランス政

府が国費で買い占めて支配しようと云うのは可笑しいでしょう。

 

今、日本の検察が捜査して居るのは、フランス政府が金を出して送り込んだ、フランス政府の手先、ゴーン氏が、個人的な金融相場で失敗した損金17憶円を日産に負担させる等々の個人的経済犯罪だけですが、其れでも、フランス政府の任命責任が問われる筈なのに、此の「レーシズム」は国家ぐるみの犯罪で、フランスのルソーの「社会契約説」詰まり「国内で人を殺せば犯罪で、国外で殺せば英雄」と云う思想から来て居るので、我々日本人は、戦時中に国民学校で「日本人は神の作りたもうた子で、外人は猿から進化した者」と教わったので、捕虜を木に縛り付けて銃剣で刺し殺させて、軍人精神を育成したそうです。然し、戦後其の下手人は、B、C級戦争犯罪人として外地で処刑され、其れを指示したA級戦犯、靖国神社に祭られて居る東条英機も、フランスも参加した「東京裁判」で、「人類に対する罪(レーシズム)」として絞首刑に成り、日本はサンフランシスコの講和会議で、其の法解釈を受け入れた。

 

なのに、東京裁判の原告の一員で有ったフランス政府が、ルノーの白人の雇用を守

る為、国費で日産株を買い占めて、国際流れ者、ゴーン氏を日産に送り込んで、2万

1千人もの黄色い日本人の首を切った。最近のテレビでも報道された様に、物理的に

首を斬った訳ではないが、経済的に彼らの人生を死刑しにした。先日も、テレビで「解

雇された人の今」が放映されましたが、其れは「レーシズム」でしょう。

 

国内トップのトヨタの社長は、リーマン・ショックの際、「雇用が守れなければ経営じゃない」と云い、ホンダも店舗を買って、工場から販売店の店長への転職希望者の募集をしましたが、解雇はして居ません。日産の大量解雇は異常でしょう。

 

ですから、検察は、単なる日本国内での横領や背任事件に留まらず、東京裁判の判例を継承して、当時原告側だったフランス政府の「人類に対する罪、レーシズム」で告訴すべきでは有りませんか。

 

是に対し、外人コンプレックスの日本のマスコミは、ゴーン氏の強引な手法に騙されて、彼を「コスト・カッター」とか「奇跡のV字回復」とか「稀代のカリスマ経営者」とか云うけれど、後に詳述する様にゴーン氏は単なる自動車好きのアマチュアで、スクラップ迄で、ビルドの能力は無く、氏がマスコミの前で胸を張って、日本語で「上昇軌道に戻って」なんて大口を叩いて居る間にも、ネット上でも明らかな様に、売り上げは、V字どころか長期ジリ貧の下がりっ放し、遂には戦後発、2輪上がりのホンダにも抜かれる羽目に成ったのです。詰り、ジリ貧で余った資産を売って借財を返すだけなら誰でも出来る。

 

最近のテレビでも「ゴーンに成って、新車が出て居ない」との声が出て居る。彼は「GTR」が好きだったそうですが、「スポーツカーは1割が上限」とされて居り、其れが中心では「数字」でトヨタと戦えないのです。

 

そして、売り上げはルノーの方が、ジリ貧の日産より更に少ないのに、従業員数は対等。当然ルノー側のリストラが必要なのに、フランス側で日産車を作る事で誤魔化そうとし、更に個々のジリ貧が止められないので、三菱も加えて「ジリ貧3兄弟の合計でトヨタを抜いた」とか云って居ますが、過って本田総一郎氏は、ジリ貧の会社からの転勤者を直には設計に入れなかった。其れはジリ貧の会社のカルチャーが感染したら、本田も潰れるからです。

 

是に対し、日産と三菱は、直ちにゴーン容疑者を解任したが、ルノーは態度を保留。

筆頭株主フランス政府は、「株主総会で、此の国際犯罪、レーシズムを握り潰そうとして居る」そうでは有りませんか。

 

そして、班目元原子力委員長の言に依れば、「日本の役人は、不作為の理由を考えた者が出世する」のだそうで、世耕大臣も、日本国民を裏切り、フランスに行っても「フランス政府に抗議せず、握り潰そうとして居る」様に見えます。若し世耕大臣が「レーシズム」で抗議すれば、解雇者の復権や賠償迄行かなくても、日産と三菱の経営権は日本の民間企業に取り戻せるのでは有りませんか。

 

--------------- 詳細 説明 ---------------------

テレビは、視聴率の「数字」が命でしょう。代議士先生も、民主選挙の一票の集積の上に浮いている、「浮き草稼業」。だから何か市民の反感を買えば、一気に落選して只の人に成っても不思議はない。自動車会社も、聳える大企業の様に見えても、末端では、営業マンが、一人一人のお客様に、多くの車種の有る中で、自社の車を1台1台買って頂く商売の積み上げの上に浮かんで居る「商品民主主義」とも云うべき「浮き草稼業」。人気機種も次のモデルチェンジ、で勝ち残る保証は無い、厳しい世界なのです。

 

一方、民間企業ですから、財務内容も重要でしょう。然し、優先度は「商品民主主義」に決まって居て、財務は其の結果です。詰まり「入りを図りて、出ずるを制す」ですから「日産」は、日本最古の自動車会社なのに、売り上げが、トヨタの半分以下に下がったジリ貧から、財務が悪化したのでしょう。

 

その原因は、戦車やトラックを主とする戦前の「機械工業」時代の、「上から目線の殿様商売の体質」が災いしたのです。戦後の復興期に日産だけに大ストライキが発生したのは、当時の人なら誰でも知って居る。

 

其れは、他社の労組は、「御用組合」だったとも云える。其れは、ゴーン氏の功績の様に云われる「コスト・カット」は、他社では組合員がやって居たのです。詰まり、春闘で、会社が賃上げを飲むと、会計から「人件費UP」の通知が配られ、今まで黒字だった機種が赤字に成って、生産不能に成り、其の車種の開発チームが解散に成り、チームごと「お家取り潰し」に成り、メンバーは左遷されるので、組合員は社内の他のチームとも、企業の枠を超えた、ライバル他社の開発チームとも戦って居るので、資本家と戦って居る場合じゃ無いからです。例えば、フロアー・マット一つでも大揉めに成る。工場側は、「植毛した高級なマットを使うと、赤字に成り、会社は潰れる」と云い、営業は「安いゴム製のマットでは、他社車に負けて、お客様に買って頂けないから、会社は潰れる」と云い、絞った雑巾を又絞る様な努力を強いられるのは組合員で、其れは春闘のせいです。

 

更に、戦前の日本の自動車は「機械工業」と云う、技術優先の地味な世界で、「日本自動車工業会」と云うのは、大型トラック・バス業者だけの団体で、其の下に設けられた「小型自動車工業界」と、更に下の「2輪車部会」のメンバー等は下を向いて居るだけで、全く発言権がなく、口を開くと「味噌っかすのくせに生意気だ」怒られた。

 

然し戦後、洋行帰りから、「日本の自動車業界はマイカー中心に成らなければ、本物じゃない」と云われても、誰も理解出来ず、米国でラルフ・ネーダー弁護士が騒いで、マイカーの特に衝突安全対策が最重要課題に成った時も、自工会には、衝突テストの判る委員が全く居なかったのです。

 

然し、今でもカラオケに行くと「東京ロード」と云う曲が有るけれど、戦後、軍政下の東京の街に、米国製のカラフルな大型乗用車が溢れる「第一次モータリ・ゼーション」とも云うべき、日本人に取って「見るだけのモータリ・ゼーション時代」が来たのです。当然、私も技系志望の中学生として目が点に成った。当時の日本人は、戦時中「4年で戦争に勝てる」と云われ、神社神道に騙されたので、皆宗教は大嫌いだったが、戦後の占領下アメリカから来た宣教師が、都心の焼け野に、小奇麗なアメリカ式の住居を建て、パステル・カラーのフルサイズの米車に乗って居たので、何とかコネを付けて、車に乗せて貰ったのです。そして開口一番「この車は何馬力か?」と聞いたら知らなかった。

 

其処で、当時米兵が捨てた、カラフルな週刊誌を買って来て見たら、馬力とか、最高速とか、増して「カーブの責め具合」とか無粋なことは一切書いてないので、目からうろこが落ちたのです。そして米国ではマイカーと云うのは「ファッション業界」に入るので、マイカーの決定権は女性に有り、「女性が、自分に一番似合う服を着て行き、其れに一番似合う車を買うのだ」と聞かされ、以後大学の機械工学科を出てホンダに入っても、ホンダ社長も2輪時代から、スタイル最優先だったのです。其れは、テレビでも報じられた様に、戦前、中学しか出て居ないホンダさんが、自働車修理会社の丁稚小僧をやっていた時、其の外車修理の腕前を買い、米国の自動車カルチャーを教えたのは、音大と慶応を出た外車好きのマルチ歌手「藤山一郎」さんだったのです。だから、ホンダは町工場時代から、経営方針がアメリカのカルチャーだった。

 

然し、日産は戦前からのお堅い機械工業で、「技術の日産」と云って居た。詰り上から目線の殿様商売だったが、トヨタの方は、東京トヨペットの神谷社長と云う「販売の神様」が主導して居たので、「商品民主主義」で常に、お客様側から見て、日産の一歩先を行く魅力有る商品を出し続けた結果が今の格差に成ったのでしょう。

 

一方、ルノーに限らず、白人は「白人向けの製品を、黄色い奴にも分けてやる、嫌ならやめろ」と云う、問答無用の上から目線で、日本の使い勝手に合わない部分が有っても、白人のセールス・マンは、テープ・レコーダーの様に、「宅のはこう成って居ります」と云うだけで話し合う気は無い。詰まり、白人社会では、インテリは教養でレーシズムをカバーして居るが、一皮むいた心の底では、「商品民主主義」で、黄色い人間のカルチャーを忖度した車を開発する事は、白人のプライドを傷付ける屈辱的な行為なのでしょう。其れでも、売って貰えれば未だ増しで、戦後長い間、「黒い奴が乗ると車格が落ちる」として、アフリカ系アメリカ人は「キャデラック」が売って貰えなかったし、プールにも入れて貰え無かった。

 

日本でも、昭和30年頃、ルノーは日本のタクシーに向いて居たので、日野がノックダ

ウン生産を始め、一時タクシー業界を席捲したのです。然し高度成長時代が来て、タ

クシーや、金持ち用のマイカーはフロントエンジンの上級車に、マイカーの底辺は軽

自動車へと移行すると、ルノーは勝手に撤退し、梯子を外された日野は、「コンテッ

サ」と云う車を、自主開発して見たが、リアエンジンの時代は既に終わって居り、自力

で、フロント・エンジン車への転換は困難で、マイカー時代を前に、乗用車業界から永

久に撤退する羽目に成り、落胆した、開発担当社員が4人、ホンダにやって来た。

 

更にルノーは米国での小型車戦争でも、ワーゲンと覇権を争ったのですが、米車の取

り扱い説明書には、「ロスからベガスに行く砂漠を走る車は、OPの大型ラジエーター

を付ける様に」と記されて居たのに、ルノーは出稼ぎ人の米人の忠告を無視したの

で、砂漠でオーバーヒートでエンジンが焼き付いて続々ダウンし、「ルノーの墓場」と

云う名が付いたのです。そしてロンメル将軍の、アフリカ戦線での空冷戦車の技術を

引き継ぐワーゲンの圧勝に終わり、ルノーは米国からも撤退し、現在ジリ貧の日産の

11兆より少ない7兆円迄転落した。

 

其のワーゲンに勝ったのがホンダのシビックだったので、後日、燃料危機問題から、

米国で小型車が流行った際、小型車なのに、米国の衝突安全基準を上回る性能を持

つ車として、米国政府に取り上げられ、GMは、小型車の開発を急ぐ為、シビックを70

台買って、テスト場に並べて居た事が知られて居ます。日本でも、新車の開発には1

10台位試作し、其のコストは、量産車の約30倍掛かるので、シビック70台の価格は

試作車2台強にしか当たらないのです。その後英国の名門ローバーは、シビックの姉

妹機種「クイント」に、「ローバー」のマークを付けて発売、日本でも走って居ます。

 

其のホンダは、過って4輪界に参入する際の名刺代り出した二人乗りのスポーツ・カー「S600」は、圧倒的な宣伝効果は発揮しましたが、一台売ると2万円損する車で、大型2輪の儲けで支えて居たのです。詰まり、重量当たりの価格は、4輪の方が遥かに厳しく管理されて居たのです。そして次にホンダが開発した小型トラック「L700」は、売り出す寸前に成って、日産のサニーが売り出されたのですが、圧倒的にコスト・ダウンがされて居て、競争に成らず、既に生産済の「L700」は、社内用に配ったのです。ですから、日産のコスト管理が甘い筈が無い。問題はコストでは無く、商品魅力で常にトヨタに一歩遅れて居たから、販売台数がジリ貧に成ったので、其の余剰設備や、人員を抱えて居れば、赤字も溜まるでしょう。ですから、日産の再生の道は、トヨタに勝る魅力ある商品を開発して、「商品民主主義」に勝つ事でしょう。

 

ですから、フランス政府が、同じ負け組のルノーの雇用を守る為に、同じ負け組の日産の株を買い占めて、ゴーン氏を派遣し、戦時中の中島飛行機以来の工場や、2万1千人を首にして負債を返したのを、マスコミは「V字回復」と称賛するけれど、当時も、販売台数は全く増えて居らず、逆に減り続けて居たので、当時の自動車業界では

ゴーン氏の剛腕は見て居ましたが、「販売台数のV字回復の事実」は全くなく、業界では誰もゴーン氏を警戒して居ませんでした。

 

詰まり、ゴーン氏は、アマチュアの1ユーザーとして自動車好きだっただけで、メーカとして、「商品民主主義」に対する経験も技術力も、ファッション・センスも持ち合わせて居なかったのです。

 

そして、就任早々、譜代の家臣、立川スプリングと池田物産を切って捨てた事も有名ですが、乗用車は「走る応接間」と云われるので、車のシートは、応接間のソファーですから、車と乗客との接点として、最も重要な部品。然も応接間のソファーは、固定した床の上に乗って居るけれど、車の床は走ると揺れるので、「乗り心地係数」で評価され、ソファー依り高度な振動論が必要なので、其処を担当して居た「立川スプリング」は、トヨタ、ホンダとも付き合って居り、ゴーンだけが撤退し、代わりのメーカーも聞こえて来なかったのです。

 

そして、ゴーンではじり貧が止められず、日産社内では「此の侭ではホンダに抜かれる」との危機感から「日産の人間は理屈に強いけれど、一度理屈抜きでホンダの真似をして見よう」と云う運動が起こり、ホンダの私の所にも、日産に就職した大学の後輩が「生のホンダ・イズム」を教わりに来たのです。其処で私は「ホンダは断突トップのトヨタを研究して居るので、余り変わらない」と云ったのです。

 

其れは「トヨタは、ゴーンの様に、譜代の家臣を切り捨てるのではなく、近江商人の合

理化を指導し、育てて居る。トヨタの傘下に入れば、安定した数値が保障される代り

に、守衛所も通さずに入って来て『朝礼が長過ぎる』から、指導が入るのだそうだ。其

れを真て、ホンダの朝礼も、設計は1人3分以内、開発研究部門は5分以内、に決ま

って居て、超過する奴は、上司が割って入って止めさせる」と云ったのです。然しゴー

ン氏は、胸を張ってのビッグ・マウスだけで、黄色い人間のトヨタやホンダに学ぶ気は

無いらしい。例え気が有ったとしても「自動車好きの素人」では、現状台数の維持以上

の策は無いでしょう。

 

米国は広大な国土で、食料が余って居るので、大量の失業者が出ても餓死者は出ない。其れが州側(ステーツ・サイド)の「ベーシック・インカム」ですから、其の職場に向かない奴、役立たずは即日首にするのが当たり前で、何人首にしたかが、マネージャーのステータスで、其れで年俸が決まるのだそうです。

 

然し日本は、狭い国土の北方米作地帯ですから、餓死も有るので、気安く首に出来ないので、その対策は上記トヨタの社長の云う「儒教をベースとした経営」でしょう。

然し、ゴーン氏は、儒教を知らない外人の様で、上記の様に2万人強をあっさり解雇し

た。なのに、テレビは、トヨタの社長よりゴーン氏の方が「偉大な経営者」と云うのは、

日本のマスコミも、白人の前では口が利けない「逆レーシズム」では有りませんか。

 

一方、三菱は「ゼロ戦」を開発した「超名門」で、「東大出にあらずんば人に在らず」と云う会社で、特に三菱電機の特許出願のレベルは高いのですかが、其れが「商品民主主義」の世界には噛み合って居らず、パナソニックに負けて居る。戦後、連合国側は「日本とドイツを再び戦争の出来ない国にする為、一切の工業を禁止し、農業国にしよう」としたのですが、朝鮮戦争が起き、日本を共産主義の防波堤にする為、生活水準を上げる必要が生じ、其れまで中島飛行機の残党には、駐留米軍の自動車の修理しか認めなかったのに、新車の開発を許したのですが、既に三菱、いすゞ、日野、民生ジーゼル等自工会の顔として君臨して居たトラック屋は、「商品民主主義」でマイカー市場に参入する企業カルチャーを備えて居なかったのです。そして日本の独立に依って飛行機の開発も可能に成り、「戦時中の航空技術の継承」として「YS11」が作られたのですが。我々マイカー屋が乗って見てビックり、シートは軍用機の様で、機体の振動も酷く、ジャンボ機の様な空飛ぶソファーとは程遠いものだった。

 

其れから半世紀近く経って、次に国産機として登場したのは、三菱の国策プロジェクトでは無く、マイカーの「商品民主主義」から出発したホンダのプラィベート・ジェットで、発売後2年で世界一の生産台数にのし上がった。

 

一方、国営化したルノーは、軍事同盟NATOの指揮下に有り、其れが議決権を持てば、GMと同様、戦車や原発も開発もする業務命令が出せる。詰まり国鉄、タバコ等々、民営化の完成して居る、憲法9条下の日本の日産を、軍国主義を放棄して居ない、フランスの政府が支配する事自体が可笑しいでは有りませんか。

 

ゴーン氏のつまみ食いは、日産の売り上げ7兆円から見れば僅か。其れを罰しても、

「商品民主主義」の落ち零れの再建にはつながらないのでは有りませんか。

 

今時「マッカーサー」と云われても、知る人は少ないでしょうから、テリー氏は、生テレ

等々機会を捉えて、上記を、視聴者に説明して欲しいと思います。

 

上記「ルノーの墓場」が今度は日産を支配し、フランス政府の上から目線の殿様商売で、ハイブリッドの時代に、お客様不在の前のめりで、全バッテリー式に振って来た。然し、ホンダの経験では、米国の北部地域の冬は厳寒になるが、一般市民は脳溢血を防ぐ為、全館暖房で頭を温め、体は暑いので、冬でも半袖シャツで暮らす。そして半袖の侭で車に乗り込んで来るので、ヒーターの立ち上がりが悪いとクレームに成る。其の為ガソリン車は、燃料のエネルギーの1/3で駆動し、2/3を暖房に使って居るのです。然し、全バッテリー式ではヒーターを使うと走行距離が1/3に成るので、広い米国でバッテリーが上がって立ち往生し「日産の墓場」に成るのでは有りませんか。広大な米国では、「エンジンが止まると凍死事故が起きる」と云われて居るのです。

 

全バッテリー式は、「政府の、上から目線の温暖化対策」で、お客様から見れば「総論賛成、各論反対」でしょう。ですから、石油会社は、核融合発電でCo2をガソリンに戻す研究をして居るそうでは有りませんか。

 

自動車技術会永年会員、元ホンダ技術研究所主任研究員

3510005 朝霞市根岸台7-26-17  岡田元浩

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