2006年のゴールデンウィークに,28000人以上の教師が参加したセミナーが行われました。実施会場は全国47都道府県,750会場にも上り,日本で最大の参加者を集めたセミナーとなりました。若い先生方はもちろん,ベテランの先生,そして教師志望の学生からも圧倒的な支持を受けました。
あるクラスは,「学校が楽しい!」,「先生,授業面白かったよ!」と,子どもたちの明るい声が聞こえます。またある教師は,子どもの笑顔に囲まれ,楽しく充実した毎日を送っています。保護者からは「来年もぜひ担任して下さい」との手紙が届きます。
それは,「教師が知っておくべきコツを身に付けている」からです。
「第5回 TOSS全国850会場一斉セミナーIN茨城」では,そのコツの数々をお伝えします。
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・ 本日はありがとうございました。楽しく,そして感心しながら講座を受けさせていただきました。先生方が前を見てすらすらと講座を進められているのに,相当の準備を感じました。百人一首などはクラスで行っていたんですが,しかし,完全に知っていたわけではなく,やっていたことでも新しい学びがありました。帰宅してから,早速ノートを作りたいと思います。ありがとうございました。(教諭3年目)
・ 今から何を用意しなければならないか,改めて実感し,少し緊張し始めました。特に,クラスのルールを徹底し,まとめるということが一番心に残り,すぐに実践しようと思いました。今日は,貴重な講義をたくさん聞かせていただいて,本当にありがとうございました。(教諭2年目) ・ 今回始めて参加させていただいて,大変勉強になりました。昨年度は初任者ということもあり,忙しさで自分自身落ち着かないまま学級開きをしたという感じでした。1年間終わって,自分達の学級の子どもたち,自分の学級経営を振り返ると,反省点が多く,今年度はじっくり準備をして学級開きををしたいと感じていました。講座では,はじめの3日間どのようなことをすればいいかくわしく教えていただき,又,五色百人一首や子ども達に見立てて授業をやっていただき,充実した時間をすごすことができました。ありがとうございました。(教諭2年目) |
テーマ: なるほど!授業の腕をあげる法則がわかった。
−「授業の原則十ヶ条」の活用事例一挙公開!−授業の腕をあげる法則があります。
教師の中には,授業がうまい人もいれば,授業が下手な人もいます。
授業がうまい人は,授業の技術や法則を上手に使いこなしています。何気ない一つ一つの「指示」「発問」の中にも,原則が貫かれています。原則に支えられた技術や法則を使いこなしています。
逆に,授業が下手な人の「指示」「発問」はゴテゴテしていて,原則から大きく外れています。教師が言えば言うほど子どもの頭は混乱します。子どもはざわつきます。
大切な技術や方法には,それを貫いている考え方があります。技術や方法は,それぞれの考え方に支えられています。このような,いくつかの大切な技術や方法を貫いている考え方を原則とよんでいます。
「授業の原則十ヶ条」を知っていますか。「授業の原則十ヶ条」は,それぞれが大切な内容です。しかし,言葉を知っただけでは,変化しません。言葉を知ることと,具体的な場面で活用できることとの間には,かなり距離があります。
この講座では,一つ一つの原則がどのような場面でどのように活用し,その結果,どのように作用したかを具体的に紹介します。土浦会場事務局長 根本 修成
1.日時 | 2007年3月31日(土) 12:55〜16:30 受付12:30〜 | ||||||
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2.主催 | TOSS放課後の机 TOSS茨城NEVER | ||||||
3.参加費 資料代 |
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4.場所 | 茨城県南生涯学センター中研修室2 茨城県土浦市大和町9‐1ウララビル6F TEL.029-826-1101 ◆茨城県南生涯学習センターHP ◆「ウララ」の駐車場は近くて便利ですが高いので,周辺の100円パークがお勧めです。 |
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5.講師 | 根本 修成,河村 要和,金子 美樹,横島 礼子,鈴木 はるみ,三沢博樹, 折本 ちはる,原市 ゆかり,小林 信行,小木曽麻里子,清家達也,臼井崇,向田伸一 ※全員,茨城県内の教師で,TOSS放課後の机かTOSS茨城NEVERに所属しています。 |
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6.申し込み方法 | ○ 以下の事項を記入の上,Eメールでお申し込み下さい。
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7.講座内容 |
【自己紹介ゲーム】【講座1】趣意説明の原則はこう使う!指示の意味を説明することが大切です。どうしてやらなければならないのかが分かれば,子どもは進んで行動します。指示を出す場合,号令,命令,訓令の段階があることを認識していますか。認識いていなければ,指示待ち人間を作ってしまいます。認識していれば,主体的に活動する人間が育っていきます。【講座2】一時一事の原則はこう使う!同じ時に,二つも三つも指示を与えてはいけません。授業の下手な教師ほど,一時に多くのことをさせています。「ノートに漢字の練習をしてね。終わったら先生の机に出して,本を読んでいるのよ。その前に自分のロッカーを整頓してね。」子どもは,バラバラな状態になり,教室が乱れていきます。一時に一つの事をさせることが大切です。【講座3】簡明の原則はこう使う!授業が下手な教師ほど,指示の内容が長いです。長いと言いたいことが相手に伝わりません。指示は,できるだけ短く限定していくことが大切です。そして,「もっとがんばって跳び箱の練習をしてみましょう」などのふにゃふにゃした指示ではなく,「一人が3回跳んだら,先生の所に集まります」のように内容を具体的にします。【講座4】全員の原則はこう使う!指示は,全員に徹底していかなければなりません。給食のときに,ある子どもには「野菜を残してよい」と答え,ある子どもには「できるだけ食べてごらんなさい」と答えたとします。しばらくすると,子ども同士で言い合いが始まります。学級が混乱するのは,指示が全員にされずに,一部の子どもになされるからです。【講座5】所時物の原則はこう使う!子どもに活動させるためには,場所と時間と物を与えることが大切です。授業で,「このグラフから何が言えますか」と問う場面があります。30秒もしないうちに,子どもたちに答えさせる教師がいますが,子どもは何も考えられません。資料を示し何か発言を求めるなら,「見る時間」「考える時間」を与えなくてはなりません。【講座6】細分化の原則はこう使う!プロの教師は,目標までのステップを小さくして,指導内容を細分化できなければなりません。「開脚跳び」ならば,まず「助走する」「跳ぶ」「着地する」の三つに分けられます。さらに「助走する」を「助走を始める前」「助走を始める時」「助走を始めた直後」・・・というように細分化できます。細分化して,それを解釈して,イメージ化したり発問を考えたりするのです。 【講座7】空白禁止の原則はこう使う!たとえ一人の子どもでも空白の時間を作ってはいけません。算数の練習問題をやらせていても,漢字を書かせていても,はやい子,おそい子がいます。「はやく終わった子」は何をするのか,準備しておかなければなりません。たとえ1分間でも「何をやっていいのか分からない」という状態をつくってはならないのです。そうしないと,ざわついたり騒いだりします。【講座8】確認の原則はこう使う!指導の途中で達成状況を確認していくと子どもは伸びます。確認するときは,全体をみるだけではダメです。個別に一人ひとりみることが大切です。例えば,地図帳を開き,水戸市を探すとき,「水戸市に人差し指をあてなさい」「隣の人とくらべてごらんなさい」というと,子どもは隣の机をのぞき込み,全員探せたがどうか確認できます。【講座9】個別評定の原則はこう使う!指導の際に,誰が良くて誰が悪いのか一人ひとりを個別に評定していくことが大切です。運動会の阿波踊りの指導は,ステップを一つずつ指導した後,「3列で歩いてきてください。3点以上が合格です。合格しない人はもう一度やってください」と一人ずつ個別評定をします。「3点,2点,5点・・・」と評定された子どもは,良い動き方を発見して伸びていきます。【講座10】激励の原則はこう使う!「人間が動く」方法は,「やる気にさせる」のが一番いいのです。それしか方法がないと言ってもいいくらいです。「やる気にさせる」ときにもっとも大切なことは,「はげます」ことです。「はげまし続ける」ことです。「あなた駄目です」と教師は言ってはいけません。「この前よりよくなったよ。大丈夫だよ,がんばってみよう」と言い続けること,それは教師の仕事の原則です。【講座11】Q&A講座で,わからなかったこと,疑問に思ったことなどを聞いてください。お答えいたします。また,普段の指導での悩みにもお答えいたします。 |
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