Mobile CPUの種類
[目次]
◆お約束
以下の内容(Oh!LaVie NXすべてのコンテンツにいえることですが)については、NEC製ノートPCを前提に記載してます。よそ様のノートPCについてはよくわかりません。また作業はすべて自己責任で行ってください。
最終更新日:2003/01/01 公開日:2001/06/16
1.Mobile CPUの種類
ここではPentium以降のMobile CPUを取り上げます。ノートパソコンで使われているCPUには、大きく分けて以下のものが存在します。
- Intel編
-
各CPUの詳細スペックはIntelのホームページにあるDataSheet(英語)を参照してください。また、CPUパッケージに関する詳細についてはモバイル プロセッサ・パッケージ・タイプの種類と解説を参照してください。
- AMD編
-
- Crusoe編
-
パッケージ/ソケット 対応CPU種別(開発コード) 接続方法 写真 BGA(474ピン) TM5400
TM5500
TM5600
TM5800半田付け 
Product Tracking CodeとsSpec
- MMC-1、MMC-2タイプのCPUには"PM"からはじまる11桁の番号が印刷されています。この番号を確認できればCPUコネクタタイプ、クロックなどが判別できます。
番号形態:AABCCCDDEEEFF AA : Processor Module = PM B : Pentium II Processor Mobile Module (MMC-1) = D Pentium II Processor Mobile Module (MMC-2) = E Pentium II Processor With On-die Cache Mobile Module (MMC-1) = F Pentium II Processor With On-die cache Mobile Module (MMC-2) = G Celeron Processor Mobile Module (MMC-1) = H Celeron Processor Mobile Module (MMC-2) = I Pentium III Processor Mobile Module =L Pentium III Processor Mobile Module Featuring Intel SpeedStep Technology = M CCC : Speed Identity = 750,700,650,600,550,500,466,450,433,400,366,333,300,266 etc DD : Cache Size = 01 (128KB) Cache Size = 02 (256 KB) Cache Size = 05 (512 KB) EEE : Notifiable Design Revision (Start at 001) FF : Notifiable Processor Revision (Start at AA) - PGAタイプのCPUにはs-SPECと呼ばれる文字列が印字されています。これを調べることでCPUの詳細がわかります。s-Specが印字されている場所は、以下のintelのホームページで確認できます。
- Mobile Pentium4
http://support.intel.co.jp/jp/support/processors/mobile/pentium4/id.htm - Mobile PentiumIII
http://support.intel.com/support/processors/mobile/pentiumiii/id.htm - Mobile Celeron
http://support.intel.com/support/processors/mobile/celeron/idyp.htm
s-Specについては、Processor Spec Finderのページで調べることができます。 - Mobile Pentium4
CPU交換について基本的なこと
[CPUのパッケージやソケットに関すること]
- TCP/BGAタイプはCPUがマザーボードにハンダ付けされているので、高度な半田鏝さばきとそれなりの機材がなければCPUを張替える(交換)することは、ほぼ不可能です(一部のショップでは有料で改造しています)。また、異なるパッケージ/ソケットへの交換はできません。
- MMC1タイプからMMC2タイプへの交換 → できません
- MicroPGA1タイプからMicroPGA2タイプへの交換 → できません
これはPentiumIIからPentiumIIIへのアップグレードは不可能なことを意味しますが、もし誰かがゲダを作れば話は別かもしれません。
- 従って、個人でアップグレードできるのはコネクタあるいはソケットで接続するタイプの場合にほぼ限られます。ただし、同じパッケージ/ソケットのCPUへの交換のみです。
- しかし、TCP/BGA以外でもいくつか問題があります。
[BIOSの対応や電圧など]
- 単純にCPUを交換してもBIOSが未対応の場合があるので、異なるコア(開発コード)のCPUと交換する場合にはそれに対応したBIOSに書きかえる必要があると推測されます。例えばPentiumII(Deschutes)からPentiumII(Dixon)等です。
また、同一コアであっても新機能を搭載している場合には動作しない可能性があります。例えばMicro-PGA2のSpeedStep機能なしPentiumIIIを採用したLW450J/24DAで、SpeedStep機能ありPentiumIIIへ交換する場合です。ただし、この例の場合はMaximum Performance Mode(フルスピード)で動作せず、Battery Optimized Mode(バッテリモード)となります。 - MMC1/MMC2タイプのCPUは、North Bridgeを統合したCPUボードなので、異なるChipSetへ交換すると装置が起動しなくなる可能性があります。(例えば430TXから440BXへの交換)
- 低電圧タイプのCPUは動作電圧が異なります。マザーボードに電圧変更のスイッチがないことの多いノートPCでは、この電圧が問題になります。
- 放熱処理をどうするか?これが一番の問題です。電気的な問題がクリアされてもきちんと放熱処理を行わないと熱暴走します。ノートPCの場合、デスクトップPCと違い巨大なFANを取り付けるスペースがないので、非常に頭を悩まします。水冷やペルチェ素子を使う方法もありますが、あまり外見を損ねるわけにはいきません。
- CPUIDが同じでもステッピングが異なると、動作しないことがあるようです。
- SpeedStepに対応していないパソコンにSpeedStep対応PentiumIIIを取り付けてもバッテリ駆動モード(低クロック動作)になりCPU本来の表示クロックで動作しないことは、すでに書きました。同じことが確認されている装置としては次の物があります。
LC50H/33**、LW450J/13**、LW450J/14**、LW450J/24**、LW500J/24** - 一部のMobile Celeron(Coppermineコア)を搭載した装置で、SpeedStep対応PentiumIIIに交換してもMaximum Performance Mode(フルスピード)で動作しない場合があります。動作しない場合の確認事項としては、BIOSセットアップメニューでSpeedStepの設定が無効になっていないか確認してください。もし無効になっている場合には、これを「自動」に設定にできればMaximum Performance Mode(フルスピード)で動作します。この設定がない装置では、Battery Optimized Mode(バッテリモード)でしか動作しません。なお、Mobile Celeronの装置ではBIOSメニューにSpeedStepに関する設定はありません。しかし、SpeedStep対応PentiumIIIに交換するとBIOSメニューにSpeedStepに関する設定が表示されます。恐らくCPUをみて表示するしないを判断していると思われます。
- CPUを交換すると起動時にマイクロコードエラーが表示される場合があります。マイクロコードエラーが発生すると、装置が起動しないか、Battery Optimized Mode(バッテリモード)でしか動作しません。これは簡単に言うとBIOSが新しいCPUを正しく認識できないこと考えてよいと思います。この場合の対処方法としては、BIOSを最新のものにアップデートすると改善される場合があります。ただし、BIOSをアップデートすることでMaximum Performance Mode(フルスピード)で動作するようになったとしても、起動時のマイクロコードエラーが消えない場合があります。過去の報告では、エラーが表示されても実害はないようです。
[その他]
- ボクのLaVieはCPUの交換できますか?と聞かれても、やってみなければわかりません。当たって砕けろ。それが極意。当たったら砕けちゃうかもしれないことも忘れずに。
- CPUの交換作業とは別の問題として、現行製品以外のCPUが非常に入手困難です。一部のCPUはプレミアム価格とも思える物があります。CPUが入手できなければお話になりません。
2.CPUのパッケージ/ソケット形状とLaVieの対比表
自分のLaVieのCPUパッケージ/ソケット形状を知りたい方は◆LaVie DataSheet(仮)で検索してください。









