キャットクラブとは一言でいえば、猫の血統登録をするところ、キャットショーを行うところです。
日本国内で有名なのは、米国に本部を置き世界中に支部を持つCFAとTICAでしょう。CFAのJapanリジョンには特定のブリードクラブを含めて60を数えるクラブが所属しています。TICAのAsiaブランチは、同じリジョンに属する韓国のクラブを含めて現在17です。(2005年時点)
他にも独自の血統登録部を持つ団体がいくつかあるようですが、こちらは主にペットショップ等が利用しているもので、国内のみで通じる血統書を発行しているようです。団体独自のショーも行われているらしく、ちゃんとタイトルも表記されています。でもこちらの方面は詳しくないので、
今回はとりあえず、CFAとTICAのクラブについてのお話です。
CFA Japan Webサイトでは、
猫が好きな人 、血統猫の繁殖を目指す人 、猫に関する知識を得たい人
、動物福祉に興味のある人
誰でも自由に入会できます。‥‥とあります。
クラブに入会する動機のひとつは、血統登録をして血統書を発行してもらうことでしょう。
子猫が産まれた時、自分で血統書を作らずにクラブで発行してもらうブリーダーも多いです。
ではブリーダーはクラブに入らなくてはならないか?
実際のところTICAもCFAもアメリカに本部があるので、私たちブリーダーはそちらにキャッテリー登録をします。だから国内のクラブに所属しなくてもこれらに登録された猫の繁殖は出来ますし、キャットショーに出陳することもできます。一般の猫飼いさんも同様です。
しかしながら国内のクラブに所属していると、様々な情報が手に入りやすくなります。日本語での応対と米国本部への各種登録の代行、そして何よりそこは猫好きさんの集まりです。もちろんブリーダーではない普通の猫飼いさんもたくさんいます。純血種だけでなくいわゆる雑種の家庭猫のオーナーさんもいます。同じ猫種のみならず、色々な猫種のオーナーさんとお友達になれるかもしれません。我が家の猫種の勉強をしたい人、キャットショー出陳に興味があるけど教えてくれる人がいないという人、キャットショーの運営やお手伝いに興味のある人、そしてジャッジを目指したいという人は、是非クラブに参加してみては? クラブでは常に猫とクラブに関心がある人を待っています。
ブリーダーから純血種を購入したからといって、ブリーダーと同じクラブに入らなければならない義務はありません。クラブの運営方針はクラブによって異なります。ショーを数多く主催するクラブもあれば、血統登録以外ではあまり活動していないクラブもあります。勉強会を精力的に開くクラブや会報がとても充実しているクラブ、ボランティアに参加しているクラブ、あるいは会員同士の親睦に熱心なクラブなど、本当に様々です。必要に応じて複数のクラブに入会するのも自由です。(CFAは3つまで)
因にクラブの年会費は大体2〜5千円(初年度に入会金が同じくらい)です。
どのクラブを選ぶかは悩みどころですが、ブリーダーや猫友達に情報をもらったり、各クラブに直接活動内容等を質問して、自分に合いそうなクラブを慎重に選んで下さいね。
余談ですが、現在私たちが所属している2つのTICAブランチもお勧めですヨ。(Linkを見てね。) |