V200のページ


我が家のメインマシン、V200M7の紹介ページです。

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V200M7
平成9年に購入したPC-9821V200/M7ですが、最近のハード面の進化は凄まじく、パワーアップ無しでは精神的に辛くなって来ました。
最新スペックの部品を揃えてPC/AT互換機を自作すれば簡単ですが、それでは今までの資産「MS-DOS」が動きません!!
そこで、【現役で使える!!】為の改造をしてみました。



基本仕様&変更後仕様
基本仕様
変更後仕様
CPU
MMX(R)テクノロジPentium(R)プロセッサ(200MHz)
AMD K6-3+450@600MHZ 
メインRAM
32MB(SDRAM、DIMMスロットに実装)
128MB(SDRAM、DIMMスロット1,2に実装) 
ウィンドウアクセラレータ
マトロックス・グラフィックス社製 MGA-1064SG搭載
I.Oデータ GA-VDB16/PCI
サウンド機能
PCM録音・再生機能+FM音源機能
標準実装+86音源ボード
CD-ROM
CD-R内蔵(読込み:4倍速相当、書込み:2倍速相当)
標準実装CD-R+PLEXTOR PX-40TSI
MOドライブ
***************
I.Oデータ MOF-640B(内蔵型)
記憶装置(HDD)
内蔵(約4GB)
IBM DDRS-39130 
LANボード
***************
BUFFALO LGY-98J-T
SCSIボード
AIC78**
I.Oデータ SC-UPCI

猛者の方々に比べればまだまだですが、かなり快適に使える環境になりました。
ここまでご覧になって、「それだけ?」って思われた方もいらっしゃる事でしょう。
それは...”いつでも購入時の状態に戻せること”が、私の改造におけるポリシーだからです。
メインマシンとして使い続ける限り、メーカー修理はいつでも受けられるようにしておけば安心できますものね


一応、お決まりのベンチ結果を載せてみます。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種  PC9821-V200/M7C
Processor AMD K6 599.3MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-VDB16シリーズ
Memory 129,444Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
SCSI = I-O DATA SC-UPCIシリーズ (Symbios 53C875)
ABCD = IBM DDRS-39130 Rev S97B
EF = SEAGATE ST32151N Rev 0530
G = GENERIC NEC FLOPPY DISK
H = NECITSU M2513A Rev 1700
Q = SONY CD-R CDU924S Rev 1.1l
R = PLEXTOR CD-ROM PX-40TS Rev 1.00
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
37626 37223 46037 92242 32144 67080 490 123 12961 12832 23550 A:10MB

この数値を見る限り、HDDが足を引っ張っているみたいですね。
最新のHDDに換えるとALL40000越え出来そうです。


追加情報
ということで、ALL40000越えにチャレンジしてみました。
今回のパワーアップ用に購入したものは、I-O DATAのSC-UPU2,QUANTUM ATLAS10KIIです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 V200M7C
Processor AMD K6 599.1MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display GA-VDB16シリーズ
Memory 129,444Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
Date 2001/ 3/17 11:20
SCSI = I-O DATA SC-UPCIシリーズ
HDC = スタンダード IDE ハード ディスク コントローラ
ABCD = QUANTUM ATLAS10K2-TY092L Rev DDD6
EFGH = IBM DDRS-39130 Rev S97B
I = GENERIC NEC FLOPPY DISK
J = PLEXTOR CD-ROM PX-40TS Rev 1.00
K = SONY CD-R CDU924S Rev 1.1l
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
45215 37212 46033 92485 32274 66962 490 124 47626 38640 23601 A:10MB

ついに我が愛機もここまできました。
もっと速いHDDが出れば、さらなる目標「ALL50000越え」も夢ではなさそうですね!




CPU編

V200のCPUは、当時としては最高クロック...?であったMMX(R)テクノロジPentium(R)プロセッサ200MHzが搭載されていました。 速ければそれが「すべて」とは言いませんが、CPUは速いに越したことはないので私も時代の流れと共にCPUを交換してきました。
k6-2/400の直付け⇒メルコN4下駄+k6-3/450@466Mhzと装備してきて、現在はメルコNV4下駄+K6-3+/450@600です。
ここでは、メルコNV4下駄(改)+k6-3+/450@600化の報告を中心に取り上げていきます。


NV4下駄
左の写真が購入した改造前のBUFFALO HK6-MDP4-NV4です。
この下駄を購入するまではN4下駄+k6-3/450@466を使用していましたが、N4標準装備のWindy-CPUファンはCPUに密着しないという大きな欠点が有り、今回の目的k6-3+450MHzで600MMHz動作には冷却不足という不安が頭をよぎりました。
で、いかにも冷えそうなCPUクーラーがのっかっている写真のCPUアクセラレータを購入して来ました。
期待に胸膨らませ、いざ開封...ショック!!
今回のCPUクーラーは密着しているものの、パソコンショップで山積みで千円台で売られているものとそっくり、まるでオモチャですね。
そこで今回は、下駄の改造で市販のCPUクーラー簡単装着を目指してみることにしました。

この写真を見て何か"ひらめいた"のは私だけでしょうか?
そうです!!
この下駄はN4下駄同様、N下駄〜N3下駄に見られた垂直に立つ基板が無いのです。
垂直に立つ基板が無いということは、大型のCPUクーラーが取り付け可能ってことです。
しかしながら標準状態では、写真からでも解るように電解コンデンサーが邪魔になってしまいますね。
そこで、コンデンサー移植&生ソケット7装着での市販CPUクーラー取り付けにチャレンジしてみました。

まずは新品のコンデンサーとソケット7の購入ですが、コンデンサーの価格には正直驚きました。一時某所で有名になったMUSEコンデンサーの3倍近い価格です。
私は地方に住んでいるので、購入は通販オンリーとなってしまうのが原因かも知れませんが、さすがSANYO-OSコン、性能も一流なら値段も一流です。



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左の写真がコンデンサー移植&ソケット7の取り付け後です。
少しばかりコンデンサーの足が長くなってしまい、発振が気になりますが装着して無事動作すれば問題ないことと思います。
生ソケット7の足もCPUの足(丸ピンタイプ)と違い、プレスで鉄板を打ち抜いたままの様な平たい形状をしています。
これをNV4下駄のCPUを抜いたあとに押し込むわけで、接触不良が起こっても不思議ではありません。
以上のように不安要素は多いに有りますが、そんなことを気にしていたら何も出来ないので、まずは実行し「結果良ければすべて良し」の精神でチャレンジです!!


いよいよ装着です...

クリックで拡大生ソケット7装着NV4下駄へ、CPU&クーラーを取り付けた画像です。
CPUクーラーは冷却面で定評のあるALPHA-PAL6035MUCを使用しました。
さすがにデカイですが、見るからに冷えそうです。
いよいよマザーボードへの実装です。
コンデンサー移動をしているので干渉が心配でしたが、なんとか無事に済みました。
しかし、生ソケット7装着NV4下駄にCPU&クーラーを取り付けた状態では、生ソケット7の着脱レバーが邪魔をしてマザーボード側ソケット7の着脱レバーが起せない為、装着出来ませんでした。
結局、一度組み上げた物を「生ソケット7装着NV4下駄」のみにしてマザーボードに取付け後、CPU&クーラーを装着するはめになってしまいました。
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スイッチON!!
ピポッ!!と言う聞き慣れた音とともにメモリーチェックの画面が...
Windowsも無事起動、各種ベンチテストを実行してみましたがこれも完走し、安定していると言っていい感じです。
これで、わが愛機V200も21世紀を迎えることが出来ました。

最後になりましたが、私がしたNV4下駄ディップスイッチの設定です。
SW1
SW2
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
O N
O N
O N
OFF
OFF
OFF
O N
O N
O N
OFF
OFF
O N




切換機編

98シリーズを改造していくうちに、余った部品で自作機の製作を考えた方は多いことと思います。
私もその中の一人で、お遊び程度なマシンを製作しました。
完成して気づいた事...それは「モニターを2台も置くスペースが無い」でした。
そこで、市販のCPUセレクターと自作モニター電源切換機の組み合わせによる完全なマシン切換にチャレンジしてみました。



doubles AT/98 model98 モニター、マウス、キーボードの切換機として購入した潟Gアーdoubles AT/98 model98です。
98シリーズのマウス&キーボードを使用して98もPC/AT互換機も操作してしまおうって代物ですが、使ってみるとこれがなかなかスグレモノでした。
と、ここまでは良かったのですが...
doubles AT/98 model98は、モニターの電源まで操作してくれないのです!!(当たり前ですが)
今まで98シリーズを愛用してきた者にとって、「PCの電源ON=連動してモニター電源ON」は当たり前、自然な動作ですね。
98と互換機、それぞれ起動するたびにモニター電源をON/OFFするわずらわしさが嫌になり、98と互換機それぞれに連動してモニター電源をON/OFFしてくれる装置を作ってみました。


    
クリックで拡大 左の写真が自作電源切換機です。
電源の切換え方式として、98はサービスコンセント、PC/AT互換機はUSB連動タップからのAC100V供給でリレーを動作させてモニターに電源を供給するものです。


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簡単な配線図
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内部画像


リレーにはオムロンのMY2N-Y(LED付)を使用しています。
私自身、電気はあまり詳しくないので試行錯誤の末の配線となってしまいました。
計画当初は、PCからの電源ラインでモニター電源を供給するつもりでした。(図2参照)


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図2
しかし、実際にテスト機を製作して2台のPCが同時にONした場合の実験を繰り返しているうちに、1割位の確率でリレー内部の接点でスパークが起こりリレーを破損してしまいました。
実際使用していて2台のPCの電源が同時に入ることってまず無いのですが、安全面優先で図2の案は却下としました。
テストでは2台同時に電源ONの実験を繰り返しましたが、時間差を設けてのONは問題有りませんでしたので、2台同時起動は100%無いってお方は図2で製作されれば電源コードが1本少なくなりますね。
ただ、図2で製作されて不都合が起こっても私は一切の責任を負いませんので、あくまで自己責任でお願いします。


リレーの数を増やせば複数の電源切換えが可能になりますね。
応用として、出力ソケットの数を増やせばプリンターやLANハブなども各PCに連動して電源ON出来ます。
今回はリレーにLED付を使用しましたが、LED無しタイプでしたら安く出来ます。

今回使用した部品
 電源プラグコード  3本
 omronリレーソケット  PYF08M (定価400円) 2ヶ
 omronリレー MY2N-Y(LED付)(定価1,300円) 2ヶ
 AC100Vソケット 1ヶ
 適当なケース  1ヶ





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