レンジファインダーニコン編

　ニコンのカメラには、質実剛健。堅牢。報道のニコンなど、どちらかといえば「堅い」というイメージがあります。最新のＦ５もずっしりと重く、３００ミリなんぞを付けた日には、腕が攣るのではないか？と思うほどです。 そんな、質実剛健のニコンカメラですが、Ｆの登場前に活躍していたレンジファインダーカメラはとても軽快で、昔はこんな感じで写真を撮っていたのか。のんびりしていていいんでないかい？、と、なんとも、おおらかな気持ちになります。 ともすれば、秒何コマとか、ＡＦの測距性能云々等、撮影者不在のカメラスペックだけが一人歩きしている昨今の実情を見ていると、昔、手巻き一発勝負をしていた時代がミョーに懐かしく思います。レンジファインダーカメラはまさしく、そんな時代を貴方に思い出させてくれるのです。



レンジファインダーニコンの買い方
昨年ニコンからレンジファインダーカメラのＳ３−２０００が予約限定販売されました。新品で買えるニコンのレンジファインダーカメラとして人気があるようですが、予約限定だったため今から「買いたい！」と思っても、 簡単には購入できないと思います。そうなると、昭和３０年代半ばに生産を中止した中古品を購入しなければニコンのレンジファインダーカメラを使う事は出来ません。なにも、レンジファインダーカメラなんか使わなくったってバリバリの一眼レフで写真を撮れば良いではないか。というご意見もございましょう。私も真剣勝負の時は、ニコンの一眼レフを使用していますが、それはそれとして、レンジファインダーカメラならではの楽しみも たくさんあるのです。そんな楽しみを、つたない経験をもとにご紹介したいと思います