てつのチャレンジスピリット!

       




2016年 宮古島大会










































宮古島レポート

 投稿者:てつ(永石)  投稿日:2016年 4月23日(土)13時19分20秒
いつかは出てみたかった憧れの宮古島のレース
島民の応援が熱く、日が経つにつれてまた行きたくなる素晴らしい大会でした。
あったことや感じたことをそのまま記してみましたが、今後参加される方の参考になればと思います。


<2/2準備>
「JAL・JTAカップ争奪戦」なるものがあり、宿泊施設・航空券・バイク便のパックを早い者勝ちで取らなくてはならない。
有休を取得して、私はパソコンで、妻は電話で14:00ちょうどにダブルアクセスし「サザンコースト宮古島」を予約しました。
(3泊4日84,000円+バイク往復輸送代14,000円=計98,000円)
帰りの飛行機で隣になった方(神奈川出身55歳くらいのレスラー 耳がつぶれていて風貌は藤原組長そっくり)が楽天トラベルで
もっと安いパックで参加したことを聞き、ガーン!ショック!

<4/15前々日>
深夜に熊本地震があり、出航は勿論、大会自体が催されるのかどうかとても不安でした。
3:00起床、4:30羽田にあるホワイトパーキングに駐車、6:25発JAL那覇空港乗り継ぎで11:30到着
オリックレンタカーにて宮古島市総合体育館へ向かい、13:30受付完了
18:40競技説明会・ワイドーパーティー(熊本地震の被害に対し全員で黙祷)

<4/16前日>
8:00バイク試走前に、ホテルの玄関口で、MTBに乗った地元の方にバイクの値段やDHバーの使用方法を聞かれたあげく、
私の太ももをさすりながら「血管が浮き出てるサー」(おかまさんだったのでしょうか?)
13:00レンタカーにバイクを載せ、宮古島東急ホテルにて預託
高級バイク勢揃いでヨダレが出そう
15:00イオンスーパーにて買い物をするが、レジの進みの遅さは、さすが沖縄(全てを袋に詰めてくれるため)

<4/17当日>
ホテルが朝食を3:00から用意してくれ、とてもありがたかったです。
スイムスタート場所である宮古島東急ホテルまでのバスに4:40に乗り込む
バス内で、家族から嫌われトライアスロンの洗濯物は全て自分で洗うというオヤジの悲しい会話に聞き耳をたてながら、「me、
too」とつぶやく
ボトルに飲料を補充しようとしたが、ライトを忘れたため携帯電話の光でセッティング

<スイム 3km>
トップ、1時間以内、1時間以上、のんびりの4グループに分けてスタート
宿が一緒だった広島出身の方がもっと速いグループにいた方がいいとの助言があったので、1時間以内グループで泳いだが、
やはりバトルが激しい
頭を沈められる、足を引っ張られる、背中に乗られる、パンチされる(全て受動態)
力道山チョップ・脳天から竹割りチョップ・モンゴリアンチョップ・北斗爆裂拳と全てをお見舞いしてやろうかと思ったが、
そんなパワーもなく、想像だけにしておいた
曇りでありながらも水中はコバルトブルーであり、こんな綺麗な海を泳ぐことができ参加して本当に良かった

<バイク 157km>
雨が降っていたが昼頃から晴れ
ショッツエレクトロライトパウダー×3、ここでジョミ×3、スポーツようかん×4、MAGON(アップル、グレープフルーツ)
×各3、ハニープラス×3で臨む(後半は気持ち悪くなりペースダウン。半分も消費できず、無駄な重りを増やしただけだった)
五郎丸ポーズのままで、ピスタチオ(白目ネタのお笑い芸人)の上目使いで風に負けず体幹を意識して漕ぎ続ける
風神様に私のところだけ追い風にしてくださいと祈ってみたが、ことごとく無視される。
坂の下りで抜かし、上りで抜かれる場面が何度も繰り返される
上り坂でボーイズタウンギャングの「君の瞳に恋してる」、バナナラマの「ビーナス」が大音量で流れていて、口ずさみながら
ノリノリで登っていたら、ガンガン抜かされる。(「なんて日だ。」スキンヘッドのお笑い芸人 小峠風に)

<ラン 42.195km>
テーピングでガチガチに固め、念のためロキソニン持参
5本指ソックス(R×Lソックス 豆ができにくい)を履いてスタートし、ペースはずっと早歩き程度
折り返して少し走ったところで原さんを見つけ、ハイタッチ(仲間を見つけるととても元気が出る)
このペースだとすぐ追いつかれるだろう
全エイドに立ち寄り、必ずスポンジ+エアーサロンパス+コーラでリフレッシュ
何回寄るんだ?立ち飲み屋じゃないぞ!
苦しく挫けそうになった時は、自分の好きなものがゴールで待っていることをイメージして、足を動かし続ける
「長澤まさみ」と「沢尻エリカ」の2人がビキニ姿で「いいちこ」と「かりんとう」を持って「笑顔」で待っているぞ!
しかし挫けてしまう時もある
「あと5km、ワイドー」と10分程走った場所に「あと5km」の看板
さっき5kmって言ったじゃん
応援してくれている場所では走り、応援が無くなった途端歩き出す
自分の根性の無さにあきれてしまう
ゴールは本当に感動的だ
まぶしいライトの中、自分が主人公になったような錯覚を受けつつ、ガッツポーズでテープをきる
後ろを振り向き、キャップを取り、応援してくれた方やスタッフに礼
「ゴールさせてくれて本当にありがとうございました」

<バイクピックアップ >
バイクエリアから退出できたのが22:00過ぎ(ぐったり)
ホテルまで暗がりの中、3個のトランジッション袋を背負いながらバイクを漕ぐ(怪しく不気味だ)
バイク梱包や帰宅用意までのパワーが残っておらずバタンキュー


妻に聞かれる
「なぜやるのか?」
私は答える
「すごいと言われたいから」
トライアスロンをやっていない人からはすごいと言われるが、何年もやっている人にとってはすごいことでもなんでもないようだ。
同じ宿に北海道出身の17回出場者の方がいたが、その人に比べれば赤子だ
もっともっと経験して大人になりたい