■ 住まいと庭 ■
夏の日陰の庭 ニガウリの日除け
パーゴラのある中庭
| 正直なところ、住まいより庭が楽しい。これは、住まいの設計を職業とする私の本音です。 住宅の設計に携わる者としては、日頃から自分の住まいぐらいは、掃除や片づけをこまめに しなくてはと思い、それなりに家の中は片づけているつもりです。しかし、住まいを片づけて、 季節の模様替えをし、片づいた室内を眺めて感じることは、家が出来た時は最高だったなあ と思い出すことです。我が家もそれなりに、家具や飾りもので季節の変化を演出し、住まいは 毎年確実に良い年輪を刻み重ねてはいるのですが。 ところが、住まいに比べ庭は、住み始めたときが、スタートラインに立ったときです。年毎に 手を加え・試行錯誤し・汗をかきかき・おいしいビールでも飲みながら、深夜に来年の春には、 どんな花を植えようかと思いを巡らすのも本当に楽しいものです。 実際、私の庭などは、専門の庭師の方の手を全くわづらわせず、本を片手に手作りで、完 成することのない2つの庭(日陰の庭と日なたの庭)を今年も造園中です。夏は、中庭の手製 のパーゴラで育てたニガウリが食卓を彩り、また、小さなキッチンガーデンでは、トマトとちょ っとしたサラダ菜を植え日々の生活を愉しんでいます。ほんとうに小さな庭なのですが、庭が あるだけで日々の暮らしは、豊かになります。 冬になると、上掲の写真の庭の草花は、すべて枯れて庭は閑散となります。それだけに早春 に咲くクロッカスやかたくりの花が待ち遠しく感じます。庭があるとほんとうに生活を愉しめます。 |