指折り数えて驚いたのだが、聖子さんのメイン(と、勝手に思っている)のライブ活動である「インマイハートコンサート」は10カ月ぶり。ジョイントやイベントを除いたソロライブでも6カ月ぶりである。 ファンクラブに入るまでは情報に乏しく、このインマイハートコンサートしか観ることはなかったけれど、何となく年2回、というイメージを持っていた。去年はライブとイベントあわせて7回聖子さんに触れているが(もちろん、触ったと言う意味ではない!)、メインのライブが一回しかなかったことになる。(レポートは6こしか書いていないけれど) シリーズが増えているのは確かだけれど、フルバンド編成によるインマイハートコンサートが年2回欲しいところだ。 というわけで、随分大きな期待を持って、ライブ会場へやってきたのである。 |
開演に先立ち、馴染みのSさんとステージのセッティングの見聞。Sさんは昨日の名古屋公演も見ているから、解説をお願いした。 開演前のステージ上は暗くて奥の方がよく見えなかったが、バンド経験もあるSさんの解説で、「いつもとだいぶん違う」ことがあきらかになる。 バンドメンバーの紹介などはステージの合間のMCで順次行われたし、バンド編成自体の組み替えもあったのだけれど、先におおよそ紹介しておこう。 のざきよういち(漢字がわかりません)・・・キーボード メーカーがいつもと違い、KORG(シンセ?)とKAWAI(エレピ?)。ピアノ、アコーディオン、ピアニカなども曲により演奏。 あくいきいちろう(漢字がわかりません)・・・ドラム・パーカッション ドラム編成がいつもと異なり、タムがひとつ多い。そしてシンバルがなんと6枚。ただしキックペダルはないようだった。 今出宏・・・ハーモニカ・ギター・コーラス 久しぶりのステージサポート。腰のホルスターに数本のハーモニカを差していてかっこいいです。 山本なおや・・・(漢字がわかりません)・・・ベース・ギター 音楽的なことはわからないですが、これまでの方と奏法が全く違っているのか、別の楽器に思えるほど。興味深いです。 坪井寛・・・ギター(エレキ・アコースティック)・フラットマンドリン・コーラス アコギもいいけど、つぼやんはやっぱりエレキギターですね。 沢田聖子・・・ボーカル・ギター・ピアノ・アコーディオン 以前はどの曲の時にどんな鳴り物を使ったかレポートしたけれど、今回は省略! |
1.No Goodbye 2.自問 3.距離を越えて 4.いつか君に 5.春の娘 |
6.初恋
MC
キーボード→アコーディオン。電子楽器から離れて、パイプ椅子に座る。ハーモニカ→ギター。ドラム→パーカッション。ただし、スネアドラムだけ傍らにセッティングされている。 夢物語は聖子さんがアコーディオン、坪やんはフラットマンドリン、そしてパーカスはスネアを中心とした演奏。シャンソン風? なんて一瞬思ったけれどシャンソンがどんなのかチャンと知らないから、書かない。(あ、書いてしまった) 8.すべては君のためだけに
9.約束
10.明日をかえたい 11.笑顔が好きだから
MC そして、メンバーが退場 ここから聖子さんのピアノ弾き語り 12.まっすぐに愛 メンバーが再び登場 今回の基本フルバンド編成に戻る
客層が違えば総立ちタテノリだね。僕は立たせていただきましたけれど。同じ時間と空間を共有してすごく快感でした。 と、いうのも、理由がありまして。僕はライブでは「一緒に声を張り上げて唄いたい」という欲求が凄く強いんです。でも、ピアノの弾き語りとかになると、そんなことしていたら周囲の人に迷惑ですからね。遠慮してるのよ。ピアノの弾き語りもそれはそれで凄くいいんですけどね。(最近は2種類のライブシリーズがあるから嬉しいです) 客席も真っ暗ではなくて、ステージからある程度見えるみたいでした。聖子さんも「一緒に唄って!」というのが好きらしくて、スタンディングで一緒に唄っていると時々目があって、そういうときは微笑んでくれました。ウレピー!!! なんだかミーハーですけど。 「一緒に暮らそう」は未発表曲。松下電工の「家屋の新築・改修」販促用ビデオのテーマソングとなっている。だから、新しいお家で「一緒に暮らそう」なんだろうけれど、この曲、すごくいい。悪いけれど表に出ない販促用ビデオにしておくのは惜しい曲。核家族とか両親共働きなどが社会的にあれこれいわれたのは遥か昔のことだけど、「家族みんなで仲良く一緒に暮らそうよ」というメッセージが込められたこの曲は、こんな荒れた世の中にこそ、今の生き方を問い、そしてとても暖かな気持にさせてくれる、なくてはならない曲だと思う。歌詞を噛みしめていると涙が出た。 今回のライブには予定していたツレが急遽来れなくなったので、沢田聖子初体験(といっても昔の曲は結構知っている)というMを連れてきたんだけど。濃いファンでもほとんどが初めて聴く「一緒に暮らそう」を、Mはなんと一緒になって唄っている。どういうこっちゃ。Mの友人が松下電工の社員でショールームに遊びに行ったときに見せてもらったと言うことでした。「なんとか手に入れてくれ」と懇願したが、果たして実現には至っていない。うーん、無理かも知れないね。 「In my heart」をこんな編成とアレンジで聴くのははじめて。CDだと「荘厳」な感じがしたけれど、このライブは「壮大」をイメージさせる演奏でした。 アンコール 21.君のために
アンコール2
ここ数年の中では、最高の出来のコンサートではなかったでしょうか。 全体構成もそうだし、曲ごとのアレンジもそうだし。まあ、僕の好みにあっただけかも知れませんが。 しかし、最低なのがひとつ。場内アナウンスが棒読みだ。僕の方がまだ上手にアナウンスできるぞ。それに、まだアンケートを書いているのに会場からの追い出しにかかるヒートビートスタッフ、まだタイミング的に早いぞ。あと15分くらいは大目に見て欲しい。ホールはともかく、ロビーぐらいいいじゃないか。コンサートって言うのは、余韻も大切なんだから。(ライブの後、ドリンクを注文してくつろげた沖縄D−SETが懐かしいな) それはともかく、ロビーに「本日の曲目」が張り出してあったのには驚いた。ポスターか何かの裏に急遽書かれたらしく、折り目が付いている。(行がいがんだり行間がアンバランスになったりするのを防ぐために、こうするでしょう?) タイトルを思い出せない曲が若干あっただけに、これは助かりました。いったいどなたのアイディアでしょうか。続けて欲しいですね。 |