現在は新交通システムで運行されている西武鉄道山口線に、
かつて走っていたコッペルの活躍をご紹介します。



1.夜のコッペル

通称「おとぎ電車」と呼ばれる西武山口線。鉄道100年を記念して、井笠鉄道と頸城鉄道のコッペルを復活運転させていました。
名前はおとぎ電車ですが、れっきとした地方鉄道で、腕木式信号機やタブレットなど、鉄道情景も素敵な 脇役が活躍。国鉄線上から蒸機が消え、目標を見失いそうになった頃、西武山口線に行ってみました。
そこで繰り広げられていた光景は、今でも忘れる事が出来ません。ナローゲージの、まさしく、 活きたコッペルが力いっぱいの活躍を見せてくれたのです。
当時高校1年生だった私は、学校の帰りに寄れる、という利点を活かして、結構通いました。

  



銀河鉄道があったとしたら、こんな光景を見ることが出来たのでしょうか?






1日の仕業を終え、庫へ戻ってきました。煙室掃除の始まりです。







缶替えに取り掛かる頃、辺りを夜の帳が包み込み始めます。







小さい蒸機とはいえ、本物の蒸気機関車の保守は、思いの他手間が掛かります。







元井笠のコッペル。1号機のプレートをつけていました。





明日の運行に備え、有火のまま庫でおやすみです。
煙室の汚れが現役を主張しています。




1976年11月撮影


すべて アサヒペンタックスSPU SMCタクマー55mm f1.8
ネオパンSSS





第二弾予告.走れ!コッペル・・・何回か続きます
第三弾予告.悲運の謙信号
第四弾予告.台湾から来たナロー
第五弾予告.そして最終日


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