お菓子の役割

                   

栄養の補い  育ち盛りのお子さんは3度の食事では栄養が不足します。

食事の補い  お菓子は楽しみと栄養を補います。時間と量を決めて摂るとよいでしょう。

疲れの回復   激しい運動や労働は体力を消耗します。エネルギーの回復には甘いお菓子
            が役立ちます。

心の潤い       気分転換、対話、交際、愛情表現、美的感覚、味覚、休息などの仲立ち

                                                                                                                        

砂糖の大切さ

お菓子と砂糖は切っても切れない関係ですが、近年はいろいろな病気を併発させる元凶の様にとりだたされているようで、砂糖の評判もあまりよろしくないようです。そこで、お菓子に使用されているお砂糖について、少し考えてみました。

 

私達はお菓子以外でも毎日多くの食品から糖を摂取しているんです。穀類や芋類のデンプン、果実に含まれるブドウ糖、牛乳の乳糖など、野菜にも糖質は含まれています。人参やトマトを生で食べればわかりますが、甘いと感じたことは誰でもあるでしょう。


栄養素から見ると                 

ここで三大栄養素(糖質・脂質・蛋白質)のエネルギーを比較してみましょう。

糖質 :1g = 4 kcal (穀類・芋類・砂糖など)

脂質 :1g = 9 kcal (動物油・植物油など)

蛋白質:1g = 4 kcal  (肉・魚・卵・乳・大豆類など)

*1gの水を摂氏1度上げるのに使われる熱量を1キロカロリーという)

三大栄養素は、それぞれ体内で燃えてエネルギーを出しますが、砂糖は肉や魚と同じエネルギーしか持たないことがわかります。

蛋白質は主に体内で組織を作る役目を担っていますが、他のエネルギー源(糖質・脂質)が不足すると、

その代役をしますので、糖質・脂質不足は体組織を破壊することになる訳です。

このようなことからも砂糖は必要な栄養素と言えます。それにエネルギーから見ても、カロリーは脂質の2分の1です。つまり2倍摂っても同じカロリーということになります。

 

運動の後に

よく運動した後に甘いものがほしくなった経験はありませんか?それは、体内に貯蔵個食べるだけで、

結構元気になったりします。

糖質は脂肪に比較して燃焼が速く、速攻的エネルギー源として有効なので疲労回復に最も敵しています。

運動で一番最初に燃焼されるのが糖質です。

脳の要求

砂糖は私達、脳の活動にも関係しているんです。脳が必要とするエネルギー源はブドウ糖だけです。

(糖質は体内で分解されてブドウ糖となります。)

脳細胞をたくさん使った後、勉強や一日中デスクワークに追われていた時など糖分の補給が必要なのです。

ちょっとした甘い物を補給することで脳も再び活性化するわけです。午後3時のおやつも元来、理にかなった休憩なんですね。

以上のようなことからも、砂糖は太るといわれますが、太るのではなく摂りすぎに注意したほうがよさそうですね。

私達の生活に楽しい時間を与えてくれるお菓子を少し見直してみてはいかがでしょう。

お砂糖と上手につきあって下さいね。


和菓子の栄養・洋菓子の栄養


和菓子

 によく使用される食材は、何と言っても小豆ですね。小豆には大豆と違いデンプン質が多く含まれています。小豆餡を使用した、 ドラ焼き、餅菓子、羊羹など、他にもあんパン、小倉アイスなど多種多様に使われています。

枝豆の餡を使用したお菓子もありますね。また和菓子の材料は繊維が多く含まれるものが以外とあります。小豆は100g中16%、黄粉は17%、寒天は81% 繊維質が含まれています。和菓子って以外とヘルシーなんですね。                                                           

洋菓子

によく使用されるのは、小麦粉、卵、バターといった材料です。小麦粉は、ケーキのスポンジになったり、パンや他の料理にも幅広く使用されています。他に強力粉、中力粉、薄力粉があります。

卵は完全蛋白と言われるほど私達の体内で合成されない必須アミノ酸をバランスよく含んだ完全食品です。お菓子のふわふわっとした感触を出してくれます。一方でコレステロールが多い食品でもあります。バターは動物から摂れる動物油です。お菓子や料理にこくやまろやかさ、しっとり感を醸し出してくれるエネルギーの多い食品です。