2月14日
セント・バレンタインズ・デー |
西暦270年の2月14日、聖バレンチヌス司祭が殉教した日。 当時の皇帝クラデイウス2世は、強兵策の一環として兵士たちの結婚を禁止していました。しかしこれに反対してバレンチヌス司祭は、多くの兵士たちを結婚させたため皇帝の怒りをかい、ついに処刑されたと伝えられ、以来この日をローマカトリック教会では、司祭の死を悼む宗教的祭日としました。 しかし14世紀頃から、愛の記念日として女性から愛の告白ができる日となりました。また、ヨーロッパではその頃から春のさきがけである小鳥の愛の囁きが始まる日であるとの言い伝えもあります。ヨーロッパでは、ハートの形と赤い色がバレンタインの象徴とされていますが、日本ではチョコレートの贈り物が一般的です。菓子業界にとってバレンタインデーは一大イベントです。 |
3月14日
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2月14日に聖バレンテイヌスが殉教して1カ月後、男女が永遠の愛を誓いあったという故事に由来します。バレンタインデーに女性からチョコレートなどのプレゼントをもらった男性がその女性にお返しするというもの。その頃になるとデパートの売り場に贈り物を探している男性の姿をよく見かけるになりました。ちなみにこの日を「ホワイトデー」と名付けイベントを仕掛けたのは、福岡の和菓子メーカーであり、昭和52年頃から始まり、今ではバレンタインデーと一対になり多くの人たちが楽しめるイベントになっています。 |
イースター (Easter) 復活祭 |
キリストの復活を記念する祭りで、春分後の満月直後の日曜日に行う祭事。また同時に待ちかねていた春の訪れを喜び合うお祭りです。 * イースターエッグ(Easteregg)、仏語でウフドパック(ceuf depaques)とは・・・ 卵の形が命の源、生命の復活の象徴として、イースターの贈り物にする殻に彩色したゆで卵のこと。また卵に似せてチョコレート菓子のことであり、お菓子屋さんのショーウインドーに置かれお祭りに彩りを添えます。 |
4月1日 |
小さな軽いウソをついたりして、他人をかついだりすることが大目にみられるユーモラスな一日です。ポアソン ダブリル(Poisson davrii )とは・・・ポアソンは「魚」、ダブリルは「4月」、ここで言う魚は、ちょうどこの頃によく釣れる”さば”を指しています。この魚をモチーフにしたパイ、チョコレートが作られます。 |
5月1日 すずらん祭り (仏)フェート・デ・ ミュゲ ( Fete des Muget ) |
すずらん祭り。フランスでは、幸せのシンボルとされるスズランのブーケを親しい人に贈りあう習慣があり、ショーウインドーにはスズランの鉢植えをかたちどったアントルメ・アメ細工のお菓子が並びます。 |
6月16日 |
欧米では、6月の花嫁ジューンブライトと言われるように夏にむかって結婚式の季節です。その時に一段と華やかさを演出するお菓子に、クロカンブッシュというお菓子があります。 6月16日は和菓子の日です。 クロカンブッシュ とは・・・洗礼・結婚式など大切な催しに用いられる古典的で大型のお菓子のことです。クロカントで作った飾り台の上に、小型のシューまたは糖菓をたくさん円錐状に積み上げ、煮詰めた糖液をシューにかけて接着し、頂上にはその日のお祝いにちなんだ飾りやアメ細工の花などをつけます。 |
10月31日
ハロウイーン |
キリスト教の大切な祭日のひとつである万聖祭の前夜祭。古代ヨーロッパの原住民ケルト族の収穫感謝祭がキリスト教と現在のハロウイーンになったと言われています。ケルト族にとって1年の終わりは10月31日 この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女も出てくると信じられていた。これから身を守る為仮面をかぶり、魔除けの篝火を焚きました。 これにちなんで、子どもたちはジャック・オ・ランターン(お化けカボチャ)にローソクを立てて、魔女やお化けに仮装して31日の夜、近くの家を1軒ずつ訪ね「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ( Trik or Treat)」と唱えて家々をまわり歩きます。家庭では、カボチャの菓子を作り、子どもたちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウイーン・パーテイを開いたりしています。 |
12月25日
クリスマス |
イエス・キリストの誕生日を祝う降誕日。街にはクリスマスソングが溢れ、私達の国でも大変馴染み深い日ですが、このクリスマスに欠かせないお菓子にクリスマスケーキがあります。一口にクリスマスケーキと言っても、各国ではいろいろな特色があります。いくつかピックアップしてみましょう。
フランスでは・・・ビュッシュ・ド・ノエル(buche de Noel )。 ロール状にしたスポンジにクリームを塗り、表面を木の皮に絞って丸太の形に したケーキ。ヒイラギやメレンゲのきのこなどを飾ります。 |