ツーリング日記



●蕨山(名栗湖周辺):名栗村

【行動時期】1996.7
【参加者】おそら,おさる
【場所】 埼玉県名栗村
【参考文献】秘蔵板 MTBツーリングブック山岳サイクリング研究会編 山海堂
【体験記】

中津川林道で他のマウンテンバイカーに出会ったことで、自分と同じことを考えている人が他にもいること認識したので、MTBに関する本がいろいろと出版されていると思い、近くの本屋を覗いてみた。

MTBツーリングブック そこで、まさに求めている本に出会えたのである。それが「MTBツーリングブック」である。主に、関東甲信越のコースを紹介したものであり、山岳サイクリングのプロフェッショナルがまとめられた内容は、見ているだけでもワクワク?!するのである。
今回はその中から、比較的自宅から近い埼玉県の名栗村へ行くことを計画。Tsaru氏を誘い早速出発したのである。

コースレベルは「中級」とのことで、一体どのレベルを「中級」というのかもわからず、名栗湖沿いのスペースに車を止めて出発。途中の簡易釣堀までは勾配も緩やかで順調に進む。何とも気持ち良いサイクリング気分。ところが、そこから登りへ突入、登り始めると勾配のきついこときついこと。来る途中で準備した補給水分1Lをあっという間に使い果たし、じりじりと上り続ける。

おそらとの距離は開くばかりで、ぜえぜえ… はあはあ…。途中で別のマウンテンバイカーに抜かれるが、挨拶するのもやっと。車に乗って横を通り抜けるおじさん、おばさんには暖かい目で見守られ、つづら折れをしのぎ、尾根を巻き、ようやく山頂付近のあずま屋に到着したのです。
MTBなめたらいかん!!なんでこんな辛い思いをしているか… 等と思う反面、よくぞここまで自分の体力でこれたもんだと思いながら休憩する。(上りの途中で数えられないほど休憩しているのです)

あずま屋では、1グループがバーベキューを楽しんでおり、「水をわけてあげようか」と言われたりしたのだが、「後は下りだけですから」と余裕を装って再スタート。これが次なる悲劇の始まりになるとは予想もしなかった。
蕨山の山頂はそこから更に上った所で、MTBを担ぎ上げて到着、さあ下りと思ったら今度は急過ぎて乗れずに担ぎ下げる状態。ここで既にぜえぜえ… はあはあ…。気持ちはMTBを放り出して「歩いた方がどんなに楽か」と真剣に考えていた。
その後は尾根伝いにST(シングルトラック)のアップダウンを繰り返す。始めてのST走行で、段差や木の根を越える度に、MTBの機能がいかにすごい物かを実感していた。

途中で登山者を追い抜くが、そこは当然MTBを降りて挨拶を交わして抜ける。この「挨拶」と「道に後を残すようなブレーキングをしない」という2点については絶対に守るようにしている。

尾根道を下っていき、なんとか金比羅山の頂上(神社がある)に到着。体は普段の運動不足もたたってもうボロボロ。本来は更に尾根添いに進むのだが、予定を変更。そこから斜面を降りてコースをショートカットし、車道へ降りることにした。
車道に降りるのにも一苦労であったが、降りきった途端にすかさず自販機に直行!! スポーツドリンク500mLを一気に飲みほした。生き返る〜!!

走り終わっての感想は、非常にきつかった。同時にコースレベルがどんなものであるかを体験することが出来た。
教訓、『中級コースを甘く見るな!』中級以上は全て担ぎ上げ、担ぎ下ろしがもれなくついてくることを身をもって覚えた。
初めて本格的な山道を走るのにはちょっとレベルが高いコースだったが、でもそれを覚悟して心の準備をしていけば、なかなか面白いコースである。

帰りは、車中にてビールで乾杯(本当はまずいよね!)しながら帰路に着く2匹のおさるであった。




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