第15回 名古屋ポーカーオフ(POKER in NAGOYA)


平成12年9月23日(土)雨天 於 愛知県スポーツ会館

15回目の名古屋ポーカーオフ(POKER in NAGOYA)は、関西から大物Osakanaこと徳江氏、 そして東京からはヤフーポーカーでもお馴染みpulserxx氏を迎え、心地よい緊張の中で通常通りトーナメント主体のオフが開かれた。



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順位ネーム
優勝おさかな
pulserxx
いわた
LAC-HERO
heba
M.S
なごやん
denko_sekka
池永
10Torolic
11いぶやん


上はリミットテキサスホールデムトーナメント順位表。

序盤のルーズな展開は名古屋オフですっかり馴染みの光景。中でもいわた氏の コールは周囲の苦笑を誘うほどだったが、それでも既存の戦略に疑問を抱くと豪語する同氏は ボードにも微笑まれ、一躍トップに踊り出る。 しばらくはだらだらしたゲームが続いたが、その空気を変えたのがLAC-HERO氏。 Torolic氏の「コールしてみよっかな」発言(ポジション失念)に続きLAC-HERO氏すかさずレイズ、なごやんコールKKで3人の対決にもつれこむ。 なごやんが若干2人のチップ量に優るものの、大差はない。迎えたボードはA−K−Q。 Torolic氏ベット、オールインのLAC-HERO氏、なごやんレイズ。Torolic氏コール。ターン9。なごやんベット。 Torolic氏ノータイムコール。力強い発声である。リバー9。ベットのなごやんに対しTorolic氏コールオールイン。 結果、同氏TJo、そしてゆっくりAAを開くLAC-HERO氏の嬉しそうなこと。終わってみればなごやんが一番ハマり手だったという。 フロップ段階、レイズに対してTorolic氏がスムースコールしたことでTJを読みきれなかったなごやん。 辛勝はしたものの、次回に課題を残す結果となった。
中盤。序盤を制したLAC-HERO氏がいわた氏とともに試合をリードするカタチに。 Aハイのピュアブラフで叩いてM.S氏を降ろすなど持ち前の観察力と判断力の冴えをみせたおさかな氏もほぼ危なげなく 中盤へ突入した。スティールには定評のあるLAC-HERO氏、denko_sekka氏からコールオールインされた 手はK9s。やや厳しいかと思われたが、ボードに恵まれ同氏を降す。しかし、その後A6oのレイズは いわた氏のAQに、さらにAKsレイズは考量の末コールされたおさかな氏のK8にそれぞれ敗れ、 勢力図は急変。
終盤はあまり記憶にないが、ラストでおさかな氏がTのセットでpulserxx氏をはめて優勝を決めたことだけは覚えている。



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順位ネーム
優勝pulserxx
LAC-HERO
いぶやん
池永
おさかな
待宵草
denko_sekka
heba
Torolic
10なごやん
11M.S
12いわた


上はセブンスタッドトーナメント順位表。

序盤、いきなりTT−T−Tというheba氏の派手なハンドでスタートしたセブンスタッドだが、 それよりなにより、LAC-HERO氏の戦いぶりを書かずして今回のトーナメントは語れない。 ここぞという時に勝負手が入り、鮮やかな勝ちを収めた。とりわけ印象的だったのは denko_sekka氏との一戦。LAC-HERO氏敢えてコールで入った手、AA−A。 対するdenko_sekka氏、オープンカード2と最弱。アクティブプレイヤーは4名。 オールチェックで回ってフィフスストリート LAC-HERO氏ベット、しかしdenko_sekka氏のアクションは予想外のレイズ。もちろんリレイズの LAC-HERO氏だが、さらにdenko_sekka氏はリレイズしてくる。同氏オールインで開いた手札22。 勝利を確信していたのも無理からぬこと。テキサスの対なごやん戦のAA以上に えげつない展開である。結局フルハウス完成に賭けたdenko_sekka氏は敗れ、LAC-HERO氏がその後の 試合運びを有利に持ちこむための重要な足がかりをつかんだ。
またしても同氏に配られたAAで標的にされたのは池永氏。得意のオールイン攻撃だったが、 AAからツーペアに発展されては厳しくリタイア。 また、同氏の一歩手前ではおさかな氏がKK−Qでレイズオールイン。チップ量で優るLAC-HERO氏は当然の ようにコール。そこでも最後に6のセットを到着させ、KKを玉砕。スタッドにはかなりの自信を持つ難敵おさかな氏に 打ち勝った。
一方、LAC-HERO氏ほど鮮やかな手ではなくとも、序盤から順調にチップを積み上げてきたいぶやん氏、 そして確実にスティールを決めてくるなどして勝ちあがってきたpulserxx氏も、それぞれ優勝争いの一角に食い込む。 終盤で面白かったのは初手、オープンカードで3人それぞれAが出てしまった試合。その中でLAC-HERO氏の レイズはなかなかキツイ一手だったが、実はひそかにAを隠し持っていたpulserxx氏がいては敵わない。 ヘッズアップは互いに譲らずやや長いものになったが、最後は同氏が勝利し、初のメダル獲得に向けて大きく前進した。



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順位ネーム
優勝池永
おさかな
爆破道
なごやん
pulserxx
heba
LAC-HERO


上はオマハハイロートーナメント順位表。ポイントでpulserxx氏にリードを許した おさかな氏としては、なんとしてでも上位に食い込みメダルへのチャンスを掴みたいところ。

別室にて行われていたコトバのゲーム"フラッシュ"大会のため、EJFのメンバーが次々と抜けてしまい、 オマハハイローのトーナメントは観戦者なしの7名で行われた。
このトーナメントに関してはあまり書くべきことがない。ただ、池永氏の強烈な レイズとボードでの激しいヒットがぼんやりと頭に残っているだけである。 このゲーム展開に若干戸惑いを隠しきれなかったプレイヤーが少なからずいたことも付け加えておこう。



トーナメント3本を終え、今回の総合優勝は同ポイントのおさかな氏をプレーオフの末降したpulserxx氏が勝ち取った。 3位は池永氏、4位LAC-HERO氏、5位はいぶやん氏だった。


今回のオフの成績は全国統一のレーティング(Doyle氏提供)および名古屋オフへの参加プレイヤーのみを対象としたレーティング(LAC-HERO氏提供)に反映されます。 また、わたしとは違った視点でTorolicさんもレポートを書いています。興味のあるかたはこちらも合わせてご覧ください。

次回のPOKER in NAGOYA は来月10/28(土)です。どうぞ奮ってご参加ください。



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