インドの街なかには大都会を除いて、どこにでも牛がいる。ヒンズー教では神聖な動物らしいが、牛は牛だ。路上の売り物の野菜を食べたり、食い物屋の前でいきなりうんこをしたりする。よく見てるとインド人もそんな牛を殴ってたりする。

始めは狭い路地なんかで、牛とはち合わせになるとかなり怖い。なにしろ相手はでかいし、角がある。突進してきたら逃げられないではないか。角でやられたら怪我をするのではないか。倒れたら、赤痢やコレラなどの様々な病原菌にやられるのではないか。できればインドでは医者にはかかりたくない。写真で見るとただのんびりしてるだけの、牛も実際に町なかにいるとけっこう怖い時もある。

バラナシ 1997.1 前のページに戻る