第6回 名古屋ポーカーオフレポート


平成11年12月18日(土) 快晴(於 愛知県スポーツ会館)

今春からはじまった名古屋オフもとうとう師走まで続き、次第に定着しつつあるように感じる。 固定メンバーの占める割合も多くなったきた。このことは素直に喜ぶべきだが、他方で "開かれたオフ"を常に意識し、内輪だけで楽しむ"オタク系オフ"にならないように気をつける必要もあるだろう。 なにはともあれ、今年最後のオフ会は盛況の中で無事に終了した。今回は、総勢9名とやや少な目の人数だったが、 いずれも濃いメンバー。とくに関西勢は気合いの入った遠征で、名古屋勢が砦を守りきれるかどうかが大きな見所となった。

では、まずは当日のプレイヤーの顔ぶれから。

ネームコメント
池永4連覇で一躍その名を馳せたのがこの人。「伝説」はどこまで続くか。
いわた関西より3度目の参加。JPTAランキング首位争いの結末は…?
えすび関西より2度目の参加。前回はいまひとつ振るわず。今回はいかに。
江場(=heba)オフ主催。ご自身はライブ派とのことだが、トーナメントもお強いので真に受けぬが吉。
おさかな言わずと知れた有名プレイヤー徳江氏。JPTAランキング主催。兵庫より2度目の遠征。
denko_sekkaもう名オフの常連リスト入り決定。名古屋EJF所属のゲーマー。三重より。
なごやんトーナメント結果にうなされる毎日(本人談)。
にし関西より3度目の参加。残り少なくなるといつもいるのがこの人。後門の狼。
爆破道名オフにはこの人なくては(と、おだててみる)。前回オフでは悲願の総合優勝を勝ち取る。

当日の流れは以下の通り。

ライブ(テキサスホールデム)
トーナメント(リミットテキサスホールデム)
トーナメント(オマハハイ)
トーナメント(ノーリミットテキサスホールデム)
ライブ(ディーラーズチョイス/今回はスタッドからインディアンポーカーまで、もうなんでもあり)

今回は前半と後半にライブをもってきたことが特徴。とはいえ、トーナメントで集中力を使い切ったのか、 後半ライブではもう悲惨な状況に。まるで深夜のヤフーポーカーさながら。
トーナメントはいつものようにホールデム系で統一。ノーリミットのほうもぼちぼち定着してきたようだ。

では、順を追って各試合の成績発表(およびコメント)をしていきたい。
なお、すべての画像提供は主催のheba氏。


順位ネーム
池永(262→344)
いわた(245→301)
爆破道(218→228)
にし(214)
denko_sekka(207)
おさかな(196)
なごやん(209→169)
heba(157)
えすび(118)


上はテキサスホールデムライブ順位表。
前回ライブから点数引継ぎ制を導入したため、 その参加者のみ「前回ライブ終了時持ち点 → 今回ライブ終了時持ち点」と表記してある。 前回のライブに参加しなかったプレイヤーは、すべて持ち点$200よりスタート。 あと3度くらい回を重ねれば、貧富の差が明確にあらわれて面白くなるかもしれない。



***



順位ネーム
優勝爆破道
池永
heba
えすび
おさかな
いわた
denko_sekka
にし
なごやん


続いて、リミットテキサスホールデムトーナメントが行われた。上はその順位表。
序盤・中盤と池永氏が有利に試合をすすめ、「またか…?」という異様なムードが流れた。 事実、最後の爆破道氏とのヘッズアップの時点で、圧倒的に池永氏のチップが優っていたのである。 だが、勝負は分からない。何度か爆破道氏の自動オールインが成功し、迎えたボードが8−9−K。 同氏渾身のベット。池永氏コール。ターンが5。爆破道氏は持ち札5Kで2ペア。同氏のベットに池永氏がコールし、 緊張が高まる。リバーのスーツがでた瞬間、フラッシュで決まりかと思われたが、結果は池永氏のガッツショット狙いのTQoで 爆破道氏が窮地を脱する。
チップはほぼ五分だが、今の一撃でやや爆破道氏が有利に転じた。ディーラーはにし氏。 シャッフルされ、参加者が見守る中、試合はすすむ。張りつめた空気に重苦しい煙草の煙が漂う。
プリフロップでレイズしたのは爆破道氏。しばらく無言で思考をめぐらす池永氏。コール。 そしてにし氏が配ったフロップに会場がどよめく。9−9−9。爆破道氏ベット。 ボードをみつめる池永氏。オールイン。場は、ターン6リバー4と流れ、同氏の持ち札は5Ksのセット。対する爆破道氏は KJsでジャックが微笑んだ。実に僅差。なんとも名状しがたい余韻を残してリミットホールデムのトーナメントは幕を閉じたのだった。

池永氏の不敗神話を破り優勝したのは爆破道氏!

「フッ…決まったぜ」



***



順位ネーム
優勝なごやん
えすび
おさかな
にし
heba
池永
denko_sekka
いわた
爆破道


次に行われたのが、オマハハイトーナメント。上はその順位表。
初っ端からレイズ合戦でどうなることやらと思ったこのオマハハイ。堅実なにし氏がやたら レイズをかけてくるので興味津々だったのだが、なんと結果は予想外もいいところ。 ストレートフラッシュを完成させ、爆破道氏とえすび氏のフルハウスを一蹴したのである。 このストフラの炸裂や、熱くなったテーブルの雰囲気をさらに熱くさせるお祭りレイズやサービスコールが 続出したことなどから、中盤にさしかかった時点で明暗がくっきりした。ストフラで大打撃を 被った爆破道氏(Aハイフラッシュからフルハウスへの理想的な繋がりだったのだが…)、それに サービスコールがまずかったかいわた氏(最後にはリバーに泣かされ合掌)、 序盤はチップリーダーだったが、決定打で読み誤ったdenko_sekka氏が相次いで姿を消した。
残り3人の時点で、なごやんが大差をつけてリード。優勝に並々ならぬ決意を燃やすおさかな氏も、チップが 足らず戦線離脱。えすび氏とのヘッズアップでは、持ち前の詰めの甘さを何度か見せつける場面もあったものの、最後はなんとか押し切って優勝した。

「銘菓はこんな顔」(苦情お断り)



***



順位ネーム
優勝heba
おさかな
にし
えすび
いわた
爆破道
なごやん
池永


休憩をはさんで行われたノーリミットテキサスホールデムトーナメントの結果は上の通り。
はっきりいってわたしは早々にとんでしまったので、レポートする気が失せている。ただ、 にし氏のAAが印象的だった、とだけ書いておこう。2度出たっけ。あと、序盤・中盤と圧倒的な チップリーダーだったいわた氏がまさかの撃沈、という結果も印象的。優勝はheba氏。 同氏の優勝により、名古屋勢がトーナメントを3本とも制覇したカタチとなり、遠征組を見事斥けた。

「いやぁ、主催の面目保てたかなあ…」

そうそう、実は今回は早めにとんだので、試合の流れをすべて書き留めようとも思ったのだが、 いかんせんスムーズなゲーム進行の妨げになるし、やたら手間がかかりそうだということで断念した。 吠太郎氏以前 とっていたような感じで記録できればいいなと思ったのだが。 こうした記録があれば、コアな人にも楽しめるオフレポートになると思う。 次回はちょいと気合いを入れて、残り5人くらいになったら記録なぞをとってみたいと考えている。


今回印象に残った一手。5Ks。それと4s6s。
主催のheba氏はじめ、参加された皆さん、おつかれさまでした。


なお、今回の成績は、JPTAランキングおよびレーティング表Doyle氏より近日到着予定)にも反映されるので、そちらもどうぞ。


文責 なごやん(12/22,1999)



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