技術立国への構造改革   2022/02/23 改定 岡田元浩

【ウクライナ】

 

歴史を紐解けば、西欧先進国の政治では、個人の感覚をベースとする「天動

説」が圧勝し「地動説」派は、長らく投獄されたそうで、その反省から、科学が登

場し、政治システムも科学的に説明出来る事が求められる様に成り、「共産主

義」と「資本主義」が生まれたが、其の長所、短所を比較すると、敗者を生まな

い、平等を重視する「共産主義」の方が、庶民の共感を得易く、ソ連の共産革命

が「世界に蔓延する」と云われ、其れを防ぐ為に生まれた「日独伊、防共協定」

に依り始まった「第2次世界大戦」では、本来水と油の様な「米ソ」が組んで勝っ

たが、勝った直後から、「米ソ」間で「冷戦」が始り、特に「平等」を唄った「共産主

義」が、世界中に拡散する様に見えたので、米欧先進民主主義国は、危機感を

覚えて、「冷戦」が「熱い戦争」に成るのを防ぐ為「NATO」を作った。その結果、

熱い戦争は防げる見通しと成った。

 

その結果、可能性の低い軍隊を待機させて置く事は、経費の無駄で、規律も

低下する為、当時の最高指揮官だった「ニクソン大統領」は、「近代社会への

挑戦」と云う、新しい戦争を提案したのです。其れは「交通機関」特に「自動車」は

近代社会に必須のツールですが、其の副作用として、毎年大勢の国民が、事故、

特に衝突事故で亡く成って居るので、「衝突工学」が求められ、具体的には、戦

後ドイツで発明された「エアー・バッグ」は、当初、「実験室的には、成立するが、

実車への適用は荒唐無稽」と云われたが、米国政府の努力で、今や日本の軽

自動車にも装着されて居り、保険会社は、性能審査無しで、保険料の割引に応

じて居るのです。

 

此の為、ニクソン大統領は、「ネートー・カンファレンス」と云う、国際軍事会議

を招集し、会員外参加者として、トヨタ、日産、ホンダも招待し、394頁に渡る

議事録を発行しましたが、ホンダの参加者の末尾にはエンジニアとして、小生の

名前も有り、 参加各国の代表は、軍人では無く、自動車工学の責任者で有り、

多くの写真を含む、各国の衝突テストの結果を説明して居る。更に米国政府は、

会議に先立ち、GMに、衝突工学の教科書を作らせて、全員に配布し、参加者に

GMとフォードの衝突実験場を見学させたのです。

 

その結果生まれた、「連邦自動車安全法」が、世界の法規の基準と成り、

更に其の中で、ホンダの小型車「シビック」が、フルサイズの米車を対象とする

衝突性能に合格した事は、官報にも載り、法規の基礎に成って居る。

 

ですから、其の自動車工学は、日本経済を支える「アベのミックスの4番バッ

ター」と云われ、遂に「レーガン大統領」の時代に成って、「ベルリンの壁の崩壊」

に至るのです。

 

ですから、ウクライナが、ネートー寄りを目指すのは、「ソ連に対抗する軍備」

では無くて、日本と同じ隣国がネートーを通じて手に入れた、先端自動車工学

でしょう、

 

ですから、プーチンが、武力でネートーと手を切らせても、再び第2の壁の

崩壊に至るだけでは有りませんか

 

中国も、先端技術的には、宇宙開発等で背伸びして居る様ですが、北京オリ

ンピックでは、   金メダル候補の埴生選手が前走の選手の穴に嵌って4位に

終わったり、金メダル寸前のパシュートの末尾も溝にはまって転倒したそうです

が、中國の政府は無視。そんな民度の低さでは、未だオリンピックを開く資格

が無いでは有りませんか

 

技術立国への構造改革  2021/12/24 改定  岡田元浩

 

立憲民主党 枝野、永妻、山中竹春、松原 仁、各先生 宛投書

        cc:  山猫総合研究所 三浦ルリー 先生

 

後述の様に、日本の技術立国に依る再軍国化阻止の為、マッカーサーの

押し付けた、「技系法」無視の新憲法のせいで、民主選挙では、自公の様な

「文系独裁政権」しか生まれなく成った。

 

その対策としては、野党に、事故から国民を守る「技系法」の不在、先進法

治国に有るまじき無法状態を訴えて欲しいのです。

 

【技系公約  その8 大阪の病院火災】

 

今回の火災のビルは、日本の消防法には違反しないそうです。其れは、バイ

デン大統領が、民主主義国を集めて会議をやったら、中國も「うちらも民主主義

だ」と云ったそうです。 詰り、米国国歌は軍歌なので、歌詞はドンパチですが、

米国の国是を示すのは、カラオケにも有る「アメリカ」と云う唄で、其の歌詞は、

「我が国は、亡きピルグリム・ファーザーの遺志を継承する、自由の国で、山の

木々のさえずり迄、自由を謳歌して居る・・・」と云うのです。

 詰まり、米国は「自由主義国家」ですから、個人の安全を守る手段の選択は個

人の自由で、個人の権利と責任なのです。然し、日本の政権政党は「自由、民主

党」詰まり自由主義が第一目標の筈ですが、実態は、江戸時代の官僚主義の侭。

国民の安全は、官僚が法律で守って呉れると思われて居る。でも実は政権は、

竹中平蔵先生の云う「山の国」、詰り、公共事業が唯一の地場産業で有る様な地

方の票に支えられて居る。そして「アベのミックスの4番バッターは、大半を先進

国に輸出して居る自動車産業」と云われて居ますが、其の票田で有る「海の国」

からは、総理や、各大臣が出せない構造なので、国民の安全を守る「技系法」は、

政権からも、官僚支配からも阻害されて居る。そもそも、自働車が勝ち組なのは、 

労働者一人一人に国際的生産性の彼我検定を架して居るからですが、自民の

議員は、大半が世襲制、先祖伝来の土地の広さで一票を決める、民主主義成

らぬ「土地主主義」ですから、人口流失が止まらず、違憲状態の是正も不可能。

 

然しアメリカは、自由の国ですから、銃の所持さえ個人の自由。安全設備に

幾ら投資するかも、各人の懐具合を基にして、周囲との「彼我検定」も考慮して

決める。其れは、「トレード・オフ」と云うのですが、日本は、封建制度に続く官僚

支配の為、明治時代から、日本人のカルチャーにはないので、訳語がなく、

戦後「全体最適」と云うホンダ用語が最初の訳語だそうで、最近、野党議員は

使うけれど、自公は使わない。

 

具体的には、米国では、田舎の小さいホテルでも、廊下の端には、必ず、赤

い小さい箱が有って、中に赤く塗った小さい斧が入って居て、火災の他、ドアの

鍵の故障時にも斧で壊して開ける。然し日本のホームセンターでは、赤い箱も、

赤い斧も売って居ない。自民党の票田で有る田舎の「木と紙の家」には必要な

いでしょうが、外国では常識ですから、都会の雑居ビルには必須でしょう。年末

で、経理の一部をふるさとに還元する「ふる里納税」がテレビを賑わして居ます

が、「赤い斧」は出て来ない。又、「海の国」は、先進国への輸出で支えられて居

るので「NASAの信頼性工学」が当たり前で、其の第一条は、「シングル・フェー

ラー・ポイント(SFP)」と云って、一つの故障で人が死ぬモードは禁止なのです。

ですから、自動車業界では、バスの後席には脱出ようのドアが当たり前。然し

輸出比率が、先進国の1/3しか無い自閉症の土建業界では、ホーム・センター

に行っても、赤い斧すら存在しない。

 

そして、自由主義国、米国の企業は「経営がはたんしない限度の安全対策費

は幾らなのか。其れに比して妥当な支出をして居るかのトレード・オフ」が求めら

れるのです。其の点、此の病院の院長には、「自分を含む、多くの患者の命の

安全に係る安全対策費は、自由主義国では、消防法ではなく、自己責任で計

上すべき支出項目だ」と云う発想が無かったのでしょう。

 

少しでも、その発想が有れば、今回の死者の多くが焼死でなく、煙だそうです

から、先ずは、紐を引くとフックが外れて、自重で自動的に開く(後述の様に、渋

沢栄一先生が評価した「常時付勢」式の)排煙窓が有れば助かったかも知れな

い。更に、斧でガラスを割った後。「ザイルとカラビナ」、「縄梯子」、「隣のビル

へのステンレスの吊り橋」、「隣のビルのガラスを、外から斧で割った際に鳴る

サイレン」等のコストは、人命より充分安い筈でしょう。

 

そもそも、本事件の犯人は、ガソリンを撒いて、ライターで火を付けたそうで

すが、此のビルは、ガスが引いて無かったそうで、空調は電動のヒート・ポンプを

対象にして居た筈ですが、其れを、入口近くに、勝手に大型灯油ヒーターを持ち

込んで居たそうで、其の時点で、既にSFPでは有りませんか。

 

更に、此の犯人は、京アニ事件を参考にしたそうですが、大正時代に、既に、

デパートの上層階へのエスカーターの開口部はシャッターで閉じる事が求められ

て居ましたが、100年後に作られた京アニビルの螺旋階段には、上層層階への

シャッターが無かったらしい。

 

【技系公約  その9 シェルター】

 

 米国で大きな竜巻が有った。 

歴史を紐解けば、日本では、戦時中の物資不足の時代でも、防空壕は完備

して居た。私の通った都立城南中学でも、真新しい鉄筋3階建て校舎の地下に、

立派な防空壕が有って、空襲警報時には、容易に全員が収容出来た。通学路

の麻布10番通りにも歩道の敷石を剥がした防空壕が点々と有って、歩行者全員

が収容出来た。

 

 報道に依ると、「米国の竜巻街道には、地下シェルターが普及して居て、地上

の住宅は壊滅しても、住民は無事」なのだそうです。更に冷戦時代、金持ちは

其れを核シェルターに改造し、何日も地下で生活出来る様にしたそうで、更に

日本の東北大震災を見て、再びシェルターの売れ行きが良く成ったのだそうです。

 

なのに、日本では、東北大震災は、箱物政治家の焼け太りのネタにされ、対策

は堤防しか登場しない。然もその高さは、予想される津波の高さに関係無く、

箱物予算から勝手に9メートルに決まって居り、全然理屈に成って居ない。後は

「堤防を宛にせず、高台に逃げろ」と云うのだが、津波警報は必ず来るとは限ら

ず、殆どは空振りで、来るまでの時間も様々ですから、本当に来る時には渋滞で

間に合わない。そして津波の後を見ると、建屋の布基礎は残って居るので、戦時

中の地下壕が有れば助かった筈でしょう。

 

問題は、戦時中の防空壕と違うのは水圧が掛かる点ですが、津波は30分で

引き波に変るので、その間の酸素を確保するのは簡単で、堤防の様に津波と

の高さ比べが無いので、確実です。

 

然し、マスコミは、米国の竜巻で壊れた家屋や、死亡者数は報道するが、シ

ェルターの普及率や、助かった人の報道は皆無なのです。

 

2021/11/10 改定

 

選挙直前に、ファイザー・ワクチンの副反応の心筋炎と思われる病気で入院し

て居る間に、選挙が終わって仕舞いまいました。勿論下記私見は、選挙結果に

関係しないかも知れませんが、全力で応援出来なかった事は、痛恨の極みです。

未だ参議院選も有るので是非,下記私見をご笑覧下さい。

 

先の横浜市長選挙の大勝利は、国会図書館にも有る私書「技系主導政治が

日本を救う」に、日本国民が目覚めた証かと思って居るのです。

 以前から、「総得票数は野党の方が上なのに、自民に政権を取られて居のは、

作戦が不味いからだ」と云われて来ました。以下の小生の提案する「公約」は、

其の作戦です。

 

歴史を紐解けば、西欧先進民主主義国では、民主選挙では「天動説派」が

圧勝し、「地動説派」は、長年投獄されたそうで、其の反省から、故ソルジェ・ニ

ーッイン氏も、「民主主義は崇高な『理念』では無く、政治の暴走を防ぐ『手段』に

過ぎない」と云われました。詰り、民主主義はブレーキ機能だけですから、エン

ジンが着いて居なければ、文明は前に進まない。

 

其処で先進国では、「PL法」と云って、国民を2つに分ける「差別制度」を考

案した。詰り「(技術的)素人」と、「素人が思い付かない科学的、技術的知見を

有する人」とに分け、法律も「文系法」と「技系法」とに分けたのです。

 

そして更に「米国憲法第1条」では「特許制度に依る技術革新」が政治家の

責任の一端とされ、其の条文は、明治維新の80年前から有り、リンカーン大統領

も船の特許を持って居たそうで、「黒船」は其の産物だったのでしょう。然し、当時

の日本は鎖国だったので、日本国民のカルチャーには成らなかった。そして、今

でも米国の国会議員は弁護士出身者が多いそうですが、彼等は先ず「技系法」

を理解する為に必要な、先端技術を学んでから、「技系法」を学び、其れから

「文系法」を学ぶ「二刀流」、なのだそうで、米国では「連邦議会国会の公聴会」

でも、欠陥車事件等、議員が直接、技系事件の件の審議をして居るのです。

 

然し、戦後マッカーサーは、日本が技術立国から軍事国家に戻るのを嫌って、

其の条項を抜いた新憲法を押し付けた。そして、日本国民も、戦争に負けたシ

ョックから、「手段」に過ぎない「民主主義」を、唯一の崇高な「理念」として頂戴し、

今でも与野党共、多数の国民の共感を得るには、「民主党」と云う名前が必須で、

其れに「自由」とか「立憲」とか、定義不明の冠詞を付けて居る。

 

当然、民主選挙で選ばれた政権は(技術的)素人の代表「天動説派」に成る。

きょうび、「天動説」と云うと、素人でも笑うけれど、ハイテク革命下の今日、民主

選挙では、先端技術に無知な「文系独裁政権」しか出来ない。

 

そして、ネットに依れば、自公政権内では、理論的で理屈っぽい、PL法の知

見者側は排除され、出世出来ないのだそうです。

 

更に、日本は議員内閣制なので、行政官僚を指揮する大臣も「文系独裁」に

成る。特に裁判に指揮権を持つ、「法務大臣」や、交通安全に指揮権を持つ

「国交大臣」も、(技術的)素人の投票で選ばれて居る。勿論法廷に「技術鑑定人」

を呼ぶ事も可能ですが、鑑定人には「司法資格」は無く、資格を持つ検事や判事

や、裁判員は「技系法」を知らない。

 

 

其の結果、「自公、文系独裁政権」で、世の中は回って居る様に見えるけれど、

実は、折角の「ハイテク革命下」で、国民に提供されるべき技術サービスが抜け

落ちて居り、「マスコミ」や、「ワイドショーのコメンテーター」も、「文系独裁」です

から、国民は、下記、テレビに登場する、事件の判決が「可笑しい」と感じながら、

具体的な問題点を知らされずに居る。ですから、是等を列挙した、上記私書を読

んで、産経新聞の書評の他、ブログ 運営する一主婦からも、「さまざまな不可

解な事故・事件の謎が すべて解けたように思います。とにかく視界180度が

一気に360度へと開けたような 雷にでも打たれたような衝撃と言うか 感激で

す。」との書評を頂いて居るのです。

 

其れは、「自公文系独裁政権」と、其れに従う「文系独裁マスコミ」が握り潰し

て来た「技系法」を開示したからです。然し、上記私書の例題はもう古いので、最

近の話題に付いて、指摘したい。其れに依って政権交代の必要性を国民に訴え

て欲しいと思います。

 

【技系公約 その1 池袋事故(左足ブレーキ)

 

此の事故で、被告、検察とも上訴せず、刑が確定したそうです。

 

しかし、テレビで、裁判を見ていると、自公の法務大臣の思考する法廷は、

江戸時代の「お白洲」の様。もち論、其れは裁判の起点では有るけれど、大臣は、

国会で、「個々の事例にはお答え出来ません」と云うので、法務大臣が、訴訟指

揮権を使って行う業務の目的は、個々の殺人犯に刑を科す事では終わらず。

全国民の安全を図る事でしょう。

 

そして、マスコミは、妻子を殺された夫、松永氏の悲しみだけを特科して報道し、

法廷でも、彼に直接質問する場を与えて、ガス抜きを図って居る。松永氏も、「殺

された妻子が浮かばれない」と云って居ますが、彼もPL法の云う「素人側」です

から、「飯塚被告が踏み替えミスを認める事」を目標にして居る様だ。然し、死ん

だ母子は返って来ないので、目標は、続発する踏み替えミスに依る死傷事故を

防ぐ事でしょう。

 

一方、飯塚被告は、PL法の「知見者側」それも、「趙上級国民」ですから、

「自公、文系独裁政権」の盲点を知って居る。ですから、被告は、「アクセルが戻

らなく成ったのを目視で確認し、同時にブレーキも利かなく成った」と主張して

居る。検察も、トヨタも、「事故後の車に異常は無かった」と云って居るが、事故の

瞬間だけ、アクセルとブレーキが同時に故障し、事故後に直った」と云うケースは

「間歇故障」と云って、天文学的に確立は低いが、「絶対無い」と云う証明は出来

ない。ですから、裁判官も判決文で、飯塚被告の「態度が悪い」とは云って居る

が「お前は嘘を突いて居る」と迄は言及しておらず、殺人事件にしては、「禁固5

年」と云う、破格に軽い刑にして居る。常識的に見れば「非証事件」と云って、

「司法の負け」でしょう。

 

司法は何故負けたのか ・・・

 

其れは、平成7年に、日本が先進法治国に参入する為に、輸入施行した「技系

法のPL法」を、自公文系独裁政権が握り潰して居るからです。

 

 詰まり、PL法の求めて居るのは「リスク・マネージメント」で、其れは「NASA

の信頼性工学」とも云われ、其の要点は「シングル・フェーラー・ポイント(SFP)

と云われ、一つの故障から装置全体がダウンする箇所を捜し、SFPとして重点

的に対処するのです。そして、SFPが存在する以上、幾ら金を掛けて、対策して

も、信頼性を100%にする事は困難ですが、モード自体を無くして仕舞えば、只

で信頼性を100%にする事が出来るので、可能なら、その方が上策とされて居

ます。

 

然し、上記の様に、戦後の日本では、マッカーサーが、日本の再軍国化を阻止

する為に、「民主主義」を「神聖な理念」とした様に、「中央集権」で国家がまとま

るのも阻止する為、「地方分権」を押し付けたのです。然し戦後の「ハイテク革命

」に対して、各地方が「分権」で対処しようとすれば、膨大な重複研究投資が必要

に成るので、自動車、家電等の戦後のハイテク界、の技術開発には「中央集権」

が必須で、特に自動車は世界の運輸省を任じる米国の開発した「連邦、自動車

安全法」を世界中の先進国が導入すると云う、「国際的、中央集権」に成って居る

のです。

 

然し、日本では、上記マッカーサーの呪文に拘って、「地方分権」も、神聖な理

念として居る。当然、地方にハイテク革命下の自動車工学に対応する経済力は

有りませんし、「自公文系独裁政権」の国交大臣は、上記「連邦自動車安全法」な

ど全くフォロー出来ません。然し、エイズ事件で、松村製剤課長は、国会で、「権

限は有りますが素人ですから」と云い、国会議員もPL法の素人側だから、異議

が出なかった。

 

同様に、自動車も、権限だけ有って、運転免許の定期検査だけ有って、其処で

売り付ける教科書は、戦前の軍用トラック時代の技術の侭。戦後の「2ペダル」

「SFP」等の「リスク・マネージメント」の記述は無く、著者の名前も無いのです。

 

具体的には、戦前の3ペたるの4輪車でも、飯塚被告の云う様な、「間欠故障」

で有っても、検察の云う「踏み間違い」でも、「暴走を招く」と云う結果は同じです。

然し戦前の車は、其れが「SFP」に成らない様に、3重安全に成って居た。

 

第1の手段は、緊急時、左足でクラッチ・ペダルを踏めば、優先割り込みで、

動力系を切るので、今回の様に、時速96キロ迄加速する筈は無い。

 

  然し、2ペダル車に成って、クラッチ・ペダルが無く成ったので、踏み替えミス

が直接暴走を招くSFPとして、タクシーの様な2種免許の事故も報じられる様

に成った。

 

 更に、2ペダル車のパーキング・ブレーキは、変速器内で歯車に爪を噛ませる

方式に成った為、操作が軽く、然も引く力が弱いとクリープと云って勝手に動き出

したりしないので、安全です。然し、構造上、当然、走行中には使えないので、踏

み間違いの救済には使えなく成りました。

 

第2の手段は、従来の3ペダル車は、センター・コンソール上に「サイド・ブレ

ーキ・レバー」が有り、其の握りは、西部劇のガンマンのピストルの握りの位置

に有り、カー・インテリは、始業点検時、速やかに握る訓練をして居たのです。

 

然し、チェンジ・レバーをセンター・コンソール上に設けると設計上有利な為、

飯塚被告のプリウスを含め、殆どの車の、「サイド・ブレーキ」は、左足でしか踏

めない位置の「ペダル式」に成ったのです。従って通常ブレーキも、左足で踏

む様に習熟して置くのが、信頼性工学の基本です。なのに、自公、文系独裁

政権下の国交大臣は、傘下の自動車学校に左足ブレーキ教育を禁止し、教習

用のクラウンの、「ペダル式・ブレーキ」を、OP部品を使ってセンター・コンソール

上に改造させて居るのです。

 

 第3の手段は、「エンジン・キーを切る」事です。自動車に限らず、自動的に動く

装置には、制御系の故障で暴走するのを防ぐ為、制御盤の正面の目立つ所に、

通称「きのこ」と云って。赤いきのこ型をしたボタンを設けるのが「工業常識」で、

「きのこ」は、押すと、機械的に電源を切りっ放しと成り、ねじると復帰する。機械に

依っては、突然電源を落しては危険な装置も有る為「軟着陸シーケンス」を設

ける。

 

以上3つの手段は、2ペダル車を、踏み替えブレーキで使う場合のSFP対策

の基本ですが、国交大臣の権限で発行される著者名不記載の自動車学校の教

科書には全く書いて無いし、飯塚被告の云う「間歇故障」も、今回の暴走殺人に

繋がらないのです。

 

数年前、一部のトヨタの車のエンジン・キーが、一回押すとONに成り、次に

押すとOFFに成る様に成って居たので、輸出先でアクセルが戻らなく成って、

慌てて何回も押したので、ONかOFFか判らなく成り、衝突して一家全滅すると

云う凄惨な事故が有り、トヨタの社長が、米国議会の公聴会に呼ばれた。詰り、

自働車も、緊急時、機械的に電源を切る機能が必須なのです。

 

 そして、戦後、GMのビュイックを先頭とする自動変機が登場し、「イージー・ド

ライブ」として、急速に普及した。「何がイージー」なのか? 其れは、従来の踏み

替えブレーキの場合は、「防衛運転」の人は、前方の車間距離が詰まって来たら、

右足をアクセル・ペダルから離して、ブレーキ・ペダルの上に素早く移動させて身

構える。若し必要が無かった場合は、アクセル側に戻すので、右足は常に素早く

移動させる為、緊張状態を維持する為に、不要の疲労を招き、ベンツ社も云う様

に、「不様な疲労が事故を招く」のです。

 

 詰まり、2ペダル車は、左足ブレーキとセットなので、「踏み替えブレーキでも

平気だ」と云う人は、「防衛運転」をして居ない「危険ドライバー」なのです。

 

 但し、左足ブレーキにも、特有のフェーラー・モードが有る。其れは左足に切り

替えた直後、ブレーキを元のクラッチの様に「ガクン」と踏む場合が有る。又、緊

急時、アクセルと、ブレーキを同時に踏む場合も有る。其の際はトップ・ギアの

駆動力よりブレーキの方が強いので、殆ど実害は無いが、止まる寸前に自動変

速機がローギアに成るので、「ガクン」と止まらず、クリープと云って、「ズルズル」

と前進しようとする。然し低速域の話で、一度体験すれば治る。

 

一方、「左足ブレーキ」だけの長所は、雪道でスタックした場合に、自力で容易

に脱出できる事です。若し前進でスタックした場合には、ギヤをバックに入れ、

ブレーキを踏んだ状態でアクセルを若干吹かし、ストール状態にして、一瞬ブレ

ーキを放して、又踏む。次にギヤを前進に入れて同じ操作を繰り返すと、段々

移動巾が拡大して、遂に、自力脱出出来るのです。

 

スタックだけでは有りません。左足ブレーキの方が、乗客にショックを与えない

滑らかな運転が出来るのです。今から半世紀前、初めての海外出張で、シドニー

に行った時、有名なF1ドライバー、ジャック・ブラバム氏のホールデンのATに乗

せて貰ったら、彼も左足ブレーキだった。其の後、再三の海外出張で、踏み替え

ブレーキの外人に逢った覚えが有りません。そしてアメリカ人から、私の運転は、

アメリカ人の様に(滑らかだ)と褒められる。そして半世紀前から、対米輸出車は、

左足が常にブレーキ・ペダルの上に有るので、靴の重さで、ブレーキが引きづり

気味に成る為、ブレーキの戻しばねが少し強くして有るのです。

 

そして、理屈はともかく、事故統計から優劣は明らかな筈で、池袋事故の後にも、

タクシーの様な2種免許を含め、踏み替えミスに依る暴走事故が続発して居るの

に、左足ブレーキに依る事故は、全く報道されない。

 

然し、科学警察研究所には、全国の警官が提出した生の事故調書が完備して

居る筈で、米国の統計を含め、左足ブレーキの方が桁違いに安全な事は明らか

な筈で、其れを握り潰して居るのは、戦前の自動車工学で止まって居る、自公

文系独裁政権が決めた「国交大臣」でしょう。

 

其処を直して、国民に先進国レベルの安全を提供するには、議員内閣制です

から、選挙で全国民に訴えて、内閣を変える必要が有るのでしょう。

 

過って私がホンダ技研の主任研究員時代、前車のブレーキ灯か付いてから、

自車のブレーキ灯か付く迄の時間を計ったら、踏み替え運転の場合、若くて、素

早くて、有名な人が、0.2秒で、左足ブレーキの場合は、高齢免許取得で一

番遅い人が、同じ0.2秒でした。脈は計って居ませんでしたが、踏み替えの

0.2秒は、高度に緊張した場合で、老人には真似は出来ないので、高齢者は

左足ブレーキに決まって居るのです。

 

そして、一時期、自動車学校には、上記道交法26条に対応して、画面を見

ながら、急ブレーキを踏む「台上試験器」が導入されたのですが、中止に成って

仕舞いました。左足の方が明らかに早く、老人の操作遅れをカバする事が明らか

に成ったのを隠蔽する為でしょう。

 

然し、科警研に有る、事故記録を見れば明らかな筈です。

 

 

【技系公約 その2 京王線放火事件(軟着陸シーケンス)

 

そして、問題は自動車だけでは有りません。最近、京王線で放火、傷害事件

が起きた。其の際、運転手が急ブレーキを掛けたが、停車位置がホーム・ドアを

若干過ぎて居たので、ドアが開かず、被害を大きくしたそうです。其の際は、運

転席で上記「きのこ」を押せば、「寸動、軟着陸シーケンス」が機能し、寸動でバ

ックし、位置を合わせて、扉を開くのが、工業常識ですが、自公文系独裁政権

の任命した国交大臣はそう命令しなかったそうです。

 

【技系公約 その3 シートベルト(余命)

 

そして、「自公、文系独裁政権」内の、「理論的知見者側排除」は、上記左足

ブレーキだけでは有りません。日本の統計に依れば、中年の男性が、シートベ

ルトを締めれば、平均寿命が4時間伸び、灰皿を外せば15年延びる事が判っ

て居るのです。然し、ネットに依れば、今回の自民単独過半数は「ヤニ族」と云

われる「葉タバコ農家」に支えられて居るのだそうで、其の自公が作った「現行、

技系法」では、ベルトを締めなければ、電柱の陰から警官が飛び出して来て「1

点」の減点に成る。其れなら、灰皿を外したら、「約3500点」増点すべきてしょ

う。全然理屈に成って居ない。

 

 更に、米国では、ベルトに変る「エアー・バッグ」が先端技術の中心に成って

居るのに、日本の自動車学校の講義には登場しない。然し、日本でも、保険会

社は、技術抜きで、各社、各車種毎に、事故で支払った金額を、加入者数で割

って、機械的に保険料を決めて居るので、「エアー・バッグ付車」と云うだけで、

技術審査無しに、保険料が割り引かれる。然し、日本の国交大臣は、バッグは

無視。車検でも無視。バッグが付いて居ても、ベルトを締めて居なければ、一

点引かれる。

 

 野党は、こんな野蛮国の「法務大臣」と「国交大臣」の責任と、対策法案、を全

国民に周知させて欲しいと思います。今回の選挙で、共産党との共闘が問題

に成りましたが、此れ等の「技系公約」は、「文系」の思想信条とは関係無いでし

ょう。

 

【技系公約 その4 煽り運転事件(メトロノーム)

 

平成29年()1680号事件」で、「石橋和歩被告に煽り運転で、懲役18年の

判決」が下り、直接轢き殺したトラックの運転手は、不起訴に成りました。其れに

付いては、法学部教授等から「法解釈に無理が有る」との異議が出て、遂に高裁

からも、差し戻しに成り、司法の結論は出て居ません。

 

何処が可笑しいのか ・・・ 

其れは、途上国の「技系法」は、「設計基準(デザイン・ルール)」と云って、設計を

規制する為、上記「米国憲法第1条」の、技術改革を阻害するので、米国など先

進国の「技系法」は、「性能基準(パフォーマンス・スタンダード)」と云って、設計

手段は自由で、結果を求めるのです。そして上記8月の「生テレ」の最後で、

「田原さん」も、「政治は結果だ」と叫んで居ました。

 

其処で、日本の道交法のブレーキ性能も、「追突回避」と云う結果だけを求め

る様に成りました。即ち、道交法第26条 (車間距離の保持)第一項には「車両

等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その

車両が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避ける事ができるため

必要な距離を、これから保たなければならない。」と記されて居ます。詰まり、

此の法律の表題は「車間距離の保持」と云いながら、「追突を避ける」と云う、

結果だけを求めて居る。

 

なのに、横浜地検は、単なる「悪ガキ」に過ぎない石橋被告を殺人犯に仕立

てる為、上記、「道交法26条」で禁止されて居る、追突事故に依って、直接萩山

夫妻を轢殺した、トラックの運転手を不起訴にし、氏名さえ非公開にした。

 

そもそも、日本の司法制度では、検事が「不起訴」と決めれば、裁判官の手に

渡らない。事実上「検事判決」なのです。是に対し「検察審査会」制度も有るけ

れど、其れも却下かどうかは、法廷前手続きだから、審議の結果は、「不起訴通

知」だけで、法的根拠は公開されない。

 

そして、起訴されれば、公開の法廷で審議される建前ですが、傍聴出来るの

は抽選に当たった人だけ、然も、審議内容は「乙何号証」とかで、文書の内容は

判らないし、ネット上で検索する事も出来ない。

 

 其処で、此の法廷で、検察は、26条の様な「技系法」を無視して、「文系法」

だけで裁こうとして居る。詰り「文系法」では、「犯罪は犯人の悪意」詰まり犯意

に依って起きるとされ、「犯意なき者は是を罰せず」で、犯意が無い過失で有れ

ば、福知山線脱線事故や、軽井沢のスキーバス転落事故の様に、運転手を

含め、大勢殺しても、弁護士側は、「PL法の云う(技術的)素人側ですから、(

術的リスクは)予測出来ませんでした」と云って無罪を主張するし、検察側も何

とか「犯意」を探そうとし、砒素入りカレー事件等では「愉快犯」にするらしい。

 

 ですから、本件の横浜地検も、(恐らく、トラック側の担当弁護士も結託して、)

萩山夫妻を轢き殺した直接犯には「わき見」と云わせれば、「犯意のない過失だ

から不起訴」で、殺人の全責任は、石橋被告に負わせる、筋書きに成るのでしょ

う。

 

 然し、其れは刑事訴訟法に矛盾して居ませんか。詰り先進国の法規では、「免

許を取って、車を運転する」と云う行為が「作為」で有って、其れに伴い「道交法

26条で禁止されて居る追突を起さない義務」や、「其れに伴う殺人防止」だけの

不作為は、認められないのだそうです。

 

 更に、皇后陛下の母校ハーバードの教科書が有名な論理手法「KT法」は、

「技系法」の基礎で、「アベのミックスの4番バッターと云われ、日本経済を支え

る中核と成って居り、自動車、家電業界に普及し、外注企業まで、会議は全て

KT法用語で行われて居り、其の基礎ルールは「ステートメントの分離」と云いま

す。そしてKT法の教科書の冒頭では、「対策の異なる問題、特に、対策案が真

逆だったりする問題を、一括で議論しようとすると、会議が長期化したり、正しい

結論が出なかったりするので、特に、詭弁を弄して、白を黒と云い包め様とする

人は、ステートメントの分離を嫌って、団子で議論しようとするので、会議の冒頭

で排除する必要が有る」と記されて居ます。

 

 そして、過って週刊誌に、「検察庁もKT法を導入して居る」と書かれて居まし

た。確かに現場の警官が、交通事故を調べて、被害者と加害者を識別して、

検察に送る調書を作成する際には、「ステートメントの分離」に従い、下記の3つ

の質問をするそうです。

() 貴方は何時相手に気付きましたか?

() そして、どう思いましたか?

() そして、どうしましたか?

そして()に答えれば、「認知ミス、認知遅れ」に、 

()に答えれば、「判断ミス」に、 

() に答えれば、「操作ミス」に、当たるそうです。何しろ、周りの車がす

いすい走って居る中で、自分だけ事故を起こした物理的現実が有るので、所詮

勝ち目は無いので、最初は「俺はちっとも悪く無い」と胸を張って居たのが「悪う

御座いました」に変わる筋書きなのです。 

 

 そして、刑事訴訟法の規定に従って、全国の警官が、上記KT法のフォーマット

に従って作成した、事故調書は、科学警察研究所に保管され、事故防止の研究

に使われ、同時に、自動車会社の研究所にも、安全対策の研究の為の閲覧が

認められて居るのです。

 

 ですから、本追突事件に付いても、石橋被告や萩山夫妻の車は、「突然止ま

った」のではなく、後続車は2台有って、進路を変えて、「道交法第26条で禁止

された追突」を回避し、3台目の車が、追突殺人を犯したそうですから、事故調

書には、上記KT法のステートメントの分離に従って、「貴方は、前の2台が車線

を変えて追突を避けたのに、3台目の車は何時気が付きましたか?、そしてどう

思いましたか?、そしてどうしましたか?、3段階に分けて書いて有る筈でしょう。

 

 其処で、問題なのは、「道交法第26条」には、「追突事故の禁止」が唄われて

居ますが、其の責任は「ステートメントの分離」に従って、二つに分けられる。

 

詰り、「道交法第26条」では、「後続車の追突行為」を禁止して居るのに、横浜

地検は、追突に依る殺人事件の実行犯を「不起訴」とし、「追突」して居ない石橋

被告を殺人犯にした。でも警察庁は、其れに同調せず、此の事件は「過小車間

距離の蔓延の結果」とし、高速道路上で1万件を超える「過小車間距離」の検挙

を行ったそうです。此処で既に、横浜地検の不正な法適用が明らかでは有りま

せんか。

 

詰り、26条では、主として高速道路上の、トラックの運転者に「追突事故」を禁

止して居ます、然し、高速道路上の運転者にして見れば、「追突事故」は結果で

有って、其の為の手段は、「必要車間距離の保持」で、其の為の手段は「必要車

間距離走行時間の保持」です。然し、高速道路では「時速50キロの低速制限」が

有るので、ベテラン運転者でも、高速道路上で合法的に急停車の経験を積む事

が出来ません。

ですから、唯一経験出来るのは、料金所で、前車が普通ブレーキで停車する

場合だけです。

 

従って、「必要車間距離」や、其の距離の「走行時間」は、高校の物理で教わる

程度の計算ですが、運転者が暗算で求める事は困難ですから、自動車会社が既

に車1台に100個積んで居ると云われる、マイクロ・コンピューターを使って計算

し、「メトロノーム」で運転者に知らせる必要が有るので、その計算値、「メトロ

ノーム」の時間間隔は、弁護士事務所から事故の裁判例も考慮した価が、下表

の様に、ネット上で公開されて居ます。

 

実速度 km/

100

100

100

100

路面

乾燥()

雨 ()

雪 ()

氷 ()

μ

0.8

0.45

0.15

0.07

乾燥路相当速度

100

133

231

338

横滑り危険度

1.8

5.3

11.4

制動距離 m

49.2

87.5

263

562

空走時間 秒

0.75

0.75

0.75

0.75

空走距離 m

20.8

20.8

20.8

20.8

停止距離 m

70

108

283

583

10

メトロノーム周期 秒

2.5

3.9

10.2

21.0

 

詰り、ドライハーは、路面状態を目視で判断し、上表の2行目に示す様に「乾燥、

雨、雪、凍結」に分けてスイッチを切り替えます。

 

ドイツでは、安全車で有名なベンツ社も、「自動車は、タイヤと路面との摩擦力

に頼って居るので、最新のハイテク機器を使っても、安全には限界が有る」と云っ

て居ます。然し、日本のテレビでは、「自動運転時代が来た」かの様な、前のめり

の広告も有りますが、広告画面の下には、「常に前方に注意を払い、状況に応

じて、ハンドル操作をする必要が有ります」と云うテロップが一瞬出て消えるので、

録画して静止画にしなければ読めませんが、自動運転側が、最終責任を取り、

警察が飲酒運転を許可するのは、未だ10年単位先で、当分「メトロノーム」の

みが、唯一の現実的手段なのです。

 

更に、山道等では、路面が乾いて居ても、山影のカーブのみ氷結して、其の上

が泥で覆われている場合もあり、当分、路面状態の自動判断は無理なのす。

 

そして、現在、高速道路での実態調査に依れば、定期便等のベテラン・ドライ

バーは、「2秒間走行距離」の車間距離で走って居るそうで、「秒間走行距離の

車間距離を取る」と云う発想は、既にベテラン・ドライバーに浸透して居る様です

が、問題は、上表の10行目に示す様に、「必要車間距離時間」は、乾燥路でも

「2.5秒」ですから、不足した価が蔓延して居るので、法の求める「前車の急停

車」に遭遇すれば、事故が防げないのです。

 

其れは、ベテランでも、法規が求める「前車の急停止」の経験がなく、前車

が料金所で、「普通に止まる」際の経験に引っ張られて居るからでしょう。まして、

雪道では「10.2秒」と、大巾に伸びるのですが、其の認識は更に薄く、ですか

ら、北海道庁も警告する様に、高速道路で雪が降ると,「大玉突き事故」が起き

易いのです。

 

 更に此の表は、緊張して走った場合で、より「リラックスした運転」をしたい

場合には、「メトロノーム間隔」を水増しする事も有り得るのです。

 

更に、「バードン・シェアリング」と云って、運転者は外の景色と見比べて「合法

的車間距離」を保つ必要が有るのです。

 

ドライバー側は「フェール・セーフ」と云って、上表の計算値より大きな車間距離

を取る「安全側の誤差」は許されるので、前車が、「道路標識等の目印」を通過し

てから、「メトロノーム」が鳴り、自車が其処を通過してから、次の「メトロノーム」

が鳴れば、合法的な車間距離プラス・アルファーが保たれて居る事に成ります。

高速道路には、10m毎に距離標識が付いて居るので、其れを目印に使う事も出

来ます。「メトロノーム」は、スイッチを入れて居る間は、連続的に鳴るので、景色

の流し読みでも、必要車間距離が保たれて居る事は、容易に判断出来るのです。

 

 そして、上記の、必要車間距離を示す「メトロノーム」は、特許第5752923

号に依って特許庁がその必要性を認め、公示した物ですから、自動車会社

や、自動車学校は、「26条」を守る手段として、「メトロノーム」の必要

性を、運転者に告知する義務が有る筈で、先ず、本法廷は其れを惰った

「故意の不作為に依る殺人」の責任を問うべきでしょう。

 

更に、昭和50年から61年まで、11年間も、全車に強制装着されて居た

「速度警報器」は、勝手に中止になり、現在でもOPとしては販売されて居ますが、

余り普及して居ないらしい。其れは、速度は速度計に表示されて居るので、法定

速度を守る気が有れば、警報器の「キンコン音」に頼る必要は無く、然も法定最

高速度は一般道では25km/h位迄有り、高速道路でも、曲線部分では、80m/h

の所も有り、標識は100km/hでも、雪や氷等、路面状態が悪い時は、速度を落

す必要が有るので、100km/hに固定された「速度警報器」は余り意味が無いか

らでしょう。然し、「メトロノーム」は、是にソフトを追記する事で、コストは殆ど変ら

ずに使用出来るのです。詰り、と殆ど変らないコストで実現出来るのですから、

当該トラック・メーカーが、コストを理由に、装着を拒否する理由が認められない

では有りませんか。

 

更に、F1ドライバーの書に依れば、「周囲の車は皆、自分がコントロールして

居るつもりで走るべき」だそうで、日本の初代F1ドライバーの「中島 悟」氏も

「ヘリコプターの上から見て居る様に運転するべき」と云われ、其れには、前だけ

でなく、左右や後方にも、目を配る必要が有り、「わき見」も、防衛運転の一部

でしょう。

 

 ですから、本事件の「氏名未公開のトラックの運転者」は、先ず前方を見て、メト

ロノーム2回分の車間距離」を取ってから、メトロノーム1回分を使って「わき見」

をするべきで、其の2回分を、計測工学で「サンプリング・レート」と云い、「わき

見」の期間を「ブラック・アウト」と云います。ですから本法廷では、検察は「技術

鑑定人」を使い、審議内容を国民に公開する事が、同種殺人事件の再発を防ぐ

為の「必須の作業」では有りませんか。

 

ですから、科警研に保管して有る筈の、本事故に対する現場の警官の事故

調書には、「ステートメントの分離」に従って、「前方を見て、必要な前方車間距離

を確認してから、脇を見た」と供述して居る筈で、「全く前を見ずに、横だけを見て

居た」等と書いて有る筈が無いでしょう。追突の相手は自分より大きいトラックか

も知れず、トンネルの入り口の壁かも知れないので、「全く前を見ずに、横だけを

見て居た」と云うのは、自殺願望の精神異常ですから、そもそも免許を持つ資格

が無いでしょう。ですから、横浜地検は調書の「前を見た期間」を省略し、「横だけ

を見て居た」様に、「公文書の改竄」をしたのでしょう。然し、科警研の原本や、運

転手の供述迄改竄する訳には行かないでしょうから、高裁が差し戻したのでしょ

う。ですから、今回の選挙で政権を交代させ、新しい法務大臣に「訴訟指揮」をお

願いする事が必要では有りませんか。

 

然も、「此の殺人トラックを売った自動車会社」も、「免許を与えた自動車学

校」も、「教科書を売った会社の、氏名不詳の執筆責任者」も、運転手に、「メト

ロノーム」の必要性と使用法を伝えて居ないらしい。 其れでは「PL法の知見

者」の義務を果たして居ないでは有りませんか。

 

 私は、石橋被告の懲役18年と云う「量刑の重さ」を判断する立場に有りません

が、石橋被告は、上記「26条違反」を犯して居ないでしょう。ですから、上記差し

戻し審では、自動車会社と自動車学校の「未必の故意に依る不作為殺人」の刑

は、18年より重くなければ可笑しいでしょう。

 

更に、報道に依れば、本事件を受けて、警察は、高速道路上で、1万件以上の

「車間距離過小」を検挙したそうですが、先ず「メトロノーム、装着不作為の自動車

会社」を検挙しなければ、可笑しいでしょう。上記、「乾燥した高速道路で、2.5

秒を示すメトロノームが」無くて、「2秒間走行距離」が蔓延して居れば、「大量検

挙」は当たり前でしょう。其れは、成分法主義の先進法治国に有るまじき「闇討

ち」では有りませんか。

 

私は自動車学校の筆者非公開の教科書で、上記、道交法26条の「追突禁

止条項」も、其の手段としての「メトロノーム」や「シリアル・ポーリング」も見て居ま

せん。其れは、「PL法の求める技系知見者」不在の「自民、文系独裁政権」の陰

に隠れて、文系筆者が書いて居る「技術詐欺」でしょう。弁護士は、素人に、法律

と違う説明をすると処罰されるそうです。

 

コンピューターには2種類有って、「ホワイト・カラー」の仕事をするのを「ホワ

イト・コンピューター」と云い、「ブルー・カラー」の仕事をする」のを「ブルー・コン

ピューター」と云います。そして「ブルー・コンピューター」の「取説」には、「ポーリ

ング」とか、「ローカル・エリア・ネットワーク」等々の用語が必ず登場しますし、更に

「近寄り速度(クロージング・スピード)」と云う文言も、「衝突工学」には必須ですが、

自動車学校の教科書には見当たりません。其れは、上記GMが配った「衝突工学

の教科書」も見て居ない文系の筆者が仕切って居るとしか考えられず。其れに依

って、萩山夫妻に限らず、今後とも多くの方が轢き殺される筈ですから、野党は

国政調査権で上記非公開の筆者を許して居る、国交大臣の責任を追及すべき

でしょう。

 

更に、問題は其処だけでは有りません。報道に依れば、石橋被告の喧嘩の発

端は、その前のパーキングでの、石橋被告の迷惑駐車だそうです、そして当時

運転して居た萩山夫妻の妻の方が運転して居て、狭くて通り難かったそうです。

然し結果は通れた。自動車には「ニアミス」は無いので、狭くても、通れれば、警

察は来て呉れない。なのに、夫の方が怒鳴ったのが発端だそうで、其れに対し、

悪ガキの前例の有る、石橋被告が追いかけて行って、追い越し車線で、被せ

運転で止めたそうです。

 

そもそも、石橋被告が、理由なく、低速制限を破って、追い越し車線に停車

した事が、違法ですが、でも、其の際、萩山夫妻の車の前は、10m位空いて居

たそうで、石橋被告は、萩山夫妻の車を「避ける手段の無い状態に拘束、監禁」

して居なかったらしい。ですから、萩山夫妻は、走行車線を越えて、左端の路肩

に止めて、後方に3角版を置いたり、発煙筒を焚いた後、警察を呼ぶべきだっ

たでしょう。又、追い越し車線の直ぐ右には、ガード・レールが有るので、咄嗟

にレールの外に出てから、殴り合えば死なずに済んだ。又、最近の国産車は、

上記、米国の「連邦自動車安全法」の求める「衝突性能」を持って居るので、

二人の子供は軽傷で済んで居るので、夫妻も車内から出ずに殴り合えば、夫妻

も軽傷で済み、石橋被告の方が死んだ筈でしょう。

ですから、此の殺人事件は、石橋被告が、彼の女友達に止められて、喧嘩を

止め、自車に帰る途中で起きた様で、その証拠に、石橋被告は生きて居る。

 

ですから、追突殺人事件の時点で、石橋被告は、萩山夫妻を拘束して居ら

ず、夫妻には4つの回避の選択肢が有った。第1は、石橋被告が離れた直後

に車内に戻る事ですが、夫妻は喧嘩後の興奮からか、漫然と追い越し車線に

立って居た。第2は、咄嗟に、ガード・レールの外に逃げる事で、第3は、上記

路肩に寄せる事。4第は、車の一定距離後方に、3角版や発煙筒を置く事です。

然し夫妻は、4つ共「不作為」だった。そもそも、念頭に無かったのでしょう。

 

其れは、上記「筆者不明の、自動車学校の教科書」が、「衝突工学の教科書」

すら読んで居ない、上記「権限は有りますが、素人ですから」の文官に、握られて

居るからでは有りませんか。

 

そもそも、歴史を紐解けば、NATOは、冷戦対応の軍事同盟ですが、

実戦に発展する可能性は少ない為、過っての司令官「故、ニクソン大統領」は、

「近代社会への挑戦」と云う戦争を起こし、特に、戦争外で、毎年大勢の死者

を出して居る自動車の安全対策、特に、エアーバッグを先頭とする対策会議

を招集し、GMに「衝突工学の教科書」を作らせ、全員に配布したのです。

そして、NATO外の日本の自動車屋も招待され、私の名も議事録に載って

居ます。然し自衛隊は参加せず、文系独裁の日本の技官も、出席はしました

が、上記「権限は有りますが、素人ですから」がバレルので、世界の自動車屋

が集まった会場で、檀上のパネル・ディスカッションの席から、「強引に降段す

る」と云う失態を演じたのです。当然GMの教科書は、日本の、筆者氏名不詳

の自動車学校の教科書には載って居ませんし、上記の様に、抗議したくても、

門前払いなのです。

 

更に、上記「メトロノーム」は、「追突禁止」の法規に対応する手段ですが、「滑

り易い路面」では、其れだけでは足りず、曲線路や、車線変更時、車輪が、遠心

力に負けて、横滑りを起し、「スピン(学名、不規旋転)」と云って、車体が回り出す

危険も有るのです。其れは、回転が始ってから速度を落そうとして、ブレーキを

踏めば、タイヤに掛かる、前後方向力で、更に横滑り耐力が落ちて、制御不能に

成るので、曲線路に入る前に、速度を落す必要が有るのです。其れを示すのが、

上表の4行目に示す「乾燥路相当速度」で、時速100キロで走行中、雨が降って

来たら、上記「メトロノーム」の切り替えスイッチを「雨」にすれば、其れに連動して

「相当速度計」は133キロを示すので、其れが100キロに成る迄、速度を下げれ

ば良いのです。但し、其れは法規には唄われて居ないので、腕前に自信が有

って、先を急ぐ場合には、其の侭走る選択肢も有り得ます。

 

然し「氷結」を選べば、「乾燥路相当速度」は338キロを示すので、「実速」100

キロで走るのは無理でしょう

 

中國の高速道路の制限速度の表示板は、日本と同じ「時速100キロ」です

が、乾燥路で、混雑して居ない場合に限って、電子的に「120キロ」に変る。

なのに、日本のは、路側に立つ同じ丸型ですが、直線は「100キロ」とか、

カーブは「80キロ」とかの固定板で、「乾燥路相当速」と云う、発想がないので、

自動車側で対応する必要が有るのです。

 

ですから、上表の1に示す「実速度」の他に、4に示す「乾燥路相当速度」を示し、

曲線路に入る前に、「乾燥路相当速度計」が100キロを示す迄、速度を落すべ

きなのです。「クルーズ・コントロール」を使って走る場合には、「目標速度」を

「実速度」でなく、「乾燥路相当速度」にして置けば、自動的に、表の「路面選択」

に連動して、安全な速度で走る事が出来るので、其れが、特許第2727523号で

公告された「自動車用乾燥路相当値表示式速度計 (通称 エクイバレント

値表示)」です。然し、自動車学校の教科書には載って居ません。

 

【技系公約  その5 福島原発事故(常時付勢)

 

再び、歴史を紐解けば、上記のように、西欧先進民主主義国では、民主主義

にはブレーキ機能しか無い為、「技系知見者」の出番として「特許制度」を作っ

た。ですから、幕末の開国で、真っ先に外遊した「小栗上野介」は、西欧、先進、

工業社会の象徴として、「ネジ」を持ち帰って「渋沢栄一」さんに、見せたそうで

す。そして渋沢さんも、天保11年(1840)に、最後の将軍徳川慶喜の命で、パ

万博の見学団に参加し、蒸気機関等を見学し、帰国後、明治政府にも参加し、

特許庁を作り、後に226事件で暗殺された高橋是清氏を初代長官とし、更に、

先進国を歴訪して「工業技術」を学んだ山口武彦氏を審査官にした。そして今も

国会図書館の蔵書に有る「明治発明家列伝」の発明家を生んだのです。中で

も、私の母方の祖父「大野正」は、味の素と並んで、明治時代に特許期限の延長

が認められた2大発明家の一人でした。

 

 「大野正」が発明したのは、物では無く、戦後有名に成った「NASAの信頼性

工学」と云う設計思想で、具体的製品としては「防火シャッター」で、火災時、「停

電しても、自重で、自動的に、ガバナーを介して、静かに閉まる」と云う、現在の

特許用語で云う「常時付勢」だった。其れに必須の部品として「大野正」は、ボー

ル・ベアリングの研究をしたのです。ボール・ベアリング自体は、レオナルド・

ダビンチ」の画に有るそうですが、転がり抵抗を減らし実用化するには、高精度

の機械加工技術が必要だったのです。

 

そして、渋沢さんは、生涯に500社もの会社設立を支援したそうですが、特に

「大野の発明」に眼を付け、大正元年、渋沢さんが70才、大野正が40才の時に、

「大野式特許品合資会社」と云う「シャッター」の会社の設立を支援し、3年後に、

上記山口氏を退職させて社長にし、「日本精工(NSK)」と云う、今でも国際的な

ベアリング・メーカーを設立させたのです。

 

 その結果、大正大正1291日の関東大震災で、大野式は全作動、舶

来品は殆ど閉まらず、以後、舶来品は、ビル建設から一掃され、渋沢さん

の「攘夷」が実現したのです。(シャッター百年史より)

 

然し、戦後、上記マッカーサーの「文系独裁社会」に成り、原発の輸入

も、技術屋の出番を封じる為、「ターンキー契約」と云って、「米国側で技

術的に完成して居るので、キーを回せば即使える」と云う、ふれ込みの原

発を買い、「安全神話」で、自衛隊の、避難訓練迄、禁止したそうです。しかし事

故が起きて見れば一世紀前の「常時付勢」とは真逆な、欠陥設計だった。

 

然も戦後の米国の安全対策は、上記「NASAの信頼性工学」に依り、「SF

Pの禁止」が原点ですが、福島原発は、今回の「放射能の敷地外拡散事故」

を防ぐ、多数の過程で「SFPだらけ」だったのです。

 

そして、藤沢さんの評価された「常時不勢のシャッター」から一世紀経って、

日本でも「常時不勢の原発の特許」が公示されたのです。

 

其れは、筒状の原子炉の一番上に、制御棒が吊り下げて有って、若し停電

すると、電磁チャックが外れて、制御棒がガバナーを介して、燃料棒の中に、

静かに降下し、発熱が止まる様に成って居り、万一チャックが故障して居た

場合には、手動でチャックを外し、更に万一自重だけでは動きか渋い場合

には、手動ハンドルでも降ろせる様に成って居るのです。其れは、荒川の

途中に有る調整池の巨大な水門も同様に成って居ました。

 

然し、事故を起した福島の原子炉は、全く逆で、炉の発熱を止めるには、

制御棒は、炉の下から,炉を貫通する押し棒で押し上げる様に成って居たの

です。160気圧の炉の底に穴を開けて、押し棒を通すには、「高圧に耐える、

ゴムのシール」が必要で、機械工学の常識を超えて居り、若し出来たとして

も、強力な締め付け力が必要で、到底、停電時に手動で炉を閉じる事は不可

能でしょう。

然し、今でも、「自民党、法務大臣指揮下の文系独裁司法」は、上記「安全

神話」の責任者を庇い、国産の「常時付勢」の原発の特許を、再稼働の条件か

らも、締め出して居るのです。

 

そして、与野党共、技術論議抜きの「脱原発」と、「苦渋の再稼働」だけが横

行して居る。

 

そして、物理学博士のメルケル首相は、「日本の様なハイテク国でも事故が

起きた」と云って、脱原発に振り、原発の電気はフランスから買う事、にしたそ

うですが、原発を握って居るのは「民高官低」の「官僚側」だと云う事を知らな

いらしい。

 

そして、渋沢さんの「攘夷」の筆頭は「常時付勢」だったのに、百年近く経って、

「常時付勢の原発の特許」を無視した、危険な原発を、「ターンキー」で輸入し、

事故後も同種原発を再稼働しようとして居る。札で渋沢さんの顔を見て、平気

か?

 

そして、問題は其処だけでは有りません。停電対策の、予備電源に付いて

も、最初海岸から3mの土盛を10mにし、「10円盤」と云って「安全神話」に

入れ、以後、技術討議を禁止し、過去の資料から、17m位の津波が来る事

が予想されたのに、無視されたのだそうです。そして今回、実際に17m位の

津波が来て、「10円盤」の地下に設けられたジーゼル発電機は水没、担当者

は水死し、炉の状態の計測も、制御棒等の操作電源も全滅し、人力では全

く動かせないので、メルト・ダウンに到った。然し、文系官僚は、「安全神話」

の責任追及を恐れて、数年経って、炉内が冷えて、撮影可能に成る迄、

メルト・ダウンを認めなかった。

 

詰り、予備電源が水没すれば、メルトダウンが避けられない構造に成って

居たのです。そして、テレビに依れば、大型汽船は、煙が出ないのに、大きな

煙突が有って、エンジンは水面下に有るのに、吸排気管は煙突の上まで通し

て有り、しけで、荒波が甲板を洗っても問題ない様に成って居たのです。

 

福島原発も、其れを真似て、緊急電源のエンジンの吸排気管を、海抜60m

原子炉棟の屋上まで伸ばして置くべきだったでしょう。現に燃料タンクの外階段

を登って助かった人も居る。なのに、ネットに記された「再稼働の条件」では、「電

原室を気密にする」とだけ書いて有る。船舶用、大型エンジンを、密室で回せる

訳は無いでしょう。「吸排気管」に言及すると、福島事故を防ぐ為の吸排気管の

コストは、被害額に比し、桁違いに安い事が判り、「安全神話」の責任が明らかに

成るのでしょう。

 

同様に、委員会は隠して居たけれど、新潟県知事の追及で、柏崎では、「原子

炉棟から、蒸気タービン棟まで、160気圧の配管は一体なのに、建屋は、地震の

際には、別振動系で揺れる様に成って居た」のがバレて、一体の基礎に改修

されたそうです。

 

福島原発の炉を作った「日立バブコック」社員の告発本に依ると、そもそも、

こんな巨大な炉を、厚板の溶接で作るのは、機械工学的に困難で「戦艦大和」

とか云われて居たそうですが、大和には160気圧の内圧は掛かって居ないの

で、溶接後に炉に入れて「焼き鈍し」をするのが、「機械工の常識ですが、バブ

コックの炉には入らないので、茶筒状の部分だけ「焼き鈍し」をして、其の下の蛸

足の様な巨大なリング部は、後付け溶接なので、其れに160気圧の内圧を掛け

るのは、機械工学の常識を逸脱して居り、其れが地震で別振動系で揺れれば、

溶接部に亀裂が入るのは当たり前。例えヘアー・クラックでも、高温、高圧水は、

白い蒸気と成って、室内に充満する。そして、160気圧掛かって居れば、外から

溶接で塞ぐ事は不可能で、中身が全部洩れて、更に「スリー・マイル原発」の様

に、30年待って、人間が入って、中から調べる迄、亀裂ヶ所の確認も、出来な

いのです。

 

そして、「死の淵を見た男、吉田所長」と云う本に依ると、地震の後、津波

の来る前に、2重扉の内側の扉のガラス窓から、中を見た社員が、室内が白

濁して、身に着けた線量計が振り切れたのを見て、「是で東電は終わった」と

思ったそうです。其の後津波が来て、外側の扉のガラスが瓦礫で割られ、

海水が浸入したが、内扉は健在で、中に挟まった担当者が溺れそうに成った

そうですから、津波は炉に達して居らず、炉も爆発して居らず、爆発したのは、

漏れ出した「汚染した、水素ガス」だけだったそうです。

 

其処で、問題は、戦後のビルの「地下駐車場」は、故障車などから、ガソリン

が漏れて爆発し、ビル全体が崩れたりするのを防ぐ為、警報器が作動したら、

退避命令の放送をした後、窒素ガスを噴射して爆発を防ぐ装置が普及し、

穀物倉庫でも、澱粉の粉が充満して爆発するのを防ぐ為にも使われるそうで、

毎年、9月1日の防災の日には、全員退避させて、噴射直前までの訓練をす

る。ガソリン・エンジンは、故障すると中々掛からない事から判る様に、ガソリ

ンは、空気と特定の比率に混ざらないと爆発しないので、窒素ガスは完全に

空気を排除しなくても有効です。然し、人間の肺も、酸素濃度が下がると、

呼吸により、逆に、血液中の酸素が汲み出され、脳の機能が落ち、逃げずに

死亡する事が知られて居り、最近も、天井工事で、誤って窒素ガスが漏れ出し、

作業員が死亡する事件が報じられました。其の為、目に見えない窒素ガスは

危険なので、泡を噴射する方式も有り、最近ドンキ・ホーテで、是が誤動作し、

地上の歩道まで吹き出したが、人的被害は無かったそうです。然し、原発の

場合は、炉の外面は高温の為、窒素ガスの方が良いのでしょう。政府は上記

「ターン・キーの安全神話」で、地下駐車場では常識の「窒息消火装置」を無視

した。白濁後も、下の入り口から、窒素ボンベを使って窒素ガスを噴射させれ

ば、高温の水素ガスは、建屋の上部に溜まって居る筈ですから、空気との接触

を断てば、爆発は止められた筈でしょう。

 

ですが、そうしなかった。更に、此処は海岸ですから、毎日陸から海に風が

吹く時期が有り、其の際、「常時付勢」で屋上のシャッターを開け、汚染水素

ガスを、海上に放棄する選択肢も有った筈で、「友達作戦」で、沿岸に集まっ

た、米軍の艦隊は、其れを予測して退避したそうですが、そんな装置は無か 

った。そして、自衛隊に、「海側の壁を砲撃して壊す」様に頼んで、断られた

そうです。そんな事をすれば、炉が壊れるかも知れないでしょう。

 

更に、原子炉は急停止は出来ず、特に此の炉は上記の様な「常時付勢」

に反する構造の為、補助電源の発電機が水没すれば、全開の侭に成って、

早期に空焚きに成る。其れを防ぐには、海水面より深い水槽を設け、其の中

に「投げ込み式電熱器」を漬けて、全発電を吸収させ、タービンには、通常通り、

全蒸気を流す。そうすれば、水槽の水は、蒸発して消えるので、第2水槽の

電熱器に切り替え、その間に第1水槽に「自重で、(常時付勢で)」海水を注入

すれば、メルトダウンが防げた筈でしょう。然し、何れも「安全神話」で、議論

禁止、除染不可能の山林に放射能を撒く事に成った。

 

又、米軍の戦闘機は、被弾して全電源が落ちても、西部劇のピストルの握

りの位置に有るレバーを引いて、撃鉄を起動させれば、後は「火薬シーケン

サー」で安全に脱出、出来る様に成って居り、其れを引き継いだ「自動車用

エアー・バッグ」を使って高圧の気体を作り、其れを、水圧に変えて高圧スプ

リンクラーにして、原子炉に、冷却水として注水する、方法も有った筈ですが、

何れも「安全神話」で技術論議が禁止されて来た。

 

そして、「炉の鎮静化」として、炉の外から水を掛けて、汚染水を出し続け、

遂にタンクの敷地が無くて「海上投棄」すると云い出して居る。然し、現在、

炉の発熱はトラック一台分程度だそうですから、先端を海水に漬けた、鉛の

棒で、「伝導」で熱を運べば、汚染水は出さなくて済む筈では有りませんか。

ですから、実は、除染不能の山林からの地下水では有りませんか? 

 

更に、原発のゴミは、テレビで宣伝して居る「宇宙散骨業者」に頼めば良いでは

有りませんか。どうせ、地球は、常時大量の宇宙線を浴びて居るので、「原発

のゴミ位、返して当然でしょう。大林組の「宇宙エレベータ」のコストは、ロケット

の1/10だそうです。

 

以上、事故前でも、今後の再稼働に対しでも、放射能の所外拡散を防ぐ、

技術手段は沢山あるのに、自公文系独裁内閣は、全部握り潰して居るのです。

 

【技系公約  その6 野戦病院】

 

今回の選挙前、田原さんは「朝まで生テレビ」で各党の代表を集めて、意見を

聞いた。其処で「野戦病院」の必要性を述べられたのは、長妻先生だけだった。

其れは、平和国家に馴染まない「ドンパチ」の話しじゃ無い。我々戦中派は、戦

争に負けて、反省する中で、シープを先頭にする、米国の自動車文明。更に、

レーダー技術に象徴されるハイテク化を見て、「T型フォード」が米国社会に浸透

する経過「設計者の目標」を学んだのです。其れは、当時の新聞にも出て居た

「フール・プルーフ(馬鹿でも出来る)」と「フォーゲッティー(忘れて居ても使える)

だったのです。

 

其れは、日米戦に勝つ手段でも有ったのです。ですから、コロナでも、日本の

マスコミは、中國が、武漢の広場に野戦病院を作って居る画を見て「箱物政治」

の様に冷やかに見て居ましたが、そうじゃない。自公、文系独裁政権は、建屋

だけ作っても、「匠の技」に頼って居るから、医療の急拡大が出来ず、救急車が

迷走し、遂に「自宅で出産した新生児が死亡する」と云、凄惨な事件が起きて

居る。医学界にして見れば、コロナは一過性の物で、「対コロナの匠」は収束す

れば失業するので、匠に頼って居ては急拡大は出来ないので、野戦病院には、

「フール・プルーフ、フォーゲッティー」の開発が必要で、其れを持って居るのは

「アベノミックスの4番バッター」と云われる自動車、家電業界なのです。

 

具体的には、野戦病院は、ネットを使って、「良くある質問」には、ネットで答え、

「その他」だけに、先生が応え、次回から「良く有る質問」に落し込む。

 

ですから、少なくとも、「生テレ」の時点で、長妻先生に政権を渡せば、助か

った筈の多くの国民が、不条理に殺されて居るのでしょう。

 

【技系公約  その7 成長の分配】

 

 今回の選挙で、各党とも「企業は儲かって居るのに、給料が上がらないのは、

資本家が搾取して居るからだ」と云って居る。 其れは、ハイテク革命時代を知

らない文系の古典的理論では有りませんか。

 

 詰まり、此のハイテク革命下に有って、労働者の給料は資本家が決めて居る

のではなく、ハイテク革命に依る労働者個人の生産性で決まるのでしょう。

 

然し「自公、文系独裁政権」下に於いて、教育界も「ハイテク革命」の枠外の、

文系に握られて居るので彼等は、授業料を取って、「ハイテク革命」の恩恵に

浴せない「金の稼げない」学生を,平然と世に排出して居る。

 

其の結果、過って秋葉原の無差別殺人事件が有った、犯人は、「文系大学」

に騙されて卒業したが、求人が無く、トヨタの工場に、中卒の工員として入社し

たが、トヨタ程の大会社に成れば、一年後には、新卒が入って来て、後輩の指導

をする立場に成る。然し、中卒では、工学部卒の技術者の指導をさせられない

ので、システムから浮き上がる。其処で初めて、文系独裁政権下の、文系学校

屋に騙された事を知って、無差別殺人に走ったのでしょう。最近同様の電車内

放火、傷害事件が多発して居る。

 

最近は、国際化に対応して、英語教育が重視されて来ましたが、私は中学1年

から、大学迄、1浪を含めて、10年間英語を習いましたが、「1+=2」と云えなか

った。習った覚えが無いのです。更に中一の時、ペン習字を習ったのですが、大

学を出て、GM、フォードの図面の手書き部を見たら、「U」は、「V」との識別性を

重視して、おむすび型の3角形、「V」は逆3角形だった。詰り、英語の教師は、全

部英文学者で、技系の学生に「シェクスピア」は読ませるけれど、工業英語は知

らない。英作文も、工業用は、誰でも誤解しない構文が求められるが、其れで

は「入試」に使えない。

 

今回のコロナ支援金も高校迄、なのは、其れから上は奨学金を利用する建

前なのでしょう。然しその奨学金が返せない人が多発して居るそうです。其れ

は、金に成らない「文系教育」のせいては有りませんか。石原元都知事が「ジ

ャパン・アズNo1」と云った様に、日本の技術は世界の先端に達して居るので、

技術屋が「もの作り」をすれば、作品は「世界初」ですから、付加価値が有り、

特許も自然に付いて来る。ですから「技系の学生」は卒業すれば、業績は、逐

次特許公報で公開される。

 

ですから、入社後3年も経てば、集団出願の末尾に登場し、10年も経てば、

トップにも登り、国際的に認知されるので、定年退職しても、技術的地位は変わ

らず、相当の給料が保証され、資本家に搾取される事は有りません。

 

然し、文系独占の教育界に有って、文系の学校屋は、其の様な「人生双六」

が学生にバレない様に隠して居る。ですから、彼等はスポーツで格差を付ける

のは良くて、PL法の様な「技術差別」は認めないのです。其れは民主選挙に

勝った、自分等の立場が崩れるからでしょう。