2007年7月15日 皆生トライアスロン大会
7月13日(金)
「当機は、天候の影響で出雲空港に着陸できない場合、羽田空港に引き返すという条件
付きのフライトで、出発いたします。あらかじめ、ご了承下さい。」
大型の台風4号は、九州に接近して、暴れまくっていました。飛行機の窓からも、白い
雲しか見えません。「お願いですから、皆生温泉にだけは行かして下さ〜い!!」
幸いにも、願いは通じたようで、無事に出雲空港に着陸することができました。\(^o^)/
出雲空港で、レンタカーを借り、出雲大社と日御碕海岸を見学しました。出雲大社は縁結び
の神様で有名ですが、この際?、「日曜日の大会の開催と無事完走」をお願いしました。
日御碕海岸も、実に見事な景観が続く海岸でした。天気が良ければ、さらに素晴らしかった
だろうと、少し悔やまれました。。。

その後、島根ワイナリーでバーべキューを食べて(当然、ワインは無しです!!)皆生温泉へ向かいました。
大会事務局が斡旋してくれた旅館は、パンフレットの写真とは全然違い、
かなり古びた物で?、ゴキちゃんは出るは、水道からは赤錆!も出るは、
応援団長も、ぶーぶー文句をたれていました。
ただし、お料理の方はなかなか、おいしゅうございました。m(__)m

テレビの天気予報から、大会開催はかなり厳しいんでないかい?、
と独断と偏見で判断しまして、まだ金曜日と言うこともあり、
ビール+日本酒利き酒セット+焼酎水割りと、
またしても、日曜日の大会に出るアスリートとは思えない量のお酒を頂いてしまいました。(^^ゞ
7月14日(土)
旅館前の海岸に押し寄せる波の激しさから、大会中止、
少なくとも、スイムは中止だろうと思いましたが、
一応、車でバイクコースの下見に行きました。
噂には聞いていましたが、米子市内を外れた辺りからの上り坂は、
その厳しさから思わずよだれ?が出てしまう程でした。\(^o^)/
特に、大山に入ってからのバイクコースは、ほとんど上りっぱなしじゃないの?とさへ思えました。
その後の、中山口折り返しまでの道も、きびしいアップダウンの繰り返しでして、
まさに、ジェットコースターって感じでした。
皆生のバイクは145キロと、他のロング大会よりかなり短いのに、
制限時間は14時間30分とほぼ同じ理由が、良〜〜〜く解りました。
「こりゃ、完走できないかもしれない、いや、絶対出来な〜い!!」と、確信しました。
雨や風も、さらに激しくなり、バイクコースのあまりの厳しさから、
モチベーションも一気に急降下しました。
仕方なく?、「大山まきばみるくの里」でカツカレーと大山牛乳(ジョッキ飲み放題280円!)
をいただいた後、開会式会場へと向かいました。
米子駅前のコンベンションセンターには、全国から約800人の選手が集まっていました。
しかし、トラの神様(あるいは、出雲大社の神様?)はまだ、自分の事を見捨ててはいなかった様です。
何と、この時点で、明日のスイム競技は中止決定、
デュアスロン開催の場合もバイクコースは73キロに短縮(上り部分カット!)との、発表がありました。
「こりゃ、完走出来るかも知れない、いや、絶対出来る!」
800人の選手の中で、スイム中止、そして、バイク短縮を喜んだ不届き千万な選手は、
(こうなると、もう選手とは呼べないかもしれませんが。。。)
恐らく自分一人だけだったと思います。(^^ゞ
ただし、翌朝7時に台風による警報が出ていた場合は、デュアスロンも中止になり、
その後午前9時の状況で、マラソンだけにするか否かを、決定するとのことでした。
宿に戻りましたが、天気予報は最悪で、やはり中止かとも考えましたが、一応?トランジ
ションの準備をしてから、温泉に入り、何と!大会前日だというのに、肴が美味しかった
のでビール+焼酎水割りを、飲んでしまいました。おいしゅうございました。m(__)m
風でガタガタ揺れる窓の音を聞きながら、「こりゃ、バイクも中止だな。。」と考えて
いる内に、深い眠りに入りました。(今回も、ただの酔っ払い状態でした。)
応援バス!
7月15日(日)
受付は8時半に延期されていましたので、7時過ぎまで寝ていると、フロントから
「朝食の準備が出来ましたので、お越し下さい。」との電話がありました。
寝ぼけ眼でヨレヨレの浴衣を着て、食事会場に行くと、他の選手は、すでにウェアーを着て、
ヤル気満々状態でした。「え〜、この雨と風でも、デュアスロンやるんですかあ?」
急いで食事を済まし、部屋へ戻りテレビの天気予報を見ると、鳥取県には、警報ではなく、
注意報が出ていました。この時点でのモチベーションは11%位でしたので、
第1ランのスタート9時半までに、気合を入れ直すのは、とても不可能でした。
まあ、いつも通り、安全第一、完走目標で頑張る事にして、スタート会場へと向かいました。(^^ゞ
第1ラン
スイムの時と同様、最後尾に並び、先頭の選手はスタートしているのに、
記念撮影などしてもらい、ゆっくりとスタートしました。
それにしても、皆さんの走り、速かったです。
(レースですから、当然と言えば当然ですが。)
自分は、沿道で応援してくれていた、八尾選手にハイタッチしてもらったり、
折り返してくる、藤原選手や小原選手の走りを眺めながら、
日本海の荒波が打ち寄せる、海岸通りをアップ気分で走りました。(^^ゞ
(タイムは8.3キロ 49分07秒 まあまあですかね? もっと、速く走れって?)

バイク
前日、下見をしていたので、大体のコースはわかっていたので、かなり楽でした。
ただし、雨と風は、依然として激しく、半袖のバイクウェアでは少し寒いくらいでした。
それでも、うどんdeバイク練習会のお陰で、向い風でも、何人かの選手を抜く事が
できました。\(^o^)/

しかし、皆生のバイクコースは、交通規制をしていないため、前の選手を抜くのが難しく、
一度だけ、後ろから来た自転車のマーシャルの方に、
「離れないと、ドラフティングになりますよ!」と注意されてしまいました。
「自分も、ようやくドラフティングを注意されるまでに成長したのかあ。。。」と、
なぜか感慨深いものがありました。(^^ゞ
(タイムは、73キロ 2時間35分 まずまずですかね? もっと、速く漕げって?)
ラン
ランコースは、今年は変更になり、皆生温泉をスタートし、境港の水木しげるロードを
折り返し、米子の東山陸上競技場にゴールする、ほぼ平坦なコースでした。
ただし、バイクコース同様、交通規制はなく、歩道の上を、信号厳守で走らなければなりません。
初めの内は、ペースが上がって来た時に、赤信号で止められるのは、少し厳しかったのですが、
それも、5キロ位から慣れてきて、ストレッチをしたり補給食を取ったりして、
逆に楽に走れるようになりました。

折り返しまでは、向い風がきつく、苦労しました。
また、折り返し後も、バイクで脚をかなり使ったことと、
ジャパンの後、2週間完全休養+2週間調整期間(=1ヶ月練習ほとんど無し(^^ゞ)で、
皆生を向かえたため、脚が動かなくなり、大変苦労しました。
それでも、エイドのボランティアの方々や、沿道の地元の皆さんの応援のお陰で、
最後まで歩くことなく走り切り、明るい内に?無事にフィニッシュすることが出来ました。
(タイムは、5時間17分29秒 こんなもんですかね? もっと速く走れって言われて
も脚が痛くて、これ以上速くは、走れませんでした。(^^ゞ)
大会中止にしても、おかしくない厳しい天候の中、最後まで選手のために、大会開催に
むけて努力をして下さった大会関係者の皆さまには、心より感謝する次第であります。
また、せっかくの3連休の中日に、会場・コースの再設営やエイドでのボランティアを
して下さった多くの地元の方々にも、この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。
本当に、ありがとうございました。m(__)m
管理人様をはじめ、ネリトラのメンバーの皆さんも、暖かい応援ありがとうございました。
お陰さまで、皆生トライアスロン大会を無事に完走することが出来ました。これで一応?、
日本のロング4大会を全て完走することが出来、とても嬉しく思っています。
しばらくの間は、ロングの大会はお休みにして、来年の野辺山ウルトラに向けて、ランの
練習を中心に行う予定ですが、金曜日のスイム練習会、うどんdeバイク練習会等には、
参加させていただきますので、これからも、ご指導の程、よろしくお願いいたします。
(追伸:皆生出場を検討されている皆さん、まじで奥武蔵グリーンライン往復の練習を
されることをお勧めします。その後、20キロ位のランもしないと皆生完走は厳しい
かもしれないと思いました。ジュンペイさん、ぜひ、ご意見お聞かせ下さい。)