ゲームレビュー/Windows



ラムネ
総プレイ時間 22時間
評価時の攻略度 全CG回収
オススメ度 ★★☆☆☆
感想 田舎町でのほのぼのとしたラブストーリー。幼少期編と現在編の2部構成で、幼少期編の選択で現在編のヒロインが決定する「みずいろ」と同方式。
選択肢数が少なく、ヒロイン決定以外での分岐というものがないに等しいため、ゆっくりとシナリオを楽しむことが出来る。ゲームオーバーはないものの、誤った選択を続けるとエンディング後のエピローグが見れなくなることがあるが、ひっかけらしい選択肢もないので、普通にプレイして問題ない。
攻略は4人と少なめな上、Hシーンも各キャラ1回で短め。その辺りは、ここのメーカー恒例のおまけシナリオで補完している。ただし、ヒロインになったとそうでない時でキャラの性格が反転するのはもういいかと。ただでさえ、「みずいろ」では「おとな進藤」の存在が薄くなってきているというのに。
無難といえば無難なのだが、逆にパっとした部分がないので、特に薦める要素が少ない。本編よりもオマケの方がよいというのもちょいと問題あり。七海のぬいぐるみ劇場は面白かったけど。「ぽんこつ」継承者らしいが、どちらかというと「ほんわか」キャラ。せめて「みずいろ」と声優は変えて欲しかったところ。
回収騒ぎで問題もあったが、入手は容易。値段が安くなっていれば、サントラCDの購入と考えれば元は取れるかと。


ランスY〜ゼス崩壊〜
総プレイ時間 95時間
評価時の攻略度 全CG回収
オススメ度 ★★★★★
感想 アリスソフトの看板ソフトのシリーズ最新作。登場するキャラはほとんどがシリーズ通しての馴染みのキャラばかりで、舞台はゼスとなっている。
RPGなのだが、シリーズでは初めてとなる3Dダンジョン形式。オートマッピングで、一度通った場所は次に訪れた場合も表示されている上に、イベントの発生場所もMAPに表示されているので、次に移動するべき場所が一目でわかる親切設計となっている。
イベントやシナリオは冒険中に手に入る3色の玉を消費することで、プレイヤーが選択して進めることが出来る。3色の玉は戦闘回数を重ねれば自然に手に入る仕組みなので、レベルが低いうちにシナリオを進めすぎて手詰まりになるということがない。経験値もパーティーの16人に入っていれば、戦闘に参加していなくても同じだけの経験値を入手出来るので、使い勝手の悪いキャラを無理矢理に使わなくてはならないということがなくていい。
今までのシリーズでも才能限界(レベルの最大値)の設定はあったが、今回はランスとHすることで才能限界が一定量までは上がるというシステムが導入され反映されたことで、ランスが才能限界なしで最強という意味がわかりやすくなっている。育てまくると、リックやパットンでは歯が立たないというのが一目瞭然です。
シナリオは特にこれという程ではないが、イベントの数が豊富で飽きがこないのと、キャラ毎の攻撃方法のバリエーションが豊富なので、全員が殴るだけといった単調な戦闘にならないようになっているのもよかった。オートマッピングな上に、通り抜けることの出来るカベまで表示されているので、メンドウな手順も省略出来る。操作系では、マウスなしで、ジョイパッド+キーボードの組み合わせでプレイすると快適。特にキーボードのショートカットはかなりベンリだった。
シリーズものなので、新キャラ以外は全て知っているものとして進んでいるので、今作から入る人はちょっとそのヘンがキツイかも。一応、マニュアルとかにも補足が載っているが、ランス2と鬼畜王はプレイしておくことを薦める。ただし、鬼畜王はキャラ設定は同一だが、アナザーワールド扱いなので注意。


Re☆さいくりんぐDay’s
総プレイ時間 10時間
評価時の攻略度 全キャラクリア
オススメ度 ★★☆☆☆
感想 受験前に交通事故にあった主人公が(撥ねたのはメインヒロイン)、予備校に通いながら恋愛と勉学を両立させていくアドベンチャー。
MAP移動とか共通シナリオというものがなく、主人公の勉強のパラメータ値によってヒロインとのイベントが発生するので、序盤は目当ての科目だけを伸ばして行き、最終的にパラメータを平均させればいい。ヒロインとのイベントはパラメータ以外にも好感度が影響するが、好感度はヒロインから出題される試験問題に正解するかどうかで上下する。キャラクタによって問題のレベルの差が激しく、中学生レベルのものもあれば、大学受験レベルのものもあり、こまめにセーブしていないとなかなか難しいものがある。
また、序盤の主人公の体力は著しく低いため、バイトを行い、そのお金で体力UPのドリンクを飲まないと頻繁に休むハメになって時間のロスになる。固定の日付でのイベントはほとんどなく、あっても強制なので、気にせずにパラメタアップに励めばいいので、やること自体は単純な繰り返しである。
どの女の子も、出題される問題さえクリア出来れば、攻略は難しくはないのだが、差分CGを集めるのがかなりのホネ。特にメインヒロインは処女かどうかでの差分が非常に多いので、全回収はかなり気合が必要。
イベントが少ないせいか、シナリオもそれほど盛り上がることもなく淡々と進み、期間中はパラメタの調節の繰り返しのため、飽きが早い。ヒロインによってはHシーンの数も多くCGもかなり良いのだが、一部のキャラの声優さんがイマイチだったりする。
また、キャラによってはエンディングで強制終了や、会話と音声があってなかったりとかのシステム面でのバグも目立つ(修正パッチが1度公開されて以来、更新されずにOHPが消滅している)。当初は、発売未定のままで発売されないかもと噂されていたことを考えれば、出てくれただけで有難いと言うべきかも知れないが。