Cバス取り付け支援キットのページ


PK98-CZ3OPTKITを作ってみました。



以前、玄人志向から発売されていたCHANPONZERO3用のCバス取り付け支援キットPK98-CZ3OPTKITもどきを作ってみました。

まずは製品化に辺り図面を作成しないといけませんが、幸運にもPK98-CZ3OPTKITをお借りする事が出来ましたので、PK98-CZ3OPTKITもどき(PDF)とPK98-CZ2OPTKIT(PDF)、さらにはPK98-CZ4OPTKIT(PDF)を図面化して試作品を作りました。

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PK98-CZ3OPTKITもどき
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PK98-CZ2OPTKIT
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PK98-CZ4OPTKIT

PK98-CZ2OPTKITとは...
それはPK98-CZ3OPTKITがCHANPONZERO3用であるのに対し、CHANPONZERO2用の取り付けブラケットが存在していませんでしたので、可愛そうになって作った物です(^^ゞ

PK98-CZ4OPTKITとは...
それはPK98-CZ3OPTKITに、PCIブラケットを一つ余分に取り付けられるようにした物です。
ベース基板は、CHANPONZERO2ならびにCHANPONZERO3を使用しますので、PCIスロット自体が増えるわけではありませんが、これによってSCSIケーブル外だしブラケットやサウンド関係のサブブラケット等を取り付けることが出来ます。


加工方法として、鉄板をレーザーカット後、曲げ、タップ加工、メッキ処理といった工程で製品化します。
タップ加工は、普通今回のような薄い板にする場合バーリング加工という処理をしてネジを切ります。
バーリング加工とはPCによく見られる鉄板を円筒状にする加工方法で、これをする事によりネジ加工部分を長くする事が出来ます。
M3の最低強度必要板厚は1.6oですが、PK98-CZ3OPTKITの鉄板は1o、最低板厚に足らないのでバーリング加工をして強度を上げているのです。
ですが私の場合、その道具を持っていませんので鉄板に穴を開けネジを切る普通の加工になっています。
まあ、頻繁に締め替える所でもないし荷重も掛からないので使用するにあたっての強度は十分です。

では、PK98-CZ2OPTKITを取り付けてみましょう。
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左の写真がPK98-CZ2OPTKITにCHANPONZERO2のベース基板を装着した状態です。


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本体組み付け完成後の画像です。
組み付け後に判明したのですが、この位置に取り付けると増設GAと本体を繋ぐ短いVGAケーブルが微妙に届きません(^^ゞ
まあ、市販されている短めのVGAケーブルを買ってくればよいので問題ではありませんね。

続きまして、PK98-CZ4OPTKITを取り付けてみましょう。
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左の写真がPK98-CZ4OPTKITにCHANPONZERO3のベース基板を装着して、各種ボード類を取り付けた状態です。
一番上にはPCIスロット用の排気ファンを取り付けてみました。


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PCIブラケットの先端固定部分を裏側から見た所です。
設計段階では先端の細くなっている部分が、CZ4OPTKITの切り欠き部分に少し入り込む計算でしたが、実際には細くなっている部分の寸法が非常にばらついているため、入ったりはみ出したりしています。
今回はCHANPONZERO3に取り付けたボードも先端部分を固定していますが、基本的にはCHANPONZEROで固定出来ない物を取り付ける為なので、必要のないスロットの切り欠き部分は本来曲げ加工しません。


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本体組み付け完成後の画像です。
おお〜っ、圧巻ですね! Cバススロットが一つも使用出来なくなりますが..(^^ゞ

注意点
PK98-CZ3OPTKIT、PK98-CZ2OPTKIT共に言える事ですが、Cバスバックボードを取り外すか切り取らないと装着出来ません。
それが嫌な場合は、ホームセンターなどで売られているM3ネジの六角スペーサーで浮かして取り付ける必要があります。
上でも書きましたが、ネジを思いっ切り締め付けるとネジ山が飛んでしまうかもしれません(^^ゞ
PK98-CZ3OPTKIT等に付属のケーブルは届かないので、延長する必要があります。



ケーブルが届かないと不便なので、延長ケーブルを業者に頼んで作ってもらいました。

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CHANPONZERO3、ならびにCHANPONZERO2に付属のケーブルを延長する為の物です。
全長はコネクタ両端で260oで設計しています。


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CHANPONZERO付属ケーブルと組み合わせた所です。
ですが少しばかり問題が...
画像クリックで、問題箇所の拡大画像が表示されます。

延長ケーブルを作る際に大きな問題がありました。 その問題箇所は上記画像をクリックしてでる箇所で、CHANPONZERO付属ケーブルのコネクタはもともと対基板用コネクタが使われています。
その為に、これに合うメスソケットが製造されていませんでしたので、仕方なくもっとも使えるであろうメスソケットを選択して製造依頼しました。
専用でないので、画像にある突起部分が干渉してしまいます。
ですが、そのまま押し込めば装着出来ますので問題はないと思いますが、気にされる方はカッターナイフ等で干渉部分を切り取ると良いと思います。
注意点
上記コネクタ干渉有り。(そのままでも装着可能)
逆差しは出来ませんが、ケーブル色を合わせて取り付けて下さい。
ケーブル長は自由に選定可能です。

このページを見られて欲しいと思われた方、制限付きで製造可能ですので相談下されば出来るだけお力になりたいと思います。






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