今回のライブは「公開生中継」で、KBS京都が全社的に取り組む交通安全キャンペーン「かたつむり大作戦」の一貫。
「かたつむり」というのは、つまり、ゆっくり走ろうということをイメージしたものらしく、キャンペーンでは交通安全への呼びかけと、交通遺児を対象とした寄付金の募金も行われる。
僕もそれにあやかり、自宅のある三田から京都まで普通列車だけでのんびり会場いり。
というのは、車内で眠り込んでしまったからで、快速へ乗り換える機会を逸してしまったのだ。
目が覚めたときもあるけれど、面倒くさくなってそのまま乗り続けた。下手に乗り換えてバタバタしたところで、直通列車の威力はすごい。快速同士を乗り継ぐのとおそらく15分程度しか変わらないだろう。
それでも、ライブ開始時間より随分早く着いた。
ひそかにリハーサルを期待していたが、かたつむり大作戦のオープニングも同会場で行われることになっており、すぐにオープニングが始まった。
公開番組にはじめて見学に行ったとき、執拗な拍手の練習にうんざりさせられたものだが、今回は一回限り。
まんがでも読みながらライブの開始を待とうと思っていたけれど、時々客席にカメラが向くので遠慮して、寒さに震えながらライブを待った。
そこかしこから、馴染みの顔が集まってくる。
オープニングが終わると群衆が去っていき、ええ? オープニングが観たいだけのために立ち寄った人がいるのかと驚いた。
ライブ開始直前に、ステージ直前の床の部分も開放され、最前列に座ることが出来た。
1.シオン
エレピの弾き語り。聖子さんらしい魂のこもった歌い方で、しかも聞き慣れた曲なので、いきなりライブの世界に入り込んでしまう。この瞬間がライブの最高にいいところですね。
MC
弾き語りで「シオン」をお送りしました。季節外れの秋の花の唄です。
それでは、メンバーと一緒に何曲か唄いたいと思います。
5月の26日に新しい曲が出ます。28枚目になります。デビューしてわたしはですね、20年になるんです。「おまえいったいいくつなんだ」って、感じですけれども。
メンバーと一緒に唄うのは今日このステージが初めてです。
2.ガンバレ
倫典さんのギター、まりちゃんのパーカッション、戸塚さんのキーボード。聖子ちゃんのピアニカが間奏に加わるあかるくアップテンポの曲。「自分を信じて、譲れない夢を諦めずにいられるように、ガンバレ」という歌詞。転調が3回あり、倫典さん泣かせの曲らしいのですが。倫典さんのコーラスが入ったような気がするのは気のせい?
3.風を感じて
サポートメンバーは同じ。戸塚さんのキーボードの音色が美しく響く。聖子さんはタンバリンを手に手拍子のリードをする。ガンバレと同様明るいアップテンポの曲で、ガンバレよりも抽象的なメッセージソング。これからのライブでは中心的なノリのいい曲になりそう。だれの編曲だろう?
4.smile
サポートメンバー、聖子さんのタンバリン共に同じ。「笑顔がいちばん」「うわさの街wa」のオープニングテーマでかなりおなじみの曲。全体構成(といっても4曲だけど)のうち75%をメジャーコード&アップテンポの曲が占めるのは珍しいことではないかな? 演奏中ずっと3台のカメラが行ったり来たりしていて、脈絡がないように思えたけれど、ビデオでみるとこれが実に良く計算されたものだったことがわかる。
MC
(コンサート告知。5月と8月のヒートビート、詳しくは情報コーナーを参照。この他に、7月に立原啓介さんとイベントをすると発表)
それではここで、仲良しのお友達、同じ苗字の沢田知可子さんの登場です。
聖:チカちゃんとは年に何回もいつもコンサートやらせてもらってて。
知:聖子さんは暖かく成るような曲ばっかりでいいですね。あたし、固まっちゃいそうな曲ばかり用意してきて、みんなに悪い気持ちになって来ちゃって
聖:チカちゃんとは初対面の時から昔からの友達のような気がして、テンションがあって
知:ねえ、小さい先輩と大きな後輩っていう感じですね
聖:そうなんですよ。チカちゃんの方がアダルトな雰囲気があって
知:アダルトなんです。
聖:年上って言うかんじがするんですけど、わたしの方が年上なんですよ。ね、ね
知:みんななんか引いて。。。しまった
聖:戻っておいで〜
知可子さんのOLの時の話し。交通安全協会にいたということで、キャンペーンに関連した話題。
5.幸せになりなさい
6.大きな古時計
サポートは倫典さんのみ。懐かしい唄です。子供の時に覚えた歌です。という紹介と共に。倫典さんのワンコーラス分の演奏(間奏)がとても優しく雰囲気があって心地よかった。
MC
おじいさんはおじいさんになって人生を全うして天国に行かれたんだなと思うんですね。でも例えば交通事故で若いのになくなってしまう。この世を去らなくてはならない、そういうこともたくさんあると思うんですね。バスケットボール部で憧れの先輩がいたんですね。そのひとも24歳でこの世を去ってしまいました。心から安全運転をお願いしたいと思います。この先輩に「会いたい」という曲が偶然にもみなさんに知ってもらっている曲になりました。
7.会いたい
フルメンバーによるサポート。穏やかに歌い始めた曲が徐々に熱唱になっていく。
8.幸せのドア
フルメンバーによるサポート。異論はあるだろうけれど、「元気」や「夢」が聖子さんのキーワードのひとつなら、知可子さんの場合は「幸せ」なのかな、と思ったりした。それにしても、やっぱりメジャーな曲がいっぱいあるのって羨ましいです。聖子さんファンとしては。
知可子さんに呼ばれて聖子さん再び登場。
それではせっかくなので、いっしょにおおくりしましょう。
9.砂浜
フルメンバーによるサポート。ずっとずっと期待していた女性同士のデュエット。「ひっぱれ」顔負けのものすごく美しいハモリで、魅せられた。杏里などでおなじみの曲でどの程度知名度があるのかは知らないけれど、僕も本当に昔から馴染んでいて、口ずさむひと会場に多数。チカちゃんの独唱を目を閉じて聴く聖子さんがとても可愛くて綺麗だった。
=アンコール=
10.夜空ノムコウ
フルメンバーによるサポート。スマップのおなじみの曲。聖子さんも数多く唄っていてライブでは定番になっている。僕も一度聴きたいと思っていたけれど、今日実現するとは思っていなかった。しかもデュオ。倫典さんのギターの音色が最高にいい。