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                        授業参観でアイマスク体験



岩手県(遠野市立青笹小学校)/宮川信子


6年生の授業参観に親子でアイマスク体験


準備するもの    白杖・アイマスク
                社会福祉協議会に問い合わせ人数分(20人)準備していただいた。

<発問・指示>今日は、お家の方々と一緒にアイマスクを体験します。始めに次の問題を考えてください。

<発問>白い杖をついた目の不自由な方が横断歩道で立ち止まっています。どうするのが良いと思いますか。
    @そのまま黙って通り過ぎる。
    A手助けできないか声をかけてみる。
    B手を引いて横断歩道を渡る。

 正解はB「声をかける。」ことです。「何かお手伝いをすることはありませんか。」と声をかけてあげることが大切です。

<発問>あなたは目の不自由な方の道案内をすることになりました。次の方法のうちどの方法が良いでしょうか。
    @白い杖を引いていく。
    A後ろから声をかけて背中を押していく。
    B自分の腕や肩をかしてあげる。
    C手をつないであげる。

 正解はBです。腕や肩を貸してあげるのがいい方法です。自分の動きにあわせて、目の不自由な方もついていくことが
でき安全で安心です。
 手を引かれたり、杖を惹かれたりすると何かにぶつかる恐れもありますし、とても不安に感じるものです。
※実際2,3人の子にアイマスクをさせ、@〜Cまで体験させる。
 「杖や、手を引かれるのは怖い。」
 「押されると前につまづきそう。」
といった感想が出された。

<指示>次にお家の方々とペアを組んで、校舎の中を歩いていただきます。
      コースを説明します。

※親子でペアになり、一人がアイマスクをし、もう一人が介助する。
 コースは一周10分ぐらいを目安に設定する。階段や、段差のあるところ、体育館や特別教室などさまざまな状況設定を
 する。
 教室をスタート、ゴールにしコースを一周したら交代する。
 アイマスク、介助をどちらも体験できるようにする。
 約20分

<指示>体験が終わった人から感想を記入しましょう。

※教室に戻った子から感想用紙に感想を記入。
  感想用紙

<発問・指示>アイマスクをつけて歩いた感想を話してください。

※親にも感想を話してもらう。
 「一歩進むのにも不安で足がすくんだ。」
 「目の見えないことがこんなに大変だったとは思わなかった。」
 「10分だけなのにすごく時間がかかったような気がした。」

<説明>実際に歩いてみると、目の不自由な方が、いかに大変な思いをしているかがわかりますね。
      もしも困っているところを見かけたら、声をかけてあげましょう。





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