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口臭の原因は何なのですか？
ほとんどは 口の中の汚れ（特に舌の汚れ）が原因になっていると考えます。
口臭の治療法は、原因疾患である
歯周病 虫歯 鼻疾患 咽頭疾患 の治療をして、
粘膜刺激性の少ない舌ブラシ（タングメイト：デントケアー社等）による 舌の清掃をして
適確な 洗口剤（クロールヘキシジンなど）を使うことです。副作用には 要注意です。
口の中の不衛生による口臭以外では 鼻の病気（副鼻腔炎 扁桃炎 鼻腔内異物）が 口臭の原因になります。
胃炎 胃潰瘍 などの 消化器系疾患が 口臭の原因だとよくいわれるが 明確な証拠は ないので 直接の口臭の原因には ならないとおもいます。
呼吸器系腫瘍や食堂憩室も 口臭の原因になります。（まれです。）
アルコール 喫煙習慣 ニンニク タマネギ エスニック食品 なども口臭の原因です。
薬剤も原因と なります。
抗生剤 抗リウマチ剤 降圧剤 向精神薬 などは 体臭を発生させたり、味覚や臭覚の異常を おこします。
また 向精神薬 向うつ剤 降圧剤 向コリン剤 鎮静剤 などの多くの薬剤は唾液分泌を抑制し 口腔乾燥をひきおこし 結果 口臭の原因となります。
シェーグレン症候群 放射線治療も 口腔乾燥をひきおこします。
生化学的には 口臭の原因は メチルメルカプタンと硫化水素です。
これらの揮発性硫黄化合物は 唾液 歯肉浸出液 血液 脱落上皮細胞中 の 含硫アミノ酸やペプチドが
グラム陰性嫌気性菌 （Fusobacterium nucleatum, Treponema denticola, Porphyromonas gingivalis, bacteroides forsythus, Eubacterium)
にょって 分解されることで生じます。
ニンニクによる口臭は ニンニクに含まれる硫黄化合物アリシン と 金属イオンセレニウムの代謝産物が 原因となります。
アセトン臭は ニンニク摂取による体脂肪の代謝（分解）が亢進していると 考えられます。