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【高血圧:肥満は心臓に負担をかける】

 高血圧の原因は、いろいろありますが、肥満と関係が深いのは、血液量の増加と高インスリン血症です。中性脂肪がたまって脂肪細胞が大きくなると、たくさんの酸素やエネルギーを必要とするため血液量が増え、心臓が肥大してきます。

 その結果、心拍のたびに送り出す血液の量が増え、血圧が高くなってくるのです。さらに、体脂肪が多いとインスリンの分泌量が増えます。インスリンには塩分を貯蔵したり交感神経を活発にする働きがあり、それが血圧を上昇させる原因になってしまいます。このように、肥満と高血圧の関係は深いのです。ただし、肥満が原因で高血圧になった人は、痩せれば確実に血圧は正常に戻ります。


【糖尿病:合併症による失明や腎不全の危険性】

 糖尿病って、なんかすっかり一般的な病気になってしまい、血糖値が高いなんて健康診断で言われても、あまり驚かなくなってしまったんではないでしょうか。でも実態は、とても深刻な病気なんですよ。私の少ない交友範囲のなかで、糖尿病の合併症が原因で二人の方が亡くなっていますし、失明した人も知っています。病気が進行してくると、ほんとうに辛い思いをします。

 それでは、肥満と糖尿病にはどんな関係があるのでしょうか。肥満になるとインスリンの量が増え、機能も低下します。そうなると血糖値を正常に戻そうとして、インスリンの量はさらに増え続けます。ところが、ある時期を過ぎるとインスリンの分泌が能力を超え、膵臓が疲労して逆に分泌量が減って来ます。血糖値の高い状態が続くことになり、やがて糖尿病に移行します。糖尿病になると血管の中を砂糖が溶け込んだような血液が流れるために、毛細血管がボロボロになります。これが動脈硬化を促進して、網膜症や神経障害、肝臓病などを併発し、失明や腎不全などの重大な事態を招いてしまいます。さらに放置すると、心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険性が高まります。

 このように糖尿病そのものよりも、合併症が大変怖いのです。糖尿病には、免疫異常やウイルス感染によりインスリンが分泌されない?型と、主に肥満が原因で起こる?型があり、全体の90%が?型で、食生活の欧米化により低年齢で発症するケースも増えています。初期には自覚症状がありませんので、健康診断などで血糖値が高いことを指摘されたら、早いうちに対処しておくことが重要です。


【脳卒中:半身麻痺などの危険性】

 脳の血管が破れて出血したり、血液の流れが悪くなったり、血管が詰まることによって起こる病気を総称して、脳卒中(脳血管障害)と呼んでいます。いずれも、脳の血管がもろくなったり、動脈硬化により血流が悪くなることが原因となり、肥満が大きな要因になります。脳卒中には、出血を伴うくも膜下出血や脳出血、血管が詰まる脳梗塞などがあります。

 脳出血は主に高血圧が原因で、もろくなった血管が破れて起こります。脳梗塞は動脈硬化により血流が悪くなっている脳動脈を血液のかたまりなどがふさぐもので、かっては、脳軟化症と呼ばれていました。いずれも、突然何の前ぶれもなく発症して死亡したり、運良く助かっても半身麻痺や言語障害などの後遺症が出る確率の高い、大変怖い病気です。自分の健康を過信して不摂生をしていると、ある日突然倒れて、家族に負担をかけ、残りの人生を悔しい思いをしながら生きなければならない、なんてことになってしまいます。


【虚血性心臓疾患:突然死の50%以上】

 虚血性心臓疾患は、一般的には心臓発作と呼ばれています。心臓に血液を送り込む冠動脈に動脈硬化が起こり、血管が狭くなって心臓の血液の流れが悪くなるのが狭心症で、狭くなった血管に血のかたまりなどが詰まり、血液が流れなくなって起こるのが心筋梗塞です。突然死の半数以上を占める危険な病気で、とくに中年太りなどの内蔵肥満と関係が深いと言われています。

 一見痩せているようで、お腹の出た隠れ肥満の人は特に注意が必要です。中年太りで運動不足、暴飲暴食、タバコにストレス、こんな生活を続けていると、ある日突然、胸を押えてうずくまるなどということになりかねません。予防医学としてのダイエットの重要性も、このようなところにあるのです。


【脂肪肝:肝硬変の危険性】

 正常な肝臓には4〜5%の脂肪しかありませんが、これが30%を超えると脂肪肝と診断されます。 脂肪肝の70%以上は肥満かアルコールが原因で、放置すると慢性的な肝機能障害を起こし、肝硬変に移行する可能性があります。とくにアルコール性脂肪肝の人は肝硬変に移行する割合が高いので注意が必要です。

 肝硬変になってしまうと完治するのは難しく、長い闘病生活や入院の末、体が衰弱して死に至るケースが少なくありません。肥満でアルコール好きの人は気をつけましょう。予防法としては、脂質と糖質を控え、週に2日はアルコール抜きの日にすることを心がけて下さい。


【がん:大腸がん、乳がんなど】

 肥満とがんの関係については多くの研究結果が発表されています。女性では子宮がんと乳がん、男性では大腸がんと前立腺がんが発症する確率が高いことが分かっています。男性では主に欧米型の食事で脂肪摂取量が多くなっていること、女性は肥満のために血液中の女性ホルモンが増えることが原因と考えられています。また女性の乳がんでは、肥満の人の5年間生存率が著しく低くなることも分かっています。

 がんの発生率は年齢とともに高くなりますが、その一因として、歳をとるほど免疫能力が低下してくることがあげられます。また精神的ストレスによっても免疫機能が低下することが明らかにされています。この免疫能力を高めるために適度な運動が有効ですし、運動はストレスの解消にも効果的です。つまり正しいダイエットで行う栄養バランスの良い低カロリー食と運動は、がんやその他成人病の予防にも大変効果があるということになるのです。


【胆石症:コレステロールの結石】

 肝臓でつくられて小腸に分泌される胆汁は、脂肪を分解・吸収しやすくする働きと、体内の余ったコレステロールを排泄する役目も兼ねています。そのため、肥満によってコレステロール値が高くなると胆汁に含まれるコレステロールも増え、それが他の胆汁成分よりも一定量以上増えると、固まってコレステロール胆石になります。40代の肥満女性は発生率が高いので、特に注意が必要です。


【変形性ひざ関節炎・腰痛】

 体脂肪が多い人は体重も重いわけですから、全身の骨や関節、筋肉などに大きな負担がかかります。体重に見合った筋肉がついていれば特に問題はないのですが、その影響が最も大きいのが体重の10倍もの負荷がかかる膝関節で、運動不足で筋肉が衰え体重だけが増えてくると膝関節が少しずつ変形してきます。やがて炎症をおこして歩くのもつらくなり、ますます運動不足になって、さらに太るという悪循環になってしまいます。腰痛も同じです。衰えた腰周辺の筋肉が重い体重を支えきれずにおこります。どちらも運動不足と肥満が大きな要因になります。生命を脅かす病気ではありませんが、仕事や私生活にはかなり支障をきたします。運動とダイエットを心がけ予防したいものです。


 




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