ここから下はポエム

悲鳴をあげる、とは
どんなに楽なことか

恐怖心が外に向かって開放されるとは
どんなに楽なことか

悲鳴を禁じて
眉間に恐怖心を集中させ
怒りに変えることは
パワーが要る・・・

いつでもいつでも
常に前のめりに怒る準備をして
夜道を歩いているとは

恐怖にはじかれて
叫んでそのまま
心電図のグラフが一本になるみたいに
真っ白に蹂躙されたら
いっそ楽だろうに!

だからといって
男に生まれたかったとは
思いませんがね

ここまではポエム