復活した蒸気機関車の音
 
トラック1 《舞木−三春》 11分38秒
汽笛一声、舞木駅を出発した列車は力強いドラフトを響かせながら勾配を登る。
いくつかのトンネルを抜け、伊達政宗の正室愛姫の故郷三春へ到着する。
「2005年10月8日 磐越東線 舞木−三春」


トラック2 《三春−要田》 10分09秒
三春は、舞木から船引の手前まで続く登り勾配の丁度真ん中辺り。
三春からは更に厳しい勾配が続く。磐越東線最大の見せ場である。
「2005年10月8日 磐越東線 三春−要田」

トラック3  《要田−船引》 14分34秒
要田駅は蒸気を作る為の運転停車。
約5分の停車時間で蒸気を作り、勾配線の引き出しから峠へ挑む。
要田を出て約9分、ようやくサミットを抜け、苦しそうなC11のドラフト音から、一転軽快な旧客のジョイント音に変わる。
下り勾配のため、後ろの客車から押された連結器がぶつかり合う音が懐かしい。ようやく船引に到着した。
「2005年10月8日 磐越東線 要田−船引」


解 説
磐越東線のC11325  9742レ
2005年10月8日録音
 福島県では只見線で運転されるC11が人気であるが、磐越東線で見せたC11の姿も素晴らしい情景であった。
 
 郡山を出発して暫くは平坦な行路であるが、舞木付近から船引まで、長く険しい登り勾配が続く。
 蒸気機関車と旧型客車が奏でるサウンドを味わうにはもってこいの路線であった。
 惜しくも、現在は運行されていないが、いつの日か、またそのサウンドが戻ってくる日に期待したい。


磐越東線勾配図 郡山−船引

これからも、少しずつアップします(予定)。