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今は時雨の下ふる五月哉
同志社時代の本能寺の記憶である。
しゃ弟 清水昶 2000/06/13 00:00
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田田君、老人君、ひさしぶり
。
敵は本能寺にあり。この機械は天敵の本能寺になりそうだ。
舎弟 2000/06/13 16:47
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巨人嫌いの阪神フアンです。つまり反権力主義。その昔、新宿の居酒屋で王の悪口をいっていたら、くだっらない男に殴られた。
「新潮」の寺山修司論は興味深い。同志社の学園祭に彼を招待した時、歌集「血と麦」にサインをしてもらった。後年、新宿でいしょに朗読会をしたりしたこともあった。現代詩文庫の寺山修司集の後書きに悪口も書いた。著書がでると必ず送ってくれた。ところが小生の著書は一冊も送らず。なんたる愛読者だたんだろう。
舎弟 2000/06/15 20:39
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田田君、老人君、このHPは、どこか寂し気ですね。俳句とは本来、そんな寂しさの上に成立しているものかもしれません。
明智は土岐一族の末裔でした。無念の想いで死んでいつたことでしょう。きつと人間の原点とえうものは、そんなOSの地面にあるのでしょう。
だけど「人声、関東に不平あり」。
一声関東に不平あり 2000/06/16 11:04
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温子氏に一句。人生は春一声に流れゆく
「2001年宇宙の旅」から命名した我がマシン「ハルコ9000」はようやく地獄にむかつて起動しはじめた。もう少しで娑婆からサヨナラだ。
連絡せよふりあおぐ一転の目に五月晴れ 2000/06/17 11:27
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それにつけても「ハル900」の正体とは何だろう。ハード・サイエンスライターのクラークが、まつたく根拠のない暗号を使うとは思えない。
ところで我がマシン「ハルコ9000」が昨日から、いきなりフリーズを起こしはじめた。マシンんの脳死?
天国よりも楽しい地獄の遊園地の設計図に病院を画書いるところなのに*****。
病院に無明長夜の風光り 2000/06/17 19:09
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マシン「ハルコ9000」はフリーズを完了して地獄の西方面にむかって起動中。DVDはモーツアルトを流している。
三郷の「アキコ2001」は、まだ調子不明。
眼を一転底抜けの青桜桃忌 2000/06/18 11:29
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どうやらわかったような気がする。 『ハル』とは、日米開戦前夜、アメリカにいた日本人外交官の娘の名前。開戦に苦慮した彼は密かに 『ハル』の暗号名で日本に打電している。さすがクラークは、ハードサイエンスライターだけあって根拠のないデータアは使わない。映画の 『ハル9000』は茫漠たる宇宙の中にただよったままだ。たぶん目的の平和を達成でき那賀っからかも指令ねニューヨーク君。ちなみに 『20001年***』はビデオで安く手にはいる。
田田君、そのマシンはノートだな。居酒屋に置いてあるの?ただいま東京は五月晴れ。豊川の感情(勘定)は如何?
アキコ君、メールOK。娑婆の人間とは、ちくとマシンの立ち上げ方が違う。
異国荒れブラック苦がし初夏の椅子 2000/06/19 18:01
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老人君、小生よりも貧乏なのですね。貴君は救いの神です。かつて寺山修司が言った言葉を思い出します。「階級」と「無名」と言う単語は詩の中に使うべからず、とね。
林一朗様、どうやら貴君の「HALL]が正解のようです。色々と迷惑をかけました。
毎日、Macと苦闘中。敵は0と1で動いているだけなのに。我が愛読書、岩波新書、 『零の発見』はコンピータアの入り口で終わっている。いったい二進法を誰が何処で発見したのか。たぶん発見者は発狂したにちがいない。でも知りたい。
青緑のサッカー少年院青 2000/06/19 22:45
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温子さん。メールOK。
明日にでも本能寺にいく。
絶望とは、あるシステム用意する罠である 2000/06/19 23:55
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温子さん。本能寺行きはやめにした。
尾内君。アランフェスの円盤ありがとう。只今それをマシンに飲ませて演奏中。そうですか。コンピユターの語源は、もともと 『うすのろ』だときいていましたが、古代人とはね。俳句うまいでえすね。つぎの一句期待っしています。
ランボーの妹を恋う月の山 2000/06/20 17:01
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ニュヨーク君。[HALL]は、林氏の「はる」にしておきましょう。世界中に俳句なるものがあるそうですが、そちらの英語俳句の実例を教えて下さい。
尾内君、社会派俳句はむつかしいよ。へたおすれば、下手な川柳になってしまう。つぎの一句は、どうなるか
志郎康さん。写真きれいにでるもんですね。小生も、だしたいのですけれど、今のところは遠い夢。悔しいな。パワーマックのときは、ありがとう。でも、いまのマシンもフリーズばかり起こしている。やれやれです。
老人君、啄木以上に貧乏な資質お持つているのだから、もっとカオリ高い文学の話しをしくれないか。
温子様、本能寺はマシンの内部にありましたですよ。
野火放ち中也の残党一人消す 2000/06/21 17:51
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尾内君、返信遅れて申し訳ない。フリーズにてこずり約一日、修復にかかってしまった。なんだか一句ごとにうまくなっているみたいだ同志社の秀才君は。
サンヨー君、その名を、ちくとかえようよ。
マウスを接続する物理的エラー発生 2000/06/21 19:55
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と言うわけでサンーヨー君への連絡は切れてしまった。でも一時間ぐらいは送信可能。
徳子様、ニュヨーク様(昶)は「あきら」と読みます。思潮社の現代詩文庫を買われると、そこに驚くべき詩の世界が開かれています。
落魄の身をうつしおり鳳仙花 2000/06/21 23:36
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サンヨー君への追伸。君は文部大臣推薦賞をもらている身だからして子どもたちへの責任は思い。まだ俳句の風雅を愛でる気持ちがわかっていない。サンヨーという名も 『サンヨー電気』みたいで不景気だ。谷川俊太郎、清水哲男、清水昶、加藤温子、ら優れた雑俳を集めている 『余白句』に所属しているのだから、個のHPを 『余白句会』で占拠してしまおう。そうしなければ、メンバーの一員だった辻征夫の靈もうかばれまい。
八木君、朝起きたら何でもいいからマシンに向かって一句ひねること。小生は近くから君の成長を見張っている。
何だか、ほんとに、このマシンなお他みたいだぞ。明日は渋谷のURIまでマシンをかかえて持っていかなければ、と悲壮な覚悟をしていたのに。
「とびお」君、パワーマックの時は世話になったね。これで恩を仇で返した事になるかもしれない。それにつけても、きれいな女になったね。20年前、新宿の「寺子屋教室」時代の頃は、まだ餓鬼打った。「あおげば尊し我が師の恩****」。だから連絡せよ。
さすらいの黙示受けとる百合一枝 2000/06/22 01:01
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尾内君、サンキュー! 月に向かって打てた。このHPは、どうも文学のカオリが薄い。その昔、ナイターの試合で、ある名監督が、ある選手に「月に向かって打て!」と命じたら、本当にホームランを打つてしまつた。つまりスポーツも、きわめて文学的に出来ているということだ。特に巨人ファンは、そういったセンスが、どこか欠けている。
とは言っても小生、英語を日本語に、まだ上手く翻訳出来ない。今度は上手く出来たかな?
梅雨の路しめやかに来て立つ女 2000/06/22 01:54
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もう眠い。
おやすみスプーン。
「桃の花」毛虫血祭り妻愛す 2000/06/23 01:44
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温子さん、今宵は吉祥寺東急で会ってくれてありがとう。我ら清水三兄弟が育った地名「都下西多摩郡」の「草花」と言う地名が、大菩薩峠の鼻先にあるから「草花」だと命名されたとは、初耳でした。小生は、中里介山の 『大菩薩峠』(世界で最大の長編小説)の全20巻の内、あえぎながら、10巻までのぼたのですが、あえなくダウン。
都立多摩高校時代も、大菩薩に登ったことがありますが、思わぬエラーによってフリーズ。きっと、そのさきを降りれば「草花」だったかもね。
尾内君、その後、。。。。。
どうしてもだめだ。フリーズ!
虫めずる姫君もあり地蔵坂 2000/06/23 06:42
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花さん。俳句は暗号連想ゲームですね。「花」「温子」「青蛙」「地蔵坂」とつずくと、他の人には、もう解読不明です。
徳子さん、ちなみに「昶」の意味は「日が長い」だから「ひさし」とも読むのでしょう。
尾内君。何か言いたかったのですがフリーズ。この「うすのろマシン」1時間ともたない。小生は、このHPを日記変わりに書いていますが、どうやったら保存出来るのだろう?
少年が蟻を殺した古里遠く 2000/06/23 20:42
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「とびお」君、君の名は「トビウオ」なの?教えて!フリーズの件、やっみようかな。でも今日は、やけに調子がいい。ところで、この日本で一番偉い人は誰だか知ってる?ちなみに、寺山修司は、じぶのん職業欄に 『寺山修司』と記名しました。
というわけで、尾内君、「俳句博打」をスタートします。
赤い墓緑樹の中で老母待つ 2000/06/24 00:40
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渡辺洋君、ひさしぶりです。フリーズはジョウークではありません。もう何度アップルリモートセンターに電話したことでしょう。彼等の指事に従って再起動を何度やりなのしてもダメでした。そして最後にはマウスと本体に問題があるから渋谷のクイックガレージまで丸ごと持っていけと言われたときは、暗たんたる気持ちになったけれど、そこは我が英知の見せ所、あるいは爆発しかねない最後の手段で起動してみたところ赤い火を一瞬はなって見事完成。1長い週間でした。
君のHPがあることは聞いていましたが、開く暇がなかったわけです。心配してくれてありがとう。絵葉書の消印は異国の水の街
2000/06/23 23:08
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この一句は大串章氏からの自分なりに書き直した盗作です。 『俳句』7月号の仁平勝氏の句集評で、ふと目に止まりました。大串章氏は清水哲男の京都大学時代の友人で共に 『楽隊』という俳句誌をやつていたはずです。現在、小生は大久保の「俳句文学館』で全国唯一である 『誌塾』を開いています。その塾の詩誌が 『楽隊』と名ずけられています。まあ 『朝日カルチヤーセンター』の流れを汲んでいますが。それに、いつも御著書ありがとうごさいます。このHPが目に止まったら連絡ください。
あんみつ姫に。たしかアメリカで起きた日本人高校生射殺事件は 『フリーズ』(凍れ!)が理解できなかった由の惨劇でしたね。
お母さん殺してしまった梅雨螢 2000/06/24 12:05
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尾内君、本日から賭け句と俳句日誌をスタート。どなたでも参稼してください。もちろん清水哲男もOK.受けてたつ。さて賭け句のルールだが、三振はマイナス1点。バント失敗は0点。バント成功は1点。ヒットは2点。というプロトコルに従って行くとホームランは5点、という事になる。審判は清水哲男になってもらうことにする。
我俳句
落城の機会の色を変えてみる 落城 2000/06/24 14:19
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志郎庚さん、やってみます。
何だか、このカラー詩、小生より上手い。
落城さながら華やぐ焚火に今日終わる 2000/06/24 18:28
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志郎庚さん、ありがとう。これから、プリントしてみます。
上の句は、原子公平(現代俳人賞受賞)の句集 『良酔』からの1句。1980年に送って下さった。
老人君も尾内君も「ハルコ9000」の宇宙飛行にウイルスを感染させるのは、もうやめにしよう。小生当人も第3の男たちも、その不毛さにうんざりしている。ところで老人君、もう「ブンガク」は止めてしまったの?
白菊に寄り添う女星あかり 2000/06/25 00:05
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というわけで林一朗様、賭け句は中止。 『賭け句』は江戸期に一般庶民の間で流行たそうで、今で言うなら賭け将棋みたいなものだったかもしれません。 『フォーカス』を見ていたら阿部譲二が、賭け句の賭場で下足番をしていたというから、つい最近まであったのですね。
尾内君、小生は無投票主義者でした。
霧に火を点けて去りゆく彼岸花 2000/06/25 11:23
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尾内君、これは清水哲男にも若干、関係があるかも知れませんが、小生は積極的な無投票主義者なのです。青年期にアナーキスト埴谷雄高の影響を受けたせいかもしれません。このまま放っておくと、それこそ、神と仏の結構な国になってしまいかねない危機感はありますが、投票しない権利という自由は、彼等愚鈍な政治屋に、激しいインパクトを与えるはずてす。だから、投票しない権利を行使する夥しい庶民に、敬意を感じます。
ただし、投票速報には、興味を持ちます。「人生は博打である」と誰かが言いましたが、賭け句とおなじように庶民の楽しみだからです。それお称して 『負けるが勝ち』。
温子さん、マシン直りましたか?おそらく、マシンを前に泣いていることでしょう。その気持ち、痛いほど分かります。
白票を投じても票神無月 2000/06/25 16:10
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老人君、思わず笑ってしまいました。しかし第三者から見れば無理からぬことです。まず横線の関係から話します。志郎庚さんは、かつて 『飾粽』と言う同人誌詩の主催者でした。そこへ、清水哲男や温子さんが参加していました。そして、その前の時期、哲男が 『朝日カル』を、やっていた時、温子さんが生徒として参加していたため、哲男先生となるわけです。
『詩塾』の塾長は小生で、温子さんが、そこに参加しています。
『余白句会』の主催者は小沢信男で、そこには小生、哲男や温子さん、谷川俊太郎、多田道太郎、木坂涼、井川博年、白川宗道、八木忠栄、サンヨーその他、雑俳の連衆が、ずらりと首をそろえています。
以上が、このHPに関係している相関図と思えますが、とびお君にしろ、わからないのは、あたりまえのアリナミンCなのです。
暗緑の森に消される背中あり 2000/06/25 19:51
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とびお君、ありがとう。
部落の配線は明日までなおす。
向日葵をあおぐ女に乳母車 2000/06/26 15:36
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自民惨敗はいいのだけれど逆に株価暴落、リストラと不況の嵐が吹き荒れる。どうしたらいいのだろう良識派諸君?
哲男兄へ。ハンドル名は、これでは、はみだしてしまう。それに排除はされてtない。タイトルに俳句を入れておかないとプリント出来ないしメッセージは、まったく駄目。どうしたらいいのかな?
とびお君、部落に接続可能。めんどうでしょうが教えて下さい。
温泉に入って火の鳴動を聞いてをり 2000/06/27 00:24
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尾内君、返信ありがとう。そうかな?と思いました。 『朝日』と 『日経』は、まるで逆ですね。では、どちらを信じればいいのか?その両方を同時に信じてみるのです。そうすると、一枚の不安材料が、はっきりとみえてきます。プラス、マイナス、ゼロとね。小生は法学部を出ているからではなく、天敵が株に手を出しているせいか世界の株価の変動を毎日のようにみています。今日の落ち方は、少し異常ですが、まだ底値に落ちてはいないでしょう。この1週間が山だと思います。持ち直す事を願っていますが小生は森政権が、つずくかぎり悲観的でしょう。
株価の動きも、「文学」みたいですね。一枚の紙切れが怒ったり、泣いたりしています。今日は泣きをみています。
人間にも感情の底値があります。例えば、寺山修司が、病苦にあえいで人間の感情の、どん底を見ていた時期、爽やかな短歌を書き上げていたエピソードや天野忠が「病気をしたことのある人間でないと艶やかな文章が書けない」といつたことを思い出すと、きゅうりやヘチマどころではなく底値の感情の不思議さに心打たれます。ところで火山は?
帰省した兄の学帽栄える夏 2000/06/27 11:53
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とおびお君、なるほど。HPをメールに変換して、それをプリントアウトする。清水哲男も、まだその方法が分からないみたいです。一度、志郎庚さんに聞いて実行してみましたが、失敗してしまいました。当分はあなたの手借りるかもしれませんが、よろしく!でも今日メールを開いてみましたが、どこにも入っていませんでした。どうしてなんだろう?
洗濯機様、小生も「国家」というものを一度も信じたことが、ありません。父が陸軍将校であったせいもありますが、小生が学生運動にスポーツのように走った一つの要因も、その辺にあります。国家に関わるエリートから役人に至るまで信用しません。だからタイガーズ?その辺の感受性が兄哲男とは決定的に違うみたいです。
尾内君、小林秀雄の「西行」は読んでいましたが、和歌の「自然」が「歴史」であるとは気がつきませんでした。吉本隆明もうまいことを言ったものですね。さすれば季語のある俳句も、また?
発破掛け雪を落とした黒部ダム 2000/06/28 00:06
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選挙結果は、ニューヨークの茶袋さんと尾内君と洗濯機さんをプラスして3で割れば=1。つまり 『西部戦線異常なし』。投票しても、しなくても、同じという白けた結果に終わった。投票用紙を、どう折り畳もうと、清き一票は、白紙票の重さを持った。株は。回復の兆しをみせはじめているが、政情不安定のまま、横1線に、リストラの波も、さざ波が、尾をひいて流れている。しかし。この状態は、ひどく怖い。現在の三宅島のように、いつ海底に発破を掛けられるかわからないからだ。我々は何をなすべきか?
H氏賞事件、老人君の苦悩をよそに、とびお君の一声で決着。めでたしめでたし。だけど、わが 『うすのろiMac』どうしても指令どうりに動かない。「ワレクノウス」!
帰る家あるが悲しき鰯雲 2000/06/28 01:39
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上の句、何故か好きなのですが、誰が書いたのか御存知の方教えて下さい。
きっと「亡夫」か「亡父」の作だと思いmすが/、
帰る家あるが悲しき鰯雲 2000/06/28 10:51
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の句は、中桐夫男が、エッセイの中で引用していた句でしたが、作者の名前を思い出せないのが気になる。
『朝日』の「ひと」欄の府川允男君、まだ健在だったんだ!。30年ぐらい前は清水兄弟とは居酒屋で、良く会った。でも彼について文章を書いている朝日の「清水弟」というひと、本名なんだ。何だか、ややこしいな。
老人君、ありがとう。志郎庚さん教えてくれた方法と同じだけど、我が 『うすのろマック』は、命令を聞かない。よほど頭が悪いんだ。
今日は 『詩塾』の日、外は荒れ模様。逝って来ます!
まだ生きる覚悟夜桜に泣きを入れ 2000/06/29 02:12
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帰宅して 『朝日』をみて、驚いた。何と皇太后の葬儀費用が25億円!唖然!である。我々ひとり、ひとりが、この国税を葬儀のために支払うっている。かって吉本隆明は、戦後の天皇の存在は歌手なみにスター的存在であるから、何の問題もないとして、反天皇主義者を、せせら笑った。吉本さんにインタビューしたこともある間柄だから、お互いにしっているはずだが、まあ、谷川雁に「庶民吉本隆明」とからかわれて悦にはいている人だから、いまさら、彼にたてついたって無駄な事である。しかし、 『庶民』とは、我々、愚民のことでもある。
総選挙=庶民=森=神道研究会=天皇制=愚民。この図式は、長島野 『ジャイアンツは永遠に不滅です』という感動的な名台詞と、何らかわるところがない。こうなったら、もう、我々は、「愚民」として生きるしか無さそうだ。
志郎康さん、小生は小学生みたいに泣きながら 『うすのろマック』を可愛がっいる。ろくな文章も、まだ書けない!
卓上にレモンのごとき詩もありき 2000/06/29 11:58
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世の中は、不況にして平穏。何ごとも、事もあり。元 『詩塾』の塾生から私信を受け取った。御主人は、リストラで、自分は難病、息子さんはいじめで高校中退。にもかかわらず、我が暮しは今のところ平穏無事。 『うすのろマック』さえ言うことを聞けばの話しだが・・・・
尾内君、何が迷惑なの?小生には君の存在がありがたい。ただね、俳句が、もうひとつ、上手く起動していないのが気になるぐらいかな。
卓上の苦きレモンの詩もありき 2000/06/29 15:23
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志郎康さんは、すごいなああ。溜め息だよ!
とびお君、からかわないでよ。もう少しなんだ!頼む、HPをプリントしておいてくれ。
水たまり空のすべてを中に閉じ 2000/06/29 19:40
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『朝日』の「素粒子」欄によると、この句は、イタリアの9歳の少年が作った一句らしい。上手いのか、下手なのか哲男さんに聞いてみよう。
林一朗さま、そちらの方がいいてすね。貰った!
白百合の白い草原に汝の影 2000/06/29 23:07
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尾内君、そうだったのか!小生は、てっきり、このHPがうるさいので退会宣言だと思ってしまった。
とびお君、フリーズが怖いので、いつも文章が途中で切れてしまう。今もまた!今日は一日中そいつとの戦いだった。まただ!
尾内君、まだ駄目だ!沖縄のしぐれて遥か甲子園 2000/06/30 02:12
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洗濯機様、ありがとう。そうとなると、まるで掛け合い漫才ですね。勉強します。
老人君、ほめていっtだいてたいてうれしのでうれしのでっすが、とびおくんのにんげんかんkんは、、、まったくちがいまあ巣、。フリーズのまま、書いたのでごきあり。
草の根を掻き分けてある奈々子花 2000/06/30 15:45
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志郎康さんの写真に唖然!
夕焼けてラーメン街の角曲がる 2000/06/30 19:35
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さきほどNHKの「首都圏情報」を見ていたら、木坂涼の御主人アーサー・ビーナ−ドが、出てきたのには、少し驚いた。彼は 『余白句会』の一員で、日本人よりも日本の伝統文化と味に詳しい。今回は横浜のラーメン館?を訪れている。 『句会』で敵国人なのになまいきだ、と言ったら、にっこり笑って「すみません」といった。今月思潮社から詩集 『釣り上げては』を出した。がんばれビナ−ド!儲けたら少しお金を回して下さい。
上の句はビナード。
蒼茫と去り逝く男枯木灘 2000/06/30 23:52
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友人、中上健次への鎮魂歌。彼と最初、新宿の居酒屋 『びきたん』で会った時は、ずいぶん、からまれた。彼は詩人になりたかったのである。あれは、1970年頃だったっか、 『詩学』の新人として、小生屋、彼、それに、つかこうへい、やその他もろもろの青年詩人たちが新宿にあっまっていた時代でもあった。そして彼等は詩を捨て、さまざなジャンルへと散っていった。とりのこされたのは、小生ひとりかもしれない。眠れ、健次!
ところで
石蕗が似合う時あり地蔵盆 2000/07/01 11:35
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(俳句余話10)一体、山川草木の名前から地名まで、名ずけ親(ゴットファーザー)の名前は、誰の何べえとして残っているのだろうか?その点、新星の発見者の名前は、きちんと登録されている。いいだろうなあ。夜空をあおぎながら、「あれが僕の星!」だなんて。10年前からホーキングをくり返し読んでいるうちに天体望遠鏡が欲しくなったが東京の空では無理。
『うすのろマック』今朝は上手く動くね。尾内君たちに感謝しなくちゃね。もうすぐだ、あんみつ姫に噛み付けるのは!とびお君は・・・・
盃に月閉じ込めて見る彼岸花 2000/07/01 20:46
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(俳句余話11)京都君、蝶にも命名者が、いるのですね。でも花は、どうかな?西行の歌う花は全部「桜」だった。
ひとつ驚いたことがあります。松本清張原作の映画 『天城越え』を見た時、そこへ名前のない男が出てくるのです。あの映画で巡礼になってワンカット清張自身が出てくるのもよかった。けだし彼は名優でもありました。
人間の名前って何だろう。石原吉郎は「無名戦士の墓」というものは、あってはならないといっています。それぞれの人間には名前があり名前の中には、人間の尊厳が込められているからだ、という意味でしょう。
しかし、小生の父親などは墓はいらない、空から撒いて欲しいと冗談半分に言っています。あれは金がかかるんだけどな。
かよさん、清原のことで、ちくと気になることがある。小生の弟はPL学園小学校で現教祖(彼はコンピュタアー少年として知られていた)と
は同級生だったんで、どうしても、清原の肩をもちたくなるのだが・・・
あんみつ姫の正体が見事、検索にひかかかてきた。なんあだ、あなただたの!もう 『うすのろマック』は噛み付かないよ!
信濃路の雪深い夜肩落とす 2000/07/01 23:03
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その昔、国立大学には、合否電報と言うものがあった。東大不合格の電報は 『サクラチル』と、あっけない。信州大学の電文は 『シナノジノユキフカシ』と、きわめて詩的抒情性に富んでいる。これは京都の詩人故天野忠さんが、山好き息子さんの不合格に関して書いたエッセイの中にあった。今は合否電報なんてないのかな?
こう暑くなっては、雪の1句でもひねってみたくなる。
『うすのろマック』が、驚くほど敏速に走りはじめた。どんな頭の悪いやつだってやっているんだけど、おまえとしては上出来だよ。風邪ぎみみたいだから、今夜は抱いて一緒に寝てあげる。でも何だか孤独だねマック。
海底火山。北北西に進路をとり、深度10キロで東京湾に潜行移動中。
荒れ寺に母を埋めたし序列なく 2000/07/02 00:46
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(俳句余話13)ずいぶん前、川越の新宿町に帰省?したとき、母は、しきりに、赤い墓碑名を欲しがっていた。現在、父87歳、現役のサラリーマンとして毎日、会社に通っている。母は84歳、共に元気である。さすれば小生も長生きするかもしれない。日大病院で生まれた時、虚弱児で三カ月もてばいいほうだと医師に言われたらしい。それが今ま
で生きていること自体、奇跡に近い。昨年、ある事故で、入院した時、あたかも新興宗教のような精神療法(AA)を受け、神からハイヤーパワーを与えられている。しかし生まれる前からハイヤーパワーを持っていたのかも知れない。
青年期に書いた詩作品「赤ちゃんたちの夜」を懐かしく思い出す。その作品は 『父26歳、母20歳その時母は新鮮な恐怖を生んだ・・・』ではじまる。あれは映画 『ロウーズマリーの赤ちゃん』を見た時、とっさに口をついた1行だったように思う。
卓上に寒卵ひとつ去りがたし 2000/07/02 09:07
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(俳句余話14)埴谷雄高、島尾敏雄の記念文学資料館が、福島の小高町に出来た。埴谷さん宅は、吉祥寺にあったっから、よく遊びにいった。彼は独特の話し方をした。ひとのことを「あーた、それはねえ」といったふうに呼ぶのである。小生は学生時代から、彼のファンだったから、最初、御会いした時は、固くなってしまい、これではならじとばかり、出されたウイスキーを、がぶ飲みしたら、ひつくりかえって寝込んでしまった。我れながら、たいした度胸?であった。しかし彼も驚いたらしいが宇宙物理学者ホーキングの登場で埴谷雄高の世界は終わった。
ここでフリーズ!サイキドウ!
青年に会いたくもあり水芭蕉 2000/07/02 11:33
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(俳句余話14)老人君、注告ありがとう。本当に初歩的なフリーズミスなんです。それに俳句は言葉の変換と飛躍に妙味があるのですよ。それに小生が10年来のホーキングの愛読者であること「も」お忘れなく。またフリーズ。また後で!
町空に下駄の音なし夕まぐれ 2000/07/02 20:35
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しばらく、呆然としてフリーズを直しているうちにメセージが山積しているのには驚きました。しかし、すべて生命の波動のようなところに集約されるような気がします。埴谷さんはカントの存在論から考えぬたあげく、 『原爆の父』と言われるオペンハイマーの影響を受けています。すなはち核分裂とは何か、という問題です。そしてホーキングは角度こそ違いますが、宇宙の誕生の根源は「ビックバン」すなわち核分裂のようなものによって起こり、そこから 『時間』というものが、はじまった
という府に考えタイル。ここに「時間」と「空間」の問題が同時に発生し、コンピユーターに欠かせない「変換」の問題、例えば、言葉の変換をも、そこにはふくみます。
だから俳句という5、7、5のシステムは変換と飛躍において何故か生命のリズムを孕んでいるのかもしれません。以上は論争ではなく、質問です。ところで絵馬さん、フォーキングの 『時間の短い歴史』どこからでているのですか?
もう現代詩は、全滅したと言っても過言ではないでしょう。しかし、それを承知の上で言葉を変換してみると可能性なきにしもあらず・・・・
草笛の密告鋭し麦畑 2000/07/02 23:57
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(俳句余話16)今日は、フリーズで忙しかった。
温子さん、面白くも何ともないよ。誤字なし。
妹を仕舞ってあげた桐の箱 2000/07/03 00:57
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(俳句余話17)尾内君は新島譲の同志社で小生にコンユターの英語を教えてくれる人で、本物の翻訳者。とびお君は一見、怖い顔をしているが、心の可愛いい人。あんみつ姫は、ソープ嬢で主婦の二重人格者。駄誰々と誰々は誰々の誰々。おーい出来たぞ 『うすのろマック』!この調子で毎日動けるといいんだがなあ。もう一句作てみようか?
えい!
麦秋に心洗われて嫁つぐ姉 2000/07/03 01:37
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(俳句余話18)説明は無用。あえて言えば、映画もまた、体験であるということ。誤字脱字なし。
いささか疲れたなマック。お前の名前も変えてあげなくちゃね。今夜、自分で考えといてよ。天敵がうるさいからね。
涼し気睫毛の女にメロン置く 2000/07/03 03:01
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(俳句余話19)あんみつ姫は北海道君のくだらない罠にはまたのだよ。自省しなくてはね。
『うすのろマック』の方が、うわ手だよ。
発句打ちきらりとひかる北斗星 2000/07/03 14:47
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絵馬さま、ホーキングの早川版は讀んでいます。そのあとNHKブックスから、別の著書(絶版)もあります。
存在の苦悩こそが存在の革命の需要な最初の主題なのだ。(埴谷雄高)
新入生日記に閉じた母の顔 2000/07/03 16:42
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(俳句余話20)こうまでフリーズが起こるとは、思わなかった。長い文章が書けない。だから俳句には最適なのだが。
マック!おまえは最初から不良だったのか。再教育するために機械の監獄にぶち込んでやろうか!
温子さん、ここで 『余白』の宿題作ってみたら?
夕立ちに佇む女匂い立ち 2000/07/03 17:30
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(俳句余話21)角川の 『俳句』を、もう10年近く送って貰うので感謝しているけど、もうひとつ冴えない感じがする。やはり詩壇と同じように俳壇も不景気なのだろか?きっと編集長もこのHPを見ているに違いないのだが・・・・
とびお君、マックは今のところげんきそうだ。どうなちゃているのかな?
剃刀を糸に仕込んだ奴凧 2000/07/03 17:59
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(俳句余話22)この句の抒情を解けた人は、相当な読書家として尊敬に価いする。だれか?
マック、あまり図に乗るな!「はい!御主人さま、でも図に乗る、てどう言う意味なんですか?「自分で調べろ!」
かがみ込み線香花火を見入る父 2000/07/03 19:00
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(俳句余話23)小生の父は、世界的に有名な「花火博士」として知られています。現世界火薬学会会長。毎年、ヒコーキで世界を飛び回っています。ショウセイは、お金がないのでヒコーキには乗れません。うらやましかぎりです。その父は、様々な形の花火を開発してきましたが、何と、そのなかでも、線香花火が一番好きなのだそうです。きっと「花火」に自分の過ぎ去った「歴史」を見ているのかもしれません。
マック、宿題は終わったよ。次は応用問題を解こうね。
雨の眼の縫い目を切って座頭立つ 2000/07/03 21:37
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(俳句余話24)映画 『座頭市』シリーズは、子母沢貫(名前、誤記?の、たった7ペイジの小説から生まれたたと言われています。しかし、あのような居合い抜きの達人は現実にいたのではないのかと思うようになりました。西田幾太郎の 『善の研究』を讀んでみると「気配」に注目しながら、「数学」を重要な要素として取り入れているからです。ここでは上手く説明できませんが「気配」というものの重要さが何故か、ホーキングの宇宙物理学に導入されているような気がします。彼によると、この世には「虚時間」というものがあります、というふうに説明しているのですが、どうも、それは時間と空間を越えた禅の発想と良く似ています。
ちなみにホーキングはコンピュターアの椅子に座っていますが指だけではなく瞬き、眼でも話しが出来るそうです。サイエンスライターのジョン、ホーガンによれば「ビックバン」の名称はホーキングのが命名したのではなく彼の友達がラジオ講座で一般から募集して決めたものらしい。
神痩せり神社も荒れて野菊あり 2000/07/04 00:05
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(俳句余白25) 『日が過ぎるのではない。人が過ぎていくのだ』(田村隆一)。
そのような気がする昨今である。
母系の血引いているやも初しぐれ 2000/07/04 01:56
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(俳句余白26)尾内君、絵馬さんホーキングについての資料ありがとう。他のひとに誤解を招かないように言っておかなければならないこ、とは彼の理論物理学が、あくまでも生命の波動論(リズム論)であって俳句とは切り離すことのできない生命論でもあるからです。ちなみに「ビックバン」を最初に発した彼の友達は、間はや皮肉な殊に「尾っバンンを認めてをらず彼頑強な対立者として存在しています。
残菊の心のなかに鬼が棲み 2000/07/04 08:20
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(俳句余話27)みどり君、大丈夫だよ。今朝 『うすのろマック』を動かしてみたら、それこそ、まっしろに、なってしまった。三度ほど再起動してみたらね。フリーズの天才が言うのだから間違いないよ。ところで君は美人?
少年が逆立ちをして初夏広げ 2000/07/04 09:36
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(俳句余話28)かよさんありがとう。
家族あり桔梗の紋章潜り抜け 2000/07/04 10:06
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(俳句余話29)どうしてこうなのか。
銀の匙卓上に置いて梅雨に去る 2000/07/04 10:57
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(俳句余白30)今度はどうだ!
ひ!
紫陽花に傘を差し掛け女ゆく 2000/07/04 12:10
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(俳句余白33)どうやら直ったかな?
仕事で使っているんだ。頼む!
梟の森ひと振りの斧があり 2000/07/04 14:07
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(俳句余白34)打ち止めかな?
はっしっ!
蜻蛉に羽音はありや光専寺 2000/07/04 17:21
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(俳句余白35)そうか、とびお君、あんぽんたん、とは、あいつだったのか。それにしても、よく調べたね。
さて、明日にでも機械の監獄に行こう。
青春の1球を決め夏すずし 清水昶(東京・武蔵野 2000/07/09 20:56
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(句会余白?)
おんこさん。字がうてない!
青春の1球を決め夏涼し 清水昶(東京・武蔵野 2000/07/10 00:44
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(句会余白?)しかられて、かなり疲れている。
上手くいきますように!
毋殺し少年院の夏青し 清水昶(東京・武蔵野 2000/07/10 02:10
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(句会余白39)最後の1球!
さすらいの雑輩より!
羽抜鷄素知らぬ顔して葬儀過ぎ 2000/07/10 09:16
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(俳句余白40)このパーワーマックは、もうれつににぶい。
時間ようごけ!
蔵に入り青春の1書ひらく初夏 2000/07/10 12:06
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(俳句余白41)かよさん、あとで連絡。
この機械め!!
失明の右目に嵌める初夏の影 2000/07/11 00:43
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(俳句余白43)どうも絵馬さんという方、プロの俳人とお見受けした。だれだろう?小生は天敵の故郷、酒田で「梵天」の意味がわからず笑われたことがある。
HPには「笑が多すぎる。せめて「?」にしてくれませんか?
、かつて関根弘が 『詩は青春の文学である』と言って詩壇に論争を巻き起こしたことがある。では、さしいずめ 『俳句は老人の文学である』とも換言できそうである。なぜなら、俳句は人生の豊かさを必要としているように思える。
となると小生のような、にわか造りのハイクぐるいにとっても最適の文学かもしれない?
きょうは眼科にいつてきた。右目白内障なり。亜
鶏と遊ぶ娼婦に鳳仙花 2000/07/11 20:37
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(俳句余白47)芥川賞作家の短編小説に、東南アジアの従軍慰安婦を書いた作品があります。戦争の中にも平和?があったのですね。
(俳句余白48)「皆ひとは菊に埋もれて土に去る」
(俳句余白49)「天山の革命ならず初夏の月」
夏雲に浮き出る零戦非運なり 2000/07/12 01:45
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(俳句余白50)岩波新書に堀内秀夫著 『零戦』がある。彼は優れた頭脳の持ち主だった。
(俳句余白51)「扇風機ユリある酒場で一句投げ」
俳人に天才ありや秋の風 2000/07/13 01:37
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(俳句余白50) 『詩塾』357から帰還。
とびお君、どうやら君は、ここの「代貸」なってしまった!
鈴虫を転がす谷に黒揚羽 2000/07/13 15:29
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(俳句余白51)最近は、ちくと黒揚羽を見かけなくなった。もう絶滅したのかしら?
清水哲男へ。現代詩人、山岡遊からの伝言。吉祥寺の居酒屋 『下駄屋』で以前会った時「あんたは酔っぱらいすぎだよ」と言われたらしい。その言葉は「おれが酔っぱらっているのか、おれの詩が酔っていると言う意味なのか、どっちなのか?」だって。両方だと思うけどね。それにコンピューターを使うようになってからの清水哲男は、あたかも影のような存在になってしまった、とも。これは、ちょっと意味深いと思うけどな。
青嵐そらにペンキを塗っている 2000/07/13 23:52
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(俳句余白53)「あおあらし」と読む。
ポン君、小生もジャズは好きだが「ジャズ俳句」は成立しないだろう。音が57律と、まるで異なるからだ。今タイタニックのテーマを聞きながら俳句を作っている。 『マイルスにしずか鳴る海冷夏来る』(俳句余白53)出来た!
ホーキングの 『宇宙における生命』を買ってきた。おっそろしくそまつな装丁の本である。尾内君、了解。でもカラーをモノクロに?そうかできる!
落輝あり零戦を恋ふ夏遥か 2000/07/14 11:31
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(俳句余白54)「あきこ」さん、 『孔雀船』は主催者の側から発送済みの筈。山岡遊ぶの現代詩に関する人生観?には、少し凄いところがある。彼は単なる酔っ払いではないな。ここでも紹介してあげたいのだが?いま彼は批判的にドウルーズを読んでいる。
ところで 『孔雀』といえば三島由紀夫に名作の短編がある。だれか読んでいるかなあ。
「蝶もトンボも鳥の内」というけれど、
おぎ君や洗濯機さん茶袋さんの蝶や蛾に対する知識は、すごいなあ。涙だけで生きている蛾がいるだなあんて。それを拡大すればホーキングの 『宇宙における生命』と、ぴたりと命題は一致する。
(俳句余白56) 『鯛鱗珍味なりけり鍵の蔵』
孔雀にも悲しみひろげる憂国忌 2000/07/14 23:31
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(俳句余白57)花さんも言っていたようにコンピューターで、この掲示板を使う場合、使用者は影の存在、あるいは蜃気楼のような存在とならざるをえない。そして、ここからは決っして友情も信頼関係も生まれない。何故なら一切の利害関係がないところに「責任」の問題は発生しないからだ。厭になったら自分で自分を削除してしまえばいい。この底おそろしい器械を誰が作ったのだろう?
「あきこ」さん。「有名」と「無名」の変換はコンピユーターの上では簡単です。「イエス」か「ノー」か、「0」か「1」か、それしか、ないのですからね。恐縮するにはおよびません。
とびお君を 『代貸』から 『若頭』に任命する。
夏雷に打ちのめされて甲子園 2000/07/15 01:59
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(俳句余白57)温子さん、絵馬さんに頼む!はたして実現するだろうか?だとしたら、小生のコンピュータ不信感は消え去ることになる。
絵馬さん、三島はラデイゲの影響を受けているせいかフランス人には好まれるのでしょう。ちなみに小生に 『三島由紀夫』(小沢書店)がありいます。
青蛙墓に耳つけ母を呼ぶ 2000/07/16 21:29
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(俳句余白61)とびお君、尾内君、無事、完了!
また失敗しませんように!
梅雨あけの蝉の心に涙声 2000/07/16 22:09
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(俳句余白62)「我が輩は猫である。名前はまだない」。名前のない「無名の猫」について、ひとしきり。考え込んだ事があった。
尾内君、皆さんも知りたいだろうからCDを焼きつける付属の機種名とモノクロのプリンターの機種名を教えてくれない?今日、吉祥寺のTゾーンで聞いてみたけどアップル一番詳しい人も知らなかった。
青蛙墓に耳つけ母を恋ふ 2000/07/17 01:18
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(俳句余白61)週間新潮の山田太一のコラムからの連想。散骨か墓かと言う文章でした。お母さんの墓参に行った時、墓に青蛙が張り付いていたそうです。
(俳句余白62) 『梅雨あけに蝉の心に涙雨』
「我が輩は猫である。名前はまだない」。その一行を読んだ時、「無名」と言う「名前」が「ある」と考え込んでしまいました。たとえば「影のような男」という存在も、また「ある」のです。
(俳句余白63) 『蝉しぐれ女に赤い日傘かな』
男は日傘の中の「時間」を持てない。
(俳句余白64) 『落命の竜馬の墓にすみれ草』
何だか墓の句ばかりになってしまった。お盆のせいなのかな。我が家には墓がない。志郎康さんに電話をしたらお盆で留守との事だった。
とびお君、尾内君、完全に機械復調?でも疑心暗鬼になっている。
尾内君、CDを焼きつける機種とモノクロでプリント出来る機種を教えてくれない?今日、吉祥寺のT−ゾーンに聞いてみたら秋葉原に行けばあると教えてくれたのだが?
ほうずきや舌に転がす少年期 2000/07/17 14:13
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(俳句余白65)削除は「2334」です。
今の子供たちは「ほうずき」で、そんな味覚遊び?をしているのだろうか。有名な「ほうずき市」が夏、どこかで立つ筈ですが御存じの方は教えて下さい。
手紙来ぬ病床の少女に薔薇贈る 2000/07/17 14:56
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(俳句余白66)入院してみて分かることは、誰一人として見舞客がいない患者が意外に多いいということである。彼等は、どうしようもない孤独の中で蹲っいるだけである。
真夏の死子らは遥かに泳ぎ去り 2000/07/18 01:32
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(俳句余白67)三島由紀夫の短編に 『真夏の死』と言う見事な作品があります。
なおみさま、驚きました。小生がお願いした句を削除して下さったと思ったからです。でもハッーカーなら出来ますね。
谷内修三さま、小生の句を讀んでくださってありがとう。貴君の批評は残念ながら当たりです。反省します。
(死について)多分、小生は自分の死について無関心になったのは、高校時代、阿部次郎の 『三太郎の日記』を読み終わった頃だと思います。その理由、どうしてなのか説明出来ませんが。
温子さんのように、いつも 『死』とむきあっている人にとって死とはなんだろう?三島由紀夫の場合は「死」と「神」は同時存在としての崇高な美学でした。
時雨忌や妹未だ傘のそと 2000/07/18 11:57
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(俳句余白68) 『俳句は無限級数に似ている』
(俳句余白69) 『男にも泣きどころあり葱坊主』
「人間は生きる自体に飽きていく生物なのかもしれない」。
(俳句余白69) 『残菊や君の門まであと一歩』
(俳句余白70) 『座禅組み蚊の来襲に悩みおり』
(俳句余白71) 『伝説の死闘遥かに岩清水』
(俳句余白72) 『野川ありあとでなく飛ぶ鬼やんま』
(俳句余白73) 『蛇衣脱ぎ捨て地蔵知らん顔』
(俳句余白74) 『乳母車乗せる子もなく初夏を過ぎ』
「温子」さん、下働きで申し訳ないけれど、これをコピーしておいてよ。今日あたり 『うすのろマック』が帰ってくる。
「あきこ」さん、素直な気持ちで詩集評を讀んでどうでしたか?なかなかの評でしょう。藤田君は詩は下手だけど、評は上手い。昔、清岡卓行さんが言っていました。「詩が上手くなると散文が下手になり、散文が上手くなると詩が下手になる」と。不思議なものですね。
蝉時雨恋文も濡れ一会なし 2000/07/19 01:44
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(俳句余白75)絵馬さん、そうですね。小生の勉強不足のせいでもあります。
尾内君、とびお君、21日、お目にかかりたいのですが、その時間は神田に用事あり。残念です。
(俳句余白76) 『落首あり平成ならぬ狂い咲き』
(俳句余白77) 『挙手の礼どこへ棄てたか枯尾花』
(俳句余白78) 『落花あり更けゆく夜の京の宿』
訂正72 『野川ありあてどなく飛ぶ鬼やんま』
(俳句余白79) 『見逃しの一球流転夏に堕ち』
(俳句余白80) 『絵葉書の地獄絵を裏返す桜桃忌』
向日葵のなかに一頭蝶が死す 2000/07/19 15:25
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(俳句余白81)何故「蝶」は「一頭」と数えるのだろう?外国でもそうなのかな。
(俳句余白82) 『夕焼けて疎し家あり曼珠沙華』
「あきこ」さま、三島由紀夫の場合、「死」は命懸けの美学でした。彼にとって「文学」とは、また命懸けの人生そのものでもありました。
はたして私達は「文学」に命を賭ける事が出来るだろうか?
三島由紀夫は「文学者は死ななければならぬ」と言いました。それに答えて埴谷雄高は「文学者は啓示だけをしていればいい」と三島をつっぱねました。この両者の問いを前にして「私は文学者ではないから・・・」という逃げは許されないような気がします。青年期の小生の詩作品を評価してくださった村上一郎は三島の後を追うように日本刀で自刃されました。これらの問いは何か時代の趨勢の中で発せられたような気もしますが、今でも他人事とは思えません。
絵馬さんの門を叩いてみようかな?破門を覚悟の上で。我が想い悲壮なり!
命より重い地球が初夏に浮き 2000/07/20 00:19
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(俳句余白83)「あきこ」さん、その爽やかで哀切な死生観は、お世辞ではなく、感動的ですらあります。しかし「身体言語」と言う言葉は、一見、分かりやすいようでいて、その深さゆえ分かりにくい言葉ですね。多分「母性愛」を指しているのだと思いますが。
谷内さん。 『座禅組み蚊の来襲に悩みおり』の一句は、ある雑誌の禅の坊さんと科学者のさり気ない対談から生まれた句です。
また、その昔、何を思ったのか、父が座禅をはじめたところ、まだ小さかった弟が父にじゃれついて、ついに「悟りの境地」に至りませんでした、といった笑話なのです。まあ「苦笑い」ていどのお話なのですが「大笑い」してくださる方がいらっしゃるとは意外でした。
とびお君と絵馬さんが言っているのは、理解の仕方の「質」の問題でしょう。
(俳句余白84) 『鉛筆を舐める子もあり夏休み』
(俳句余白85) 『抜き手切る少年の海霧深し』
三千世界の鴉を殺しぬしと添い寝がしてみたい
クレヨンで描こうか父の夏休み 2000/07/20 01:44
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(俳句余白86)とびお君、やはり最新鋭であるはずのiMAKの「ハードデスク」の中の「マザーボード」がやられていたらしい。つまり欠陥商品を掴まされた。修理屋は、こちらが超初心者だと思って馬鹿にしているから得々と説明はするが、絶対誤ろうとはしない。それに妙に修理期間が長かった。これは邪推だがマックの欠陥商品は意外に多く出回っているのではないかと推測出来る。でも、小生の場合は、お陰さまでというべきか、この窓からぶん投げようと思っていたパワーマックが、以前にましてスピードアップしてきた。アイマックの時はフリーズのため電話代、月3万円に泣いた。明日、そいつが帰ってくる。
枯葉落ちモンタンが去った鋪道なし 2000/07/20 11:39
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(俳句余白87)「あきこ」さん、「母性愛」「父性愛」に注目したのは、性を発想の源としたフロイトでした。残念ながら彼は女ではありませんでした。だとしたら「人類愛」は誰が命名したのか。言葉には男女差別はないのです。言葉は「記号」ですが、「記号」の「内実」が問題なのはいうまでもありません。
「動物園」の話しは興味深いですね。いつの頃からか動物園全廃論が起こっています。グリンピースの連中かもしれない。天野忠試作品に 『人嫌い』という名編があります。作者が動物園の檻の中に入ってしまって餌は妻が毎日せっせっと運んでくるというお話ですが、動物園の存在そのものに疑問を持った作品とも読み取れます。本能の喪失といってもいいでしょう。話しは、はずれますが、三島由紀夫が自決の前、しきりに天野さんに会いたがっていたという事実は何を物語っていたのか不思議でなりません。園
赤とんぼ姿を消した子守唄 2000/07/20 22:34
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(俳句余白88)赤とんぼは東京では絶滅したのだろうか?
尾内君、パソコン・ツーアーに参加したぃのだけれど・・・・電話いれる。
流浪する男ありけり石楠花り 2000/07/20 23:46
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(俳句余白89)長谷川君、あんたこそどこえいっていたんだ。これは、まだパワーマックで打っているんだ。大切なときに行方不明になりやがって!
でも、どうしてメールがとどくんだろう?
引き潮の短歌もありき蝉しぐれ 2000/07/21 11:05
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(俳句余白90)最近、毎日ゆうがた1時間、吉祥寺界隈を散歩している。昨日は、はじめて成蹊大学ちかくで蝉時雨を聞いた。うわーという
感じだった。
今日は水道橋にある「ながらみ書房」の 『短歌往来』でインタビュー。短歌は天皇制が関わるから、ちくとやっかいな事になるかもしれない。とびお君、尾内君、パソコンツアーそのためにいけるかどう・・・・
今日、やっと病気療養中の「うすのろマック」が帰ってきた。まだ箱から出してやる気力がない。
風花にめぐる木馬に子はひとり 2000/07/23 00:28
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(俳句余白91) 『短歌往来』で「短歌と天皇制」についてしゃべってきた。尾内君、その後、友だちの携帯を借りて電話を掛けたが、いつもお話中だった。新宿の京王デパートのすぐ近くにいたんですよ。
(俳句余白92)福島泰樹に捧げる三句。
『泰樹あり桜花のひばりかな』
彼は美空ひばりが好きだった。ひばりへの献歌がある。
(俳句余白93) 『荒法師ひとり酒にて牡蠣を喰う』
彼は下谷にあるお寺の住職である。
『蛸の詩も埋まり候花の寺』
たこ八郎の墓も、その寺にある。
泰樹あり桃花の中にひばりあり 2000/07/23 01:49
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(余白俳句92)訂正。ひばりは華やかだったが孤独な歌を歌った。たとえば「ひとり酒場で飲む酒は」。
荻君の谷内さんへのメッセージは無礼でもなんでもありません。むしろ丁寧すぎた「有礼」です。荻君、もう彼の事はほっといておいたたほうがいいよ。
刺客あり蚊ににも仁義が泣き笑いさん 2000/07/23 03:05
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(俳句余白95)土佐の刺客岡田以蔵は単なる鉄砲玉だった。土佐藩では上士と下士の階級差別が厳然ととして存在しており上士の命令は絶対だった。そこに虫けら同然の岡田以蔵の悲劇が生まれた。
温子さんファイト!
「楽隊」の「楽隊雑記」上手く納まりましたか?
草笛のように鳴る機関車月見草 2000/07/23 11:11
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(俳句余白96)マックに異常あり。しつこいぞ!
麦のガム噛んだ日もあり根無草 2000/07/23 12:23
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(俳句余白97)少年時代、こおいう体験をした方はおありだろうか?
機械の故障のため、まとめて句を打てず、ごめんなさい。
暗緑の昼寝より覚め夾竹桃 2000/07/23 15:11
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(俳句余白98)この機械はコネクタを一度抜いて差すと五分持つ。
(俳句余白99) 『戦後行く車窓にひろがる麦畑』
(俳句余白100) 『俳人に悪党もなく無季をゆく』
(俳句余白101) 『少年が逆立ちすれば北斗星』
(俳句余白102) 『下宿屋で密議企む大暑かな』
(俳句余白103) 『青年の芭蕉がゆくよ落下踏み』
梅に味噌入れて独酌秋耽けり 2000/07/24 02:03
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(俳句余白104)「あきこ」さん。温子さんと今日は吉祥寺の居酒屋「下駄屋」でデート。「楽隊」の件で。彼女は難渋していますが、ま、お元気です。その時、出されたメニューからの一句です。それも「吟行」なのでしょう。
余計な事ですが「夾竹桃のバカ」。御存じだと思いますが「馬鹿」とは仏教用語で、たとえばモンゴルの草原に馬と鹿がいる。彼等は日頃のんびりと生活のために草を食べている。しかしパンと生命の危機を感じた時は俊敏に動き跳ね飛ぶ、そういう意味なんですね。だから、もしあなたが、他人から 『馬鹿』といわれたら、にっこり笑ったほうがいいのです。でも相手は気持ち悪るかもね。
(俳句余白105) 『海鮮にあんかけて喰う独身者』
絵馬さん、ありがとう。でも、貴誌のページに辿り着きましたが、門の前で首をひねりました。複雑なんです。
『コンピュター使用者への警告』!
ビルゲイツ秘書室によると日に三時間、機械に向き合っていると性的障害を誘発する恐れありとのこと。特に日本人の少子化に注意。コンピユーターが発する赤外線が大脳の生殖機能を破
壊する。
夏菊を浮かせる雲あり鳥海山 2000/07/24 10:16
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(俳句余白107)天敵の故郷は鳥海山の裾野にある。
(俳句余白108) 『ソーダ割り涼を求めて蝉しぐれ』
(俳句余白109) 『鰯雲どこへ帰るか霧ヶ峰』
(俳句余白110) 『学僧があおぐ夏雲渡月橋』
(俳句余白111) 『落鮎の一息激し水ひかり』
(俳句余白112) 『箱膳をひらけば匂う母の朝』
満月にゆかりありけり法昌寺 2000/07/24 14:05
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(俳句余白113)福島泰樹の寺。
(俳句余白114) 『干柿のならぶ家あり猫町に』
(俳句余白115) 『あさがおのからまる家に空があり』
(俳句余白116) 『縁台にどじょう売り居り風鈴も』
(俳句余白117) 『亡き祖父の胸まくらする夏遥か』
(俳句余白118) 『都落ちひたる温泉に柚子が浮き』
ビート利く青春遠し夏のジャズ 2000/07/24 21:07
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(俳句余白119)なるほどね、荻さん。美空ひばり=ジャズボ−カル=ビリ−ホリデイ−。気がつきませんでした。「シャンクレ−ル」(美しい魂?)で小生も常連でしたが世代の相違で入れ違いになったみたいですね。その後、京都にできたのが同志社の近くの「ビックビ−ト」。あそこは潰れているだろうなあ。ちなみに「シャンクレ−ル」を「思案に暮れる」と命名したのは癌で亡くっなった詩人高橋秀一郎の筈。小生は、そのことを、最初のエッセイ集 『詩の根拠』で書いています。まあ、どうでもいいことですが、相変わらず、ジャズは聞いています。
シャワ−浴び日射しが刺さる麦の海 2000/07/25 00:32
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(俳句余白120)尾内君、ok!今日、病院にいってきた。結果は「第三腰椎圧迫骨折」「第12胸椎圧迫骨折」。一体、どうなっんの、この身体。もう皆さんに、まともにお会い出来るかどうか。
(俳句余白121) 『しんしんと雪の中より頼信紙』
(俳句余白122) 『青年を脱ぎ捨ててゆく春の雪』
三島由紀夫の小説 『春の雪』
(俳句余白123) 『横笛を吹く女あり嵯峨の竹』
嵯峨野の「滝口寺」?。
(俳句余白124) 『蛍籠消えし夜道に子がひとり』
(俳句余白125) 『万緑の陣を張りたしぬしとなら』
(俳句余白126) 『天領の蕗を肴に傾けむ』
(俳句余白127) 『死に近く蝉泣き初めの癌もあり』
(俳句余白128) 『膝枕酔うたふりして揚げ雲雀』
(俳句余白129) 『乳房あり小さな放蕩夏をゆく』
(俳句余白130) 『揺れ動く還暦近し目刺し焼く』
(俳句余白131) 『灯籠の中に浮き出る月窓寺』
吉祥寺「月窓寺」は、我が家の借地権を所有している。気に喰わぬ。
(俳句余白132) 『花火師に賭けぬ父あり冬花火』
その父が今、花火の仕事でアメリカにいっている。母が心配して、もし何事か起こっても息子たちは迎えにいかないよ、と言ったら、あいつらには黙っとけ、だって。あたかも骨董品のような「人物」である。
黒部へと天敵騒ぐ夏の陣 2000/07/25 02:03
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(俳句余白133)温子さん、お借りしたエンヤはいいよ。「驚くほど小柄で華奢な女性」だって。
(俳句余白134) 『夏に告ぐ服す意志なし流離あり』
(俳句余白135) 『妻とある不運もありし月見草』
一千の俳句の路に柿ひとつ 2000/07/25 11:31
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(俳句余白133)「あきこ」さん、俳句はパクりです。どのように上手くパクるか?
『三千の俳句を閲し柿三つ』(子規)。お分かり?
冬月君、「生豆腐」はいいよ。生活臭があるからかな。他は?
芳賀さん、このペイジに入門してよ。再インスト−ルばかりしているのでメールは全部消えてしまう。明日は、この機械は、アップルに再入院。やれやれ。
青梅の雨の中より卒業す 2000/07/25 16:50
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(俳句余白134)地方のひとは東京に青梅(おうめ)という地名がある事を意外に知らない。小生の出身高は東京府立第9高女の流れを汲む都立多摩高。当時は「暴力教室」さながらの学校でした。今は知らない。高歌は「たま、たま我らがぼこ〜お〜」という。何だか猫を呼んでいるようで嫌な感じがした。先生には歌人の玉城徹さんがいたらしいが小生は、直接授業は受けなかった。その高校で愚れて、京都で学生運動という一種のスポーツに愚れて挫折し、現在は俳句で愚れているが挫折はしていない。骨折はしている。
小生にとって人間の仕事とは愚れる事を趣味に変換して、生き延びる、その素晴らしい才能、悪く言えば悪知恵に誇りを持っているところにある。
温子さん、少し違うよ、昨日、脳病院でレントゲンを撮って貰った結果の骨折は、もっと前の古傷で、もう修理不可能、放っておくと背骨の動脈の中にセメントが貼り付き、いつ動脈硬化を起こしてもおかしくない状態なんだ。
だから、いつ死んでもおかしくない。でも友人たちに、そのことを言うと、「また冗談ばかり言って!」と一笑に伏されてしまう。よほど人徳というものがないんだな。近くのお寺の掲示板に「与える親切、得るは徳」って書いあるけど舌打ちしたくなるよ。
温子さん、何だか淋しいね、とびお君に、詩誌 『トビヲ』の表紙の奇妙なデザイン教えてあげたら? 『悶』に似ているけど。
とびお君、ありがとう。これからタ−ンネイタ−をつけてみる。でも、おかしなあ、これだけ打っても、まだフリ−ズを起こさない。昨日も、そうだったが、今朝は駄目だった。
ただいま、パワ−マック使用中。阿波踊りきみと逢いたし粋歌連 2000/07/25 23:33
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(俳句余白135)近くの居酒屋「蔵」で聞いた話し。「粋歌連」とは「連衆」の一種。
他にも面白い話しを聞いた。 『河童』である。「河童連邦国」の大統領は現在、横山隆一。東京領事館は板橋にある。詳しくは「蔵」へ。電話(0422−23ー2808) 『蔵』。そこえ行けば、市販していない銘酒「河童」が置いてある。許可はとってある。上手くいけば、その国の「文化勲章」が貰える。「河童通信」で連絡可能。
そこの客にプロの画家、森酔童というひとがいる。河童気狂いで何でも河童の事を知っている。たとえば、清水昆、あるいは小島功の河童について。芥川の小説「河童」が失恋自殺を遂げた事。河童についての小説が一番多いのは火野葦平であることなど。もともと河童は無性なのに、その店のトイレの扉には、きわめてエロチックな河童が描かれている。彼はその河童の絵をそっと触ってトイレにいったよ。
(俳句余白136) 『河童連畳みいわしを喰うてをり』
故郷なしみなもの鮎を掬ひたし 2000/07/26 11:22
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(俳句余白137)はじめて「おるか」さんに褒めてもらった!
今日はポンコツマックを箱に詰め、アップルからのお迎えを待っている。
(俳句余白138) 『君となら秋の終わりの締め太鼓』
青梅雨のしたで佇む恋もあり 2000/07/26 16:29
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(俳句余白139)昨日会った画家森酔童は失恋をしたことのない男は駄目だといっていたっけ。身に覚えは?
(俳句余白140) 『野戦あり兜にひらめく野菊あり』
戦争の初期、兵士たちは皆すがすがしかったと 『アサヒグラフ』に書いてあった記事を思い出す。
(俳句余白141) 『琴を立て添い寝をしている母もあり』
(俳句余白142) 『失恋の遠くで散りゆく桐の花』
俳句を書いていると何故か忘れ去った記憶が鮮明に思い出される。どうしてなのだろう?
今月号の角川の 『俳句』は、「にっぽんの夏」+「飯島晴子追悼特集」。飯島さんとは20年前、新宿紀伊国屋ホ−ルで御一緒したことがある。他の出席者は佐佐木幸綱、中上健次、福島泰樹。すなわち詩と俳句と短歌と小説をめぐる大討論会。ホ−ル超満員。小生はボロボロに酔っぱらって童話「椋鳥」の話をした。「椋鳥の親が巣に帰ってこないことを作者は知っていながら、雛鳥を待たせている作者の目は残酷である」と。そうしたら飯島さんが「それと文学の表現の問題と何の関係があるのよ!」と叱られた。会場からも野次が飛んだ。司会の幸綱さんが汗を流しながら、その場をとりなしてくれた。その話、やっぱり関係なかったかな。しかし絵になる古き良き時代ではあった。
淋しかり荒れ野に咲けよ子蝶蘭 2000/07/26 23:21
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(俳句余白143)俳句を書きはじめて、目につく花の名を片っ端から
しらべはじめた。「子蝶蘭」はひとの手を加えられているせいか小生のお気に入りではない。ひとり美人であることを誇りに思っているような花だ。「花」さんのことではない。
ところで、問題は「余白句会」のア−サ−・ビナ−ドにある。 『現代詩手帖』を見ていたら彼は「現代詩の新鋭」としてのしている。谷内君も平田俊子も横木徳久も、えらく買っている。そこまではいい。けだし、そこまで「現代詩」が底を突いている事をも、それは意味している。下手をすれば、日本現代詩もアメリカ人の基地になる。そうはさせないぞビナ−ド!でも谷内君、一度、彼に会っておいたほうがいいよ。好青年だ。「読売」のコラムにも出ているそうだ。
ゆうだちに赤い日傘の少女咲く 2000/07/27 19:59
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(俳句余白144)向こうから何か恐ろしいものがやってくる。
(俳句余白145) 『落日が枕にしてる鰯雲』
(俳句余白146) 『仏蘭西の日没に咲く胡蝶蘭』
「花」さん、正確には、この名前だったかもしれない。
(俳句余白147) 『芭蕉庵ぬしの西瓜をまっぷたつ』
(俳句余白148) 『河童酒に酔うて秋水に浸りおり』
(俳句余白149) 『純潔を棄て来し路にあざみ草』
(俳句余白150) 『小傘さし男が流れる蔦の橋』
神の死を祭りあげるか邪宗門 2000/07/27 23:29
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(俳句余白151)「神=戦争=非国民=不敬罪=宗教弾圧」。
(俳句余白152) 『一弦の琴の音のこす城の秋』
(俳句余白153) 『ハ−モニカ吹く少年の肩に蝶』
(俳句余白154) 『ハ−モニカ横町で喰う夏の牡蠣』
そろそろ「俳号」を考えようかな「冬月」君。「清水秋水」にしようかな。貴君とは、明日 『詩塾』で再会!言い忘れたけどホッチッキスとカッタ−あったら持ってきてよ。
俳号を付けました。初夏来たる奇妙な果実が卓上に 2000/07/28 10:58
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(俳句余白156)ビリ−ホリデイに 『奇妙な果実』という自伝があります。何故か、干論茶さんの「病気」発言に、興味を持ちました。「当たり!」の場合が多いからです。小生の知り合いの詩人に黒岩隆という精神科医がいます。彼は詩誌 『歴程』で書いていました。「我々も常に患者から見張られている立場にある」と。
ただし、自分を、ごく普通の人間であると思っている人間が一番あぶないのです。たとえば、文章を書かせた場合、極めて無機的、教科書的な文章になります。彼は優秀なるがゆえに、細心の注意を払って自分の冷静さを表現しようとします。
昨年、3か月入院していた「閉鎖病棟」にも雑多な患者(小生もそのひとり)がいましたが、その内の一人にインテリのAという人がいました。彼が嘆いていたのは、医者に、いくら「1+1=2」だと言っても、その論理が通じないということでした。当たり前なのです。医者が試していたのは、そのような、無機的数学の論理ではなく、患者の深層心理のなかにある人間的な情緒だったのです。ただしコンピュ−タ−には感情あり、注意されたし!と最初に教えてくれたのは「とびお」君でした。恩に着るぜ若頭!
ヒッチコックの映画のすべては「マ−ニ−」にしろ、「目眩」にしろ、みんな心理学を応用したサスペンスドラマでした。「トラウマ」虎と馬を飼いならすには、相当、熟達した精神科医が必要とされていますが残念ながらバスジャックの少年の担当医に見られるように無能な医者が多う過ぎます。彼こそ犯罪者だったのです。
夕立ちや甲斐の信玄霧の中 清水甲斐(長野・三郷)) 2000/07/30 11:39
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(俳句余白157)昨日は余白句会でした。雑輩10名集まる。
(俳句余白158) 『朝顔や荷風にも咲く女あり』
(俳句余白160) 『臍を噛む昭和のはじめの遠花火』
(俳句余白161) 『啄木の日記に流れる鰯雲』
故郷なし噴水の下の夕涼み 2000/07/30 16:17
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(俳句余白161)干論茶さま、思い出しました。大日方君は元気ですか。
(俳句余白163) 『月山の密造部落霧深し』
今度の旅で月山にもいく。小説、森敦の 『月山』。密造酒を作る部落が出て来る。
(俳句余白164) 『立ち枯れの花野に傘が残されて』
(俳句余白165) 『彗星のごとき詩人と昨夜会う』
余白句会で国井克彦と昨夜会った。彼は思潮社から久しぶりに詩集 『東京物語りを出す。乞う御期待!
大暑なり句会野原を迷走す 2000/07/30 17:37
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(俳句余白166)「あきこ」さま。小生は二次会しかいかなかったので結果は良く分かりませんが、少なくとも、ここの管理人より点が入ったようです。どうも谷川俊太郎がいれたらし。
「雲は天才である」。小生は、そこらの娑婆の人間と、ちくと分けが違うのです。これからも、そのおつもりでおつき合いねがいます。冗談。
ところで、新しい 『楽隊』ができた日「俳句文学館」で、おばさんたちが、句会の事を「お句会」といってたことには唖然としました。
上句は寺山修司のエッセイより。麦秋に嫁ぐ姉の背は淋し 2000/07/30 19:29
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(俳句余白167)絵馬さんにやられたな。そのとうり。句会の選者のレベルが低すぎる。句会の一員として恥ずかしい。
夏の銃狙い定める御真影 2000/07/30 21:34
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(俳句余白168)絵馬さんの寸評に賛同しただけで不愉快になる人間なんているのかなあ。(苦が笑い)幅の取りすぎは小生の手落ちです。
終わりなき祝祭もあり原爆忌 2000/07/31 00:15
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(俳句余白169)「あきこ」さん。そんな下手な駄洒落には乗らないよ。でも、あなたは心優しいひとだねえ。あなたや温子さんがいいところは近代詩最良の部分を、いま絶望的に干上がっている「現代詩」に注いでいるからなんだ。どうして「手帖」の編集長は、そこに気がつかないのだろう。小田康之君、このメッセイ−ジを拾ってね。
桐一葉八丁堀に浮かびおり 2000/07/31 02:08
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(俳句余白170)「隠語大辞典」(晧星社)によると「桐」は「事の終決したるを言う」とある。
上句の後に 『夕立ちや八丁目から一丁目』を置いてみる。
健様、亜紀亜紀羅とは、早稲田の大学祭で一緒に朗読した学生詩人だった。彼は寺山さんの弟子でもあったが自分の作品を寺山さんにぬすまれてばかりいるとも嘆いていた。彼はドラッグで身を持ち崩し仙台に返ったところまでは聞いている。彼はドラッグさえやらなければ優しい男だった。どうも健在とは思えない。何か分かったら連絡してください。
青蛙青田の中で余地もなし 2000/07/31 11:08
(俳句余白171)小生は「余白句会」では、鳴かず飛ばずの俳号 『青蛙』を使っていた。(苦が笑い)。しかし俳壇に藤田青蛙という有名な俳人がいる。一度お会いしたことがあるが当事、幽霊の出る部屋に格安の値段で住んでおられた。首吊り自殺があった部屋だ。しきりに酒を勧められたが恐ろしくなって早々に退散した。
だから 『甲斐』へジャンプ!
(俳句余白172) 『一生を賭ける句ありや花火散る』
(俳句余白173) 『無頼なし傾ける盃に落花かな』
(俳句余白174) 『伊達男青銅で立つ青葉城』
仙台の青葉城跡には何度か行った。伊達正宗公の荒馬に乗った銅像が印象的だ。健さん、秋亜紀羅は健在らしい。
棄てられぬ本に銀杏の栞あり 2000/07/31 14:36
(俳句余白175)越後姫さま。夏は暑いから夏なのです。貧乏は金が
ないから貧乏なのです。俳句はハクイから俳句なのです。何か御異存は?
(俳句余白176) 『老夫婦蜆をかこむ初夏もあり』
(俳句余白177) 『連弾を奏でる発句晩秋に』
(俳句余白178) 『繭という少女おりけり病棟に』
彼女は脳性小児麻痺です。
(俳句余白179) 『流離する男に三か月縁ならず』
甲斐一騎馬ゆうゆと去る若葉かな 2000/07/31 22:51
(俳句余白187)「あきこ」さん、分かった。でも上の句の方が好き
なのです。今度の「詩塾」はお休み。どなたかに聞きました?
(俳句余白180) 『ゆかりある遊佐に由香里の手土産を』
「遊佐」は平野にある地名。「ゆかり」は御菓子の名。今度の旅でと遠縁の家に立ち寄る。
(俳句余白181) 『一頭の馬が旅立つ不意の秋』
(俳句余白182と3) 『仏町勝手回りの葱も消え』
(俳句余白184と5) 『石原に苺潰しの歌もあり』
(俳句余白186) 『雨情亡き雨情庵にて不如帰』
(俳句余白187) 『いざさらばこうろぎの世を逃れたし』
(俳句余白189) 『浅間山虫の音ひそめ冬を待つ』
今回の伊豆海底地震では浅間があぶないとの風説あり。
(俳句余白190) 『短夜あり打ち込む連弾の句は冴えて』
「つずく」蝸牛おもふことなく夜に入る 2000/08/01 00:57
(俳句余白191)なんとなく・・・・
(俳句余白192) 『蛇皮を脱ぐ青年もあり夜の河』
(俳句余白193) 『衣更え裸身にともる恋もあり』
(俳句余白194) 『早苗引く一弦の琴終命す』
(俳句余白195) 『ぬしのなき出版記念秋の宴』
(俳句余白196) 『夕顔や庵の竹に縁を巻き』
(俳句余白197) 『石陣に恋の碑銘はしるされず』
(俳句余白198) 『青蚊屋の母もありけり村遠し』
(俳句余白199) 『老母ありゆかりの寺の牡丹散る』
(俳句余白200) 『山吹に地蔵がひとつ話しかけ』
軍鶏が乱れる一瞬秋動く 2000/08/01 11:54
(俳句余白211)一日10句。
(俳句余白210) 『虎狩笛隠遁なれば雲の峰』
(俳句余白209) 『武者草鞋はきたし天城を越えるまで』
(俳句余白208) 『武士のいぬ鎌倉の秋に下駄の音』
(俳句余白207) 『学生が生きゆく先は嵯峨泊まり』
(俳句余白206) 『涼舟を浮かべる壮士古書の中』
(俳句余白205) 『さみだれや友なき路にれんげ草』
(俳句余白204) 『ふたり寝の蚊屋に睡蓮浮きにけり』
(俳句余白203) 『蓑虫のごとく吊られし夢の中』
(俳句余白202) 『みじか夜やなれとあおぐか花月下』
(俳句余白201) 『明日は秋草鞋のような詩を履いて』
刀身を渡る月あり秋深く 2000/08/01 15:45
(俳句余白212)北丸さん、ありがとう。自分でも良く分かりませんが、もしそうなら遅蒔きながら 『俳句とは対話である』ということに気がついたせいかもしれません。だから夢想だにしなかった北丸さんと対話できる、この機械の存在をありがたくおもいます。そして「俳句」の場合、どうも機械に書かされているような気がします。
他に芭蕉や蕪村の文庫本や他の現代俳人たちともおしゃべりしていますが、どうしても話が通じない俳人がいることも不思議なことです。
(俳句余白213) 『青磁あり一句浮かべて秋を飲む』
(俳句余白214) 『荒海にしずんだ青磁秋に浮く』
(俳句余白215) 『片蔭に来し野良犬と遊びをり』
(俳句余白216) 『逃げ水を追いそびれたり子が迷う』
(俳句余白217) 『打ち水にすくむ蛙をさらに打つ』
(俳句余白218) 『夢の中ひとを切りたり曼珠沙華』
(俳句余白219) 『苔庭の烏揚羽に水を打つ』
(俳句余白220) 『潰したる葡萄に哀愁のこしたり』
「つずく」
つずく首のない馬立っており戦後夏 2000/08/01 21:06
(俳句余白242)谷内さん、温子さん、ありがとう。これで4人目。後3人読者がいれば「俳句革命」は成功するかもしれない。
キュ−バ革命も7人からはじまった。
『険悪な天候のためドイツ革命は音楽の中でおこなわれた』
(俳句余白241) 『関東軍秋の憂いに詩人死す』
(俳句余白240) 『手刀で秋を切り捨て恋いしずか』
(俳句余白239) 『恋といふ甲州路もあり伊勢乞食』
(俳句余白238) 『健さんと秋の隣でまた逢うはむ』
(俳句余白237) 『蕉風と流れて来たり最上夏』
(俳句余白236) 『稲妻に打たれし恋も生き返り』
(俳句余白234と5) 『壷振りの末裔見たり湯に牡丹』
(俳句余白233) 『新涼の粥の手前に老女座し』
(俳句余白232) 『正座する御老女もあり寺の秋』
(俳句余白231) 『恋敵やつを飛ばそう奴凧』
(俳句余白230) 『落柿舎の去来の墓に木洩れ日が』
(俳句余白229) 『閂を閉ざして郷士冬に死す』
(俳句余白228) 『話し絶え月下美人の隣家あり』
(俳句余白227) 『唐辛子愛されずおり母子家庭』
(俳句余白226) 『花冷えの故郷の便り絶えてなく』
(俳句余白225) 『太宰去りいまも中也は雪の跡』
(俳句余白224)夕食後にまた。
つずく。桃の花太宰の墓にひっそりと 2000/08/01 23:36
(俳句余白224)夕食は鮭。
(俳句余白222) 『昼顔に浮き出る情事の終わりかな』
(俳句余白221) 『図書館にランボ−の秋を忘れたり』
(俳句余白243) 『万緑に電車が走る岬まで』
(俳句余白244) 『史乃命どこで賭けたか蝉しぐれ』
(俳句余白245) 『芭蕉老い何をおもふか竹の秋』
(俳句余白246) 『切株であおぐ古老に天の雪』
独り身の老人が焚く落葉かな 2000/08/02 01:11
(俳句余白247)温子さま。「甲州商人伊勢乞食」。どちらも、客にたいしてがめついという隠語です。また甲州女は情に厚く客の持て成し方が上手いという一種の隠語。
(俳句余白248) 『夭折の詩人がのこした貝の耳』
(俳句余白249) 『秋深く狙い澄まして飛車を打つ』
(俳句余白250) 『ランドセル学校の夏にひとつあり』
籾殻のなかから子ども遊び出る 2000/08/02 10:10
(俳句余白260)泰山鳴動すれど鼠一匹。
(俳句余白259) 『大暑なり案山子も思案顔をして』
(俳句余白258) 『少年の手紙に潔し秋の花』
(俳句余白257) 『遠国の切手にとまる冬の蝶』
(俳句余白256) 『水仙のみなもに浮かぶ百鬼あり』
(俳句余白255) 『骨壷と一人の母と向きて座す』
(俳句余白254) 『少年の煙草の指に蟻とまり』
(俳句余白253) 『秋ひとり投げ込む無人の草野球』
(俳句余白252) 『自画像の暗きがゆえに点蛍』
(俳句余白251) 『無名なり向日葵の中に女立つ』
休火山。
州
落雁のゆくへにまたも秋激し 2000/08/02 14:36
(俳句余白270)かよさん、とびお君、ありがとう。ただの「たっちおじさん」ではなく「武蔵野の長老」と呼んでいただきたい。
(俳句余白269) 『黒潮のほとりの夢は落城す』
(俳句余白268) 『神田川ひとつの蛍不世出』
(俳句余白267) 『雑踏の朝顔市で少女咲く』
(俳句余白266) 『初富士をあおぐカインの末裔も』
(俳句余白265) 『青柿や学校帰りの子が盗み』
(俳句余白264) 『鶏頭にいちめんの夏が揺れており』
(俳句余白263) 『夏障子するりとあける影法師』
(俳句余白262) 『天才の父無名なりけり落葉焚く』
(俳句余白261) 『虚子も泣くお墓のまえの夏祭り』
休火山。甲斐かなし影武者もなき秋の墓 2000/08/02 21:24
(俳句余白279)あきこさん、明日、早朝甲斐に立つ。
(俳句余白280) 『境涯はおこがましぜ柚子しずむ』
(俳句余白278) 『舌頭に転がす一句秋の暮れ』
(俳句余白277) 『大いなる西部の女秋風に』
(俳句余白276) 『石切りの水はりつめて銀やんま』
(俳句余白275) 『鮎落ちし暗き村ありこすもすも』
(俳句余白274) 『白鷺の降りる田圃に母がおり』
(俳句余白273) 『軍人の祖父の遺影に秋暮れぬ』
(俳句余白272) 『きつつきがどんぐり打ち込む森関として』
(俳句余白271) 『田舟押す蛙一匹われ生きむ』
お−い「とびお」君、元気か、小生は明日、馬鹿馬鹿しい東京を離れる。
蟆なぎの関東平野を打ち払う 2000/08/03 00:27
(俳句余白281)おるかさんへ。ただそれだけの句。
(俳句余白282) 『密告のまくなぎに投網放り投げ』
(俳句余白283) 『葉隠れに鈴虫一匹死に絶えし』
あれが飛騨雪は野麦峠まで 清水甲斐(酒田) 2000/08/06 10:03
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(俳句余白284)これから阿部一族のお墓参りです。
美女平一輪二輪水芭蕉 清水甲斐(酒田) 2000/08/06 19:47
(俳句余白285)斎藤慎爾の俳句の先生秋澤猛氏の句集を遊佐の親戚の俳
人であるご婦人から譲り受けました。偶然です。
(俳句余白286) 『阿弥ヶ原ゆうゆうと飛ぶ赤とんぼ』
一千句へ!大いなるもりおかに小さな啄木が 2000/08/10 09:16
(俳句余白285)昨夜、盛岡から帰る。我が「東北学」は終わった。盛岡駅には巨大な駅の名が「たくぼく」と書かれていて、何と、その隣には「啄木」とある。
(俳句余白286) 『啄木の新婚の家あり蝉しぐれ』
盛岡駅の近くの公園に貧しい、そのは保存されている。死後も啄木は貧 しく悲しい。
(俳句余白287) 『小岩井の夏は牛と賢治のみ』
(俳句余白288) 『翁あり男鹿の秋風我に吹く』
翁とは「菅江真澄」の事。男鹿半島には、彼の功績を讃える碑が、いたるところにある。
(俳句余白289) 『赤れんが戦記すごろく夏終わる』
秋田市内に「赤れんが郷土館」はある。元秋田銀行を修復した建物。そこに 『幼年倶楽部』の付録の「戦記すごろく」が展示してあった。日露戦争当時のもので、「上がり」は日本軍の騎馬兵が敵陣めがけて突っ込むシ−ンで終わる。
(俳句余白290) 『竿頭を腰で支える佐竹衆』
秋田竿頭祭り。秋田の久保田城は佐竹一族が明治まで支配していた。群雄割拠の時代、伊達正宗の軍を撃破した事でも知られている。
(俳句余白291) 『落日の入道岬に娑婆苦なし』
男鹿半島の先端に入道岬はある。
(俳句余白292) 『千秋のおもひか城趾蚊も飛ばず』
久保田城趾に千秋公園はある。
火山鳴動!
寒風山鬼やんまもほかもしんしんと 2000/08/10 12:03
(俳句余白293)菅江真澄は「寒風山」に登れば一眺にして三千世界
が見えると言っている。「寒風山」は男鹿半島にある。なるほど、登ってみると、荒涼とした気持ちになる。
(俳句余白294) 『墓参なり違い鷹の羽日本海』
(俳句余白295) 『飛島に烏賊釣舟の弧影浮き』
飛島は酒田の港から遥かに見渡せる。齋藤慎爾の故郷。
(俳句余白296) 『鳥海山何を迷うか鰯雲』
(俳句余白297) 『雷放つ鳥海一帯烏舞ひ』
(俳句余白298) 『我が者に鎌をふりたり子蟷螂』
(俳句余白299) 『落ち蝉の大きな夏に扇風機』
今年は庄内平野一帯に暑さで蝉が、ばたばた落ちている。だとするなら豊作である。小生の旅も猛暑の中にあった。
上高地夏のうぐいす不意に鳴く 2000/08/10 18:24
(俳句余白300)上高地とは、そういう所でした。留守居役の家臣群
も元気なようす。まずは一安心。
ところで、酒田の甥は機械にウイルスを仕込んで相手の機械を破壊する危険なゲ−ムに熱中していた。「裏ヤフ−」も使っている。そいつを教えろと言ったら「おじさんは覚えないほうがいいよ」と言われた。掲示板など、ひとたまりもなく破壊されてしまう。ちなみに彼はカ−レ−スのライセンスを持っていてレ−シングカ−の部品を買うために機械を使っている。
(俳句余白301) 『木曽路にて桐の機関車一個買う』
(俳句余白302) 『天狗岳あれひとさらいよと子らさわぐ』
(俳句余白303) 『くろなぎの瑞樹がそよぐ大樹林』
(俳句余白304) 『猿飛橋子ども蛇も渡る夏』
(俳句余白305) 『みずうみに欅万緑逆に生え』
(俳句余白306) 『笹平トロッコ通る月の中』
立山黒部アルペンル−トにはトロッコ電車が走っている。
(俳句余白307) 『雷雲にぶら下がって黒部過ぎ』
ケ-ブルカ−
(俳句余白308) 『太陽が雪渓に落ちる黒部かな』
(俳句余白309) 『森閑と姫ひまわりは語らずに』
(俳句余白310) 『立山に雷鳥ひそかねらいおり』
ひと休み
赤れんが脱藩の竜馬夏を灼き 2000/08/10 23:07
(俳句余白312)秋田の「赤れんが館」には竜馬をはじめ桂小五郎、
西郷隆盛ら幕末の志士たちが40数名勢ぞろいした写真があった。どうやら長崎の蘭学塾で撮った写真らしい。そこに?マ−クはついているものの明治天皇もいる。
明治政府の閣僚となった西郷の写真もあったが、すでに頭が禿げていて温和そうな老人然として痩せている。
(俳句余白313) 『同行衆俳人ひとり柚子しずめ』
(俳句余白314) 『弥陀ヶ原釣り鐘草のふるえかな』
(俳句余白315) 『男鹿に立つ積乱雲に黒揚羽』
(俳句余白316) 『最上川下る舟あり弧客乗せ』
(俳句余白317) 『片耳の少女逢ふ阪の夏いずこ』
(俳句余白318) 『命運を賭けるか蘭に朝まだき』
(俳句余白319) 『白鳥に一句投げ棄て酒田夏』
酒田には白鳥の集まる有名な場所がある。しかし白鳥の声があまりにも煩いため近所の住民たちは困惑しているらしい。
(俳句余白320) 『夏来る縁を結びに最上川』
(俳句余白321) 『喧嘩句を書き棄てており夏木立』
どうも小沢信男を師匠とした 『余白句会』を「レベルが低い」と小生が批判したことが気にかかる。つらつら考えるに 『余白句会』は川柳に季語を投げ込んだ集まりだった。
修理に出していたアイマックが帰ってきた。箱を開ける気力なし。マウス、キ−ボ−ウド、ハ−ドデスクを全部変えたことになる。頭に来る。
(俳句余白320) 『
しんしんとして天上の花も枯れたり粥すする 2000/08/11 11:41
(俳句余白322)千句に達したら50句自選の句集を出版予定。
(俳句余白323) 『螢烏賊漁夫の婚あり寒村で』
(俳句余白324) 『魚津にて水没林にひぐらしが』
魚津の三大奇観は「水没林」「螢烏賊」「蜃気楼」。
(俳句余白325) 『猫町に夏の影なし仏町』
(俳句余白326) 『裏日本かなかなかなとゆぐれて』
(俳句余白327) 『広島の城郭に落ち蝉唯ひとつ』
(俳句余白328) 『赤ポスト武家屋敷にてひとを待つ』
角館に着いた時、武家屋敷に赤ポストがあった。東京から赤ポストが一掃された時、「夢の島」は赤ポストの墓場になったという。
(俳句余白299) 『落武者の鎧の傷も夢なりき』
(俳句余白300) 『河童村村長語る大野夏』
ラジオで河童村の村長大野かおるが話していた。河童の存在を信じない人間はサンタクロ−スを信じない子どもとおなじように悲しい、と。
海越ゆる麦藁帽子の少年期 2000/08/11 18:26
(俳句余白340)季語とは、たとえば「汚れちまった悲しみに今日の小雪の降りかる」みたいなものだと思います。「雪」は古代から現代まで不変です。現代詩は、その抒情を見失って読者から見捨てられてしまった。
(俳句余白331) 『夏冷えて埴輪の少女ひっそりと』
(俳句余白332) 『未婚の夏あおげば雷雲いちめんに』
(俳句余白333) 『木馬にて冬のジャズ聞くゆうぐれて』
新宿に「木馬」というジャズ喫茶があった。ク−ルジャズという言葉もあったっけ。
(俳句余白334) 『父の日の雲をよぎった暗い家』
(俳句余白335) 『村を去る教師の手帳何おもふ』
(俳句余白336) 『渡り箸迷いつつあり七草を』
(俳句余白337) 『絶唱の恋の終わりは夏の小屋』
(俳句余白338) 『みごもらぬ夏去りゆけば昂然と』
(俳句余白339) 『黒葡萄鎌倉武士が吐き棄てる』
秋ひとり片目の魚を裏返す 2000/08/11 23:48
(俳句余白341)アイマックが帰ってきた。やはり使いやすい。しかし不信感に満ちている。
(俳句余白342) 『跳箱の少女夏飛び転校す』
(俳句余白343) 『木樵の子土佐から夏の鷹をおふ』
(俳句余白345) 『籾殻に顔を突っ伏す野良の母』
少年期、我が家は農家だった。商家出身の若い母には野良仕事はきつすぎた。そのとき「お父さんを呼んできて」と小さく叫んだ母の声が、いまでも耳にのこっている。
(俳句余白346) 『鍛冶の町見捨てた秋の画学生』
(俳句余白347) 『脱穀機がらがらまわす秋の風』
(俳句余白348) 『学校にはぐれて草笛鳴らしおり』
(俳句余白349) 『剣道の突き手一瞬夏の雷』
(俳句余白350) 『遠き夢落花の音に目覚めおり』
(俳句余白351) 『オカリナを吹く老女あり秋の音を』
上手くいけ!
流す万緑を打って涼しき安曇川 2000/08/12 09:08
(俳句余白352)長野の安曇野にも行ってきました。「安曇野」は、もともと安曇川が流れている場所にすぎなかったのですが、臼井吉見の小説 『安曇野』が出版されてから安曇川一帯を「安曇野」と言われるようになったらしい。小説恐るべし!
温子さん、「現代詩は読者から見捨てられた」と言ったのは山本夏彦ですが、絵馬さんのいう芭蕉における「不易流行」谷川雁が「詩が滅んだことを知らぬひとが多い」として、その論理の中に「不変の相と変化の相」を導入して詩の喪失を指摘しましたが、そのふたつものは、まったく同じものでした。もし滅んだ詩を現代に復活させようとするなら、そのような論理をきちんと認識した上で、相当つらい詩作を覚悟しなければならないでしょう。
少年の日のぜんまいに舌をまき 2000/08/12 12:14
(俳句余白353)あの頃の摘みたての「ぜんまい」はおいしかった。
(俳句余白354) 『茜雲紙飛行機は迷い落ち』
(俳句余白355) 『図書館の夏自転車横倒し』
(俳句余白356) 『怒濤から遠く武蔵野青蛙』
(俳句余白357) 『竹帚作れず村の道迷う』
(俳句余白358) 『蝉しぐれ便所もひろし武家屋敷』
角館の武家屋敷に保存されている便所は、およそ2畳はある。
(俳句余白359) 『瓦焼く炉に火を入れず夏がらり』
天敵の実家は瓦も作っていた。
(俳句余白360) 『大欅むれる蝉らの絶唱は』
若葉あり銃砲店をねらいけり 2000/08/13 05:29
(俳句余白361)「あきこ」さん、「表現」は人生劇場です。でも、そこで脇役をに徹する悲しみ持つ人間は少ない。
蝦蟇蛙のっと玄関に座りおり 2000/08/13 13:34
(俳句余白362)追想する未来は悲しい。
(俳句余白363) 『すっぽんを喰ってやろうか夏ちじめ』
(俳句余白364) 『鶴折らぬ原爆着忌過ぎにわか雨』
(俳句余白365) 『梅干して見あげる空に風雲が』
(俳句余白366) 『逝く夏に一球を決め孤独なり』
(俳句余白367) 『麦笛のふるさとむなし投手消え』
(俳句余白368) 『耳鳴りの夏遥かなり詩人死す』
(俳句余白369) 『湯煙の峠を越えてさらに夏』
(俳句余白370) 『郷士館扉を閉じて盆に入る』
失敗したかな?
今度は?睡蓮のふるさとらしき旅の人 2000/08/13 19:32
(俳句余白371)無心!
(俳句余白372) 『縫目なき雲よさりゆけ盆だけは』
(俳句余白373) 『どっと老い友人の背に蝶ひとつ』
(俳句余白374) 『風船の地球儀を蹴る秋の部屋』
(俳句余白375) 『蛇を飼うひきだしもあり少年期』
ところで「引き出し」って平安朝にあったの?「文机」?
(俳句余白376) 『不知火の怒りは秋波にのまれゆく』
(俳句余白377) 『銃声や一瞬ふりむく雪の中』
(俳句余白378) 『廃屋で青大将は秋をまく』
(俳句余白379) 『テレサテン秋はいつでも初舞台』
(俳句余白380) 『抜刀の武者人形は秋風に』
頼む!
今度は?芥川何をおびえた秋深く 2000/08/13 23:54
(俳句余白381)hagiさま。安田さんに小生からもよろしく。
(俳句余白382) 『牡蠣を喰う寅さんもなし毘沙門天』
(俳句余白383) 『白板に七草を描き粥そえて』
(俳句余白384) 『白線の学帽がさりゆく雪国の』
(俳句余白385) 『国境越えて雪なし秋柳』
(俳句余白386) 『武蔵野の教会の鐘秋いちめん』
(俳句余白387) 『夏帽子悲しみの市に入りけり』
(俳句余白388) 『憂国忌人影ひっそり散りにけり』
(俳句余白389) 『天皇を撃てとふ山崎秋暗し』
(俳句余白390) 『角館新潮の秋しずみおり』
汽笛曵き網走へ友人帰省せず 2000/08/14 01:56
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(俳句余白391)温子さん、冬月君、「4」と「5」にすると、拡大するとはみだしてしまうよ。
(俳句余白392) 『凍鶴の舞い上がる空シベリアへ』
(俳句余白393) 『萩青し長州を発つ武士の影』
(俳句余白394) 『幸福な王子つばめを払うべし』
(俳句余白395) 『武道館つばめ返しの刀あり』
(俳句余白396) 『青林檎齧り運転岬まで』
(俳句余白397) 『鉄棒を一転秋に着地せず』
(俳句余白398) 『落第を一つかさねて春遠し』
(俳句余白399) 『蛇崩れの坂を帰りし受験生』
(俳句余白400) 『小雪降る海に舟出す義理の兄』
とびお君、頼む。プリントアウト!
連峰に恋を残した雪もあり 2000/08/14 15:06
(俳句余白401)旅日記より。谷内君、でも、お金かかるなあ。
(俳句余白402) 『少年の猟銃一発秋片目』
(俳句余白403) 『絵日記に夏の終わりの父を描く』
(俳句余白404) 『秋の火屋描きのこしたる父悲し』
(俳句余白405) 『首のない地蔵の横の村祭り』
(俳句余白406) 『群青の中に一頭蝶迷ひ』
(俳句余白407) 『病む母の青蚊屋の中ぽつり蛍かな』
(俳句余白408) 『甲虫月明に向かひ角をふる』
(俳句余白409) 『割箸で蟻を潰して夏日過ぎ』
(俳句余白410) 『首に蝶昭和天皇墓深し』
戦争中、文化学院の学院長が「天皇は蝶ネクタイなものだ」と批判したら「不敬罪」で投獄されたという。
秋台風来て見ろ欅そそり立ち 2000/08/14 20:57
(余白411)温子さま、病状が心配だなああ。でも武蔵野のの長老がついている。安心されたし。
(余白412) 『鮎掬うはねあがる水に夏の影』
(余白413) 『煙草吸う少年ありき秋の隅』
(余白414) 『深閑と寺院の僧の真夏の死』
(余白415) 『漱石のながれを汲んだ秋の水』
(余白416) 『墓までの道のり冬の正宗の』
(余白417) 『我もあり蜜月遠い寒風が』
(余白418) 『入道の岬は北緯の原点に』
男鹿半島の入道岬は北緯40度にぴたりと存在している。
(余白419) 『岬にて無人灯台の秋歌吹く』
(余白420) 『おめおめと鳥海山か雷よ来い』
ところで高校野球のことですが沖縄県立「那覇高校」が勝ったのは喜ばしい。またして、ところで酒田南高校の場合はどうなるのか?土地っ子のレギュラ-は少ない。ほとんどがPL学園野球部にレギュラ−として入りそこねた連中が酒田南に流れたと聞いた。さて?
さて!放火する手錠の夏に雲迷う 2000/08/15 11:56
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(余白421)敗戦記念日。冬月君、「運命」だ!我々もまた。 『奇妙な運命が私を見つめている』(リルケ)。
(余白422) 『斧一つ夏に置き去り路地の家』
(余白423) 『ビ−ル立つ苦き青春も立ちつくし』
(余白424) 『兵士あり秋に暮れゆく菊の墓』
(余白426) 『噴水の下で迷うか芥子の花』
(余白427) 『紅梅の下でひらりと絹衣』
(余白428) 『端座して牡丹の句帖明日を消す』
(余白429) 『牡丹ありうつむく子規に少し血が』
(余白430) 『胸骨を浮かせて夏を鷲攫み』
力雄さん。 『子狸が3匹ころがる野分かな』。駄目?
案外、そうでもないか、とびお君?
飛車迷う父の敗戦菊もなし 2000/08/15 16:57
(余白431)冬月君、 『短歌往来10月号』です。
(余白432) 『将校の残菊に父苦が笑ひ』
(余白433) 『母もまた敗戦なりき麦畑』
(余白434) 『雷雲の中まっしぐら零が散る』
(余白435) 『赤トンボ人影乗せず宙を舞う』
(余白436) 『茜雲墓標とならぬ靖国の』
(余白437) 『白煙を曵く戦闘機夏を閉じ』
(余白438) 『月光の菊の兵士は荒野にて』
(余白439) 『戦場に蛍がひとつ浮いており』
(余白440) 『ふりかへる将校の手にカナリヤが』
『天才は忘れた頃にやってくる』?鳴動をつずける海底地震に注意!神ありや戦場までの蟻地獄 2000/08/15 21:23
(余白441)生きるも地獄!
(余白442) 『邪宗門そこを過ぎればひまわりが』
(余白443) 『端座する老僧見据える蝦蟇ありき』
(余白444) 『白扇のをんなをひらく荻の風』
(余白445) 『俳人になりたし蓑に五月雨て』
(余白446) 『すからべの地球をころがす糞(たま)もあり』
(余白447) 『歯磨粉きみのに匂ひを秋夜待つ』
(余白448) 『人性の劇場に舞う蝶ひとつ』
(余白449) 『国軍もありし庭にて菊めでぬ』
(余白450) 『雪をんな君に逢いたし水を割り』
駄句ひとつ 『飛魚の水の円盤に秋波来る』
川までも 2000/08/16 01:47
{余白451)「俳句に作法はいらぬ。心眼で描けばいい」
(余白452) 『人喰岩涼し河童を飲みほして』
(余白453) 『精霊を流す川なし捨て錨』
(余白454) 『おほつぶの雨精霊の舟叩き』
(余白455) 『捨て錨貧しき漁村で鰊まつ』
(余白456) 『夜鷹の眼深閑と忍ぶ月の山』
(余白457) 『海霧にゆえなく笹舟浮いており』
(余白458) 『句碑ありて墓標は海に向いており』
(余白459) 『空蝉が一個ころがる夏の裔』
(余白460) 『筆走る信玄一騎の緑まで』
後と二十句秋深く合掌の僧京の露地 2000/08/16 10:03
(余白461)頭(こうべ)を下げる。とびお君。それにしても、この機械の活字どうにかならないものかなあ。品格というものがない。
(余白462) 『朝を打つ京の下宿に蕗の雨』
(余白463) 『腑に落ちぬ敗戦の父の勲章が』
(余白464) 『脱走の秋もありしか関東軍』
「あきこ」さん、父上は関東軍の軍属だったのですね。
石原吉郎と話しをしていたとき、「関東軍のひとたちはつらかっただろうなあ」と涙ぐんでいたことを思い出しました。しかし小生は、しばし唖然としました。関東軍は民間人である「満蒙開拓団」のひとびとを見捨てて、いち早く逃げ去ったからです。彼等こそ「戦争犯罪人」として裁かれてしかるべきだと思っていたからです。 『戦争の遺産』は、もっと奥深く考えられてしかるべきなのですね。
(余白465) 『清涼のガラスの器に秋の虫』
(余白466) 『頬白の朝の古巣に雛の声』
(余白467) 『水滴でのどをうるほす麦の兵』火野葦平 『麦と兵隊』
(余白468) 『千年の杉は生きよと下命する』
(余白469) 『花火師に敗戦残暑の葉書来る』
(余白470) 『ゆえ知らず両手を上げる寒風に』
映画 『かくも長き不在』。昨夜は何故か一睡もせず俳句について考えていた。精霊を流すか天の
俳人の瞳するどし夏痩せて 2000/08/16 15:42
(余白471)絵馬さん、ありがとう。肝に命じます。しかし驚きました。およそ500年前に俳諧が始まっていたとは!そこまで知っている俳句鑑賞家はざらにはいないでしょう。あらためて思うのですが俳句は物理、数学の哲学と酷似していますね。
さて「千句興業、立机興業」に発ちます。
(余白472) 『ひめゆりの塔落日に浮きたちて』
(余白473) 『脱ぎ棄てるセ−タ−乳房に夏のこし』
(余白474) 『渓谷をカヌ−がすべる蛇行して』
(余白475) 『落柿舎の去来の墓で昼寝かな』
(余白476) 『聞き耳を立て食客酒を汲む』
(余白477) 『阿弥陀堂ひとめぐりして蛇の穴』
(余白478) 『蜘蛛の巣に貼りつく揚羽風まかせ』
(余白479) 『蜥蜴の子がたんと落ちた夏走る』
(余白480) 『びっしりと蝉が泣きつく大欅』
独吟の馬一頭に秋の影 2000/08/16 20:19
(余白481)絵馬さんに指摘された「独吟」の一言が衝撃でした。小生が「独吟」に無自覚であることを見すかされたと思ったからです。事実、そうでした。恐い鑑賞者に出会ったな、と思いました。だから手抜きの句作は勿論、この男の次ぎの一句は、こうなると先の先まで読まれているような気がします。賭将棋と同じですね。鑑賞者対実作者の賭。そうなればいいなあと思っています。
小生は結社を好みません。
(余白482) 『弟の眠る雪原に赤い旗』
この句は温子さんにしか分からないかも知れない。
(余白483) 『信濃路にゆく切符買う我ひとり』
(余白484) 『外科医あり暗い秋波におし黙り』
(余白485) 『晩鐘を打てば一個の空蝉が』
(余白486) 『まばたきで星を読み込む銀河かな』
ホ−キングは「まばたき」でしゃべることも出来る。
(余白487) 『秋暮れて銀河鉄道の切符買う』
(余白488) 『古書漁る鮒一匹を釣りそこね』
(余白489) 『一睡もせずに夢みる秋の墓』
(余白490) 『父ひとり野武士のごとし秋に立つ』
「あきこ」さん、その件については留保されたままだ。そこから 『宗教』の問題が発生する。
秋の夜咳してひとり暮れにけり 2000/08/16 23:42
(余白491)山頭火 『咳してもひとり』
(余白492) 『背骨を折りし透かし絵日溜りに』
(余白493) 『横なぐり雨に吹っ飛ぶ下駄の音』
(余白494) 『あえかなる微笑うかべる月見草』
(余白495) 『しぶきあげ夏の週末閉じており』
(余白496) 『旅吟終え白山山系雪溶けて』
(余白497) 『かんかんと竹刀打つ音秋澄めり』
(余白498) 『いさぎよし秋風に打たれし胴の割れ』
(余白499) 『円月の中を降りゆくにわか雨』
(余白500) 『雷雲を揺さぶれ地鳴りのおぬしども』
ひたすらに描く。ひたひたと。