「炭鉱の落盤事故」だと というから 大規模なものだと 思い込んでいた
しかし その日 黒い天井は 彼の頭の上にだけ 落ちてきた
そのことを 彼の妹である 私の母が知ったのは
列車も通わなくなった さみしい北の町で 古い友との 五十年ぶりの再会を 果たした夜だった
北海道の中央部、上砂川を母と訪れた時のことを 詩にしました。