平成12年2月19日(土) 曇天(於 愛知県スポーツ会館)
8回目の名古屋ポーカーオフ(ポーカーの会 in NAGOYA)は予定通り開催され、 東京遠征組3名、関西遠征組3名を含めて15名の熱気あるオフ会となった。以下に当日参加された 方々をご紹介させていただく。
ネーム | コメント |
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池永 | トーナメント4連勝の偉業を達成した「伝説」の人。 |
いぶやん | もうすっかり名オフ常連。滋賀は彦根より参加。 |
いわた | こちらも名オフの常連さん。只今ライブ持ち点トップ。関西から。 |
9月 | ヤフーポーカーのK坊ことkleagueの生みの親がこちらのお方。東京より初遠征。 |
すみ | 岐阜より初参加。温和な物腰の中に自信が垣間見える。 |
denko_sekka | 名古屋EJFにも所属し、数々のゲームに親しんでおられるかた。お馴染三重からの参戦。 |
点心乱丸 | 徳島在住の名古屋人(ぼそ)。トーナメントの面白さが分かりかけてきつつあるとか。 |
なごやん | チップがどんどん減っていく夢にうなされる毎日(本人談)。 |
にし | 関西でも屈指のタイトプレイヤーとして定着の感あり。東京進出も目論む? |
爆破道 | 東京スト杯へも積極参加で波にのってきているこのかた。前回の総合優勝者。 |
ひなた | 本日の紅一点。東京より遠征。ヤフーIDはhinata_sでお馴染。パンドラ杯優勝経験者。 |
fullhand | 関東の実力者のひとり。最近ではヤフーポーカーマスターズの準優勝が記憶に新しい。 |
heba | 名オフ主催者。ゲームサークル名古屋EJF所属。 |
待宵草 | 名古屋EJF所属のゲーマー。ポーカーにもかなりハマってらっしゃるご様子。 |
LAC-HERO | スト杯優勝経験者。今年はポーカープレイヤーたちの祭典TOC出場のため渡米されるとか。 |
当日の流れは以下の通り。
ライブ(Texas Hold'em)
トーナメント(Texas Hold'em -Limit-)
トーナメント(Seven Card Stud)
トーナメント(Omaha Hi-Lo 8 or Better)
先月からTOCスタイル(テキサス、オマハ、7スタッドの3本立て)で行ってきている名オフ。
今回もトーナメント中心のプログラムを時間いっぱいまで消化した。
では、順を追って各試合の成績発表(およびコメント)をしていきたい。
なお、すべての画像提供は主催のhebaさん。
順位 | ネーム |
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1 | いわた(348→342) |
2 | 池永(345→341) |
3 | 爆破道(245→295) |
4 | LAC-HERO(160→228) |
5 | heba(171→221) |
6 | すみ(216) |
7 | 点心乱丸(228→201) |
8 | denko_sekka(207→199) |
9 | fullhand(177) |
10 | 待宵草(170) |
11 | にし(201→151) |
12 | なごやん(169→146) |
上はテキサスホールデムのライブ順位表。ストラドルが入った試合を2回とも取った
爆破道氏が大きくのばしたほか、前回芳しくなかったLAC-HERO氏、heba氏もプラスに転じた。
heba氏は、なごやん9KのボードT-J-Qに対し、持ち手AKでとった試合が大きかったようだ。
なごやんは、ボードが出る前にheba氏がようやくいい手が入った(^_^)といった時点で、AKの可能性を見極めるべきであったと思われる。
最後の試合で8のポケットが入りフロップでセットが完成したにし氏だったが、リバーでなごやんにフルハウスをつくられアウト。
なごやん同様、この試合などで痛い負け越しとなった。
***
順位 | ネーム |
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優勝 | すみ |
2 | 爆破道 |
3 | 待宵草 |
4 | 点心乱丸 |
5 | LAC-HERO |
6 | fullhand |
7 | にし |
8 | 池永 |
9 | いぶやん |
10 | なごやん |
11 | denko_sekka |
12 | heba |
13 | いわた |
14 | ひなた |
15 | 9月 |
続いて、リミットテキサスホールデムのトーナメントが行われた。上はその順位表。
AKのツーペアで果敢に攻めるも「伝説」池永氏の
ガットショットドローで惜敗を喫した試合、なごやんのポケットJへのコールでハンドが進展しなかったなど
思うように試合が運べなかった9月氏がリタイアしたあと、それに続くひなた氏、いわた氏も早々と飛んでしまった。
一方、岐阜から初参加したすみ氏の健闘ぶりが素晴らしかった。
一時はチップが$50にも満たない状態にまで陥った同氏だったが、数度のオールインを乗り越え窮地を脱したあとは
順調にチップを積み上げていった。まさに絶望からの脱出。また、これまではあまり目立った活躍が
みられなかった待宵草氏も、序盤は危なかったものの、中盤はここぞというときに攻めるなどして上位テーブルに
食い込むことに成功する。
さて、後半にさしかかったテーブルでは点心乱丸氏がチャージをかける。すみ氏のフロップ段階での6のセットに対して、
ボードはなんとローのストレート。この流れ方により、ポケットQの点心乱丸氏はかろうじて虎口を脱する。
一度は同氏を裏切ったポケットQだったが、今度はリバーでQが激しくヒットし、場内を大いに沸かす。
ヘッズアップでは捲土重来のすみ氏と確実に試合を制してきた爆破道氏とがぶつかった。
結局すみ氏がJh2hのウィニングハンドで優勝を決め、爆破道氏は優勝に手の届くところにいながらあと一歩のところで及ばず、虚空を掴んだ。
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順位 | ネーム |
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優勝 | 9月 |
2 | LAC-HERO |
3 | fullhand |
4 | すみ |
5 | にし |
6 | なごやん |
7 | 点心乱丸 |
8 | 待宵草 |
9 | heba |
10 | 爆破道 |
11 | denko_sekka |
12 | ひなた |
13 | いぶやん |
14 | 池永 |
15 | いわた |
次に行われたのが、7スタッドのトーナメント。上はその順位表。
フラッシュでfullhand氏を下した9月氏が圧倒的なチップリーダーとなったが、ヘッズアップではHERO氏も
健闘し、見応えのある内容だった。
ヘッズアップ最初の試合では、ATsの入った9月氏がHERO氏の9Toを退け勝利。次の試合では、フロップでQをのぞかせたHERO氏が
渾身のレイズ。対する6dの9月氏はコールしたが、このポットはHERO氏が取ることに成功した。が、
今度は同じくQが入った9月氏がレイズ。JのHERO氏、フォールド。
そしていよいよ試合は大詰め。サードストリートはHERO氏5dに対し9月氏Qs。フォースストリートにすすみ、
HERO氏2h、9月氏5h。9月氏のベットオールイン。HERO氏、暫時考量の末コール。9月氏は8c-Jc-Qs-5h-Jd-2s-Kd、
HERO氏4h-Kh-5d-2h-7h-Qc-9cで、9月氏勝利。
これまでずっと真剣な面持ちでプレイをしていた9月氏が、優勝の決まった瞬間思わず相好を崩したのを、少なくともわたしは見逃さなかった。
9月氏の優勝ショットはこちら! kleague>nh kugatu
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順位 | ネーム |
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優勝 | heba |
2 | いわた |
3 | 爆破道 |
4 | にし |
5 | すみ |
6 | なごやん |
7 | fullhand |
8 | LAC-HERO |
9 | 待宵草 |
10 | いぶやん |
11 | ひなた |
12 | 点心乱丸 |
13 | 9月 |
14 | denko_sekka |
15 | 池永 |
休憩をはさんで行われたオマハハイローのトーナメント結果は上の通り。
目下、旭日昇天の勢いをもつすみ氏に注目が集まるも、オマハのハイローは実戦経験豊富なプレイヤーも多く、
優勝予想は難しかった。
序盤で印象に残った試合を拾ってみる。
にし氏のベットはポケットA。フロップではJが2枚みえているが、迎え撃つHERO氏の手の中にJが入っていないとみた打ち方。
ターンQはチェックチェックで回り、リバーはJ。にし氏ベットにHERO氏レイズ。結果はQフルでHERO氏勝利。
ターンでフルハウスが完成していたのにも関わらずチェックというHERO氏の狡猾な、
もとい、スキルフルな試合運びが光った。のちにHERO氏は、にし氏のプレイスタイルから、ターンでベットをすることで
降りられる可能性が高いと判断、そのためにチェックをしたと述懐している。
この試合で痛手を負ったにし氏は、オールインをおそれ、なごやんのターン時でのベット(ローのツーペア)に
考量の末フォールド。コールしていたらにし氏の勝利であった。だが、ここは粘り強いプレイスタイルに定評がある同氏。
隣のテーブルのプレイヤーが次々と脱落していく中で順位をのばし、上位テーブルまで残ったのである。
中盤ではheba氏が大きな正念場を制した。アクティブプレイヤーは、同氏とブラインドのなごやん、そして強敵fullhand氏。
なごやんがフロップのセットでベット、heba氏コール。fullhand氏がレイズしてなごやん、heba氏はコールドコール。
フロップストの可能性大。ダイヤのフラッシュ目もみえるが、どうか。ターンでfullhand氏ベットオールイン。両名コール。
リバーでダイヤモンドが出て、フラッシュを完成させたheba氏がゲット。なごやんはハンドが進展せずにリタイア。
瀕死の状態のすみ氏もやがて戦線から離脱し、残るはチップリーダーのheba、いわた、爆破道、そしてにし各氏の4名。
にし氏はheba氏との争いで一時はオールインを制する(手札89のフロップスト)など粘ったものの、チップ差は大きく脱落。
試合は残る3名に絞られた。間もなく爆破道氏(手札7h3dQhAhで進展せず)が敗れ、ヘッズアップになると一進一退の攻防が続いたが、
ラストはとんでもない展開に。
ブラインドのいわた氏はチップが$200にも満たない状態。もう後がない。同氏手札739T、ボードは5-8-T-8と流れた。対するheba氏はA23K。
いわた氏がツーペアで優勢。だが、リバーが8。ボードでセットが完成し、キッカー勝負でheba氏の勝利となったのである。ここがオマハの難しいところ。
いわた氏も無念そう。
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順位 | ネーム |
---|---|
優勝 | すみ(10pt.) |
2 | 爆破道(15pt.) |
3 | LAC-HERO(15pt.) |
4 | fullhand(16pt.) |
5 | にし(16pt.) |
6 | 待宵草(20pt.) |
7 | heba(22pt.) |
8 | なごやん(22pt.) |
9 | 点心乱丸(23pt.) |
10 | 9月(29pt.) |
11 | いわた(30pt.) |
12 | いぶやん(32pt.) |
13 | denko_sekka(36pt.) |
14 | 池永(37pt.) |
15 | ひなた(37pt.) |
トーナメント3本を合わせた総合順位表は上のとおり。
順位の決定は、単純な順位の合計方式。同ポイント時は、トーナメントにおいて
より上位に残った方を優位とする。
15名の熾烈な戦いを制したのは岐阜から初参加されたすみ氏であった。
すみ氏には主催のhebaさんから優勝メダルが手渡された。おめでとうございます。
なお、次回名オフは3/25(土)とのことです。皆さん、おつかれさまでした!
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*レポート作成にあたり、記述は正確さを心がけましたが、もし記述に不正確な点があるなどお気づきの点があればお知らせください。 また、本レポートで挙げたほかにプレイ中に印象深かった試合があれば、逐次反映させていただきますので、 メールか掲示板でどうぞ。
なお、今回の成績は、レーティング表にも反映されるので、そちらもどうぞ。
文責 なごやん(2/23,2000)