2009年ハチクマ春の渡り
        

2009年の今年は、対馬野鳥の会の活動として、春のハチクマの渡りをカウントしてみることにしました。ハチクマは5月初旬から対馬を通過して南下する個体の群れが観察されていますが、観察の初回となる今年は5月14日から20日までの1週間を計画しています。

内山のアカハラダカ展望台(厳原側から) 内山のアカハラダカ展望台(内山側から)

内山峠から南西方向を見る

月 日 天候 風向 観察時刻 ハチクマ サシバ オオタカ ツ  ミ アカハラダカ ハヤブサ その他
Oriental Honey-buzzard Grey-faced Buzzard Northern Goshawk Japanese Sparrowhawk Chinese Goshawk Peregrine Falcon
5月14日(木) 11時〜14時 92 41 - 3 - 1 アマツバメ±10
この時期の渡りは、ハチクマだけでなく何種かのタカ類が渡っているのに改めて気づかされた一日だった。
5月15日(金) 北東 11時〜14時30分 62 - - - - 2
強い北東風のためか出はあまりよくなかった。14時過ぎに一群れ通過したので観察時間を30分延ばした。
5月16日(土) 雨天中止 - - - - - - -
5月17日(日) 西 濃霧で観察不能 - - - - - - -
5月18日(月) 南西 11時〜14時 68 - - 2 1 - アマツバメ
5月19日(火) 南西 10時30分〜14時 109 83 - 4 5 - アマツバメ
穏やかな南西風だったせいか、数は多くないが観察時間中間断なく出現した。
5月20日(水) 南西 11時〜14時 40 21 1 6 4 チゴハヤブサ1 ハリオアマツバメ21
最終日の今日が一番少なかった。やはり今季のピークは5月初旬だったようだ。
合   計 371 145 1 15 10 3+1
昨年に比べるとハチクマの渡りのピークが早まっていた感じがする。一方、サシバは4月中下旬に浅藻や内院で休んでいるのが観察されるのでその頃がピークと思っていたが、意外に遅いことが判った。