パンツァー・フォー!





W号戦車D型 あんこうチームver.
ガールズ&パンツァー より

タミヤ 1/35スケール ドイツ IV号戦車D型 プラモデルキット











模型道第W弾、ここに来て満を持しての主役・W号戦車の登場です!!



…と言いたいところなのですが、正直に白状するとW号にはそこまで言うほどの強力な思い入れは今ひとつなかったりします。
『なに言ってんの?主役メカだよ?』『知ってる』という感じなので(そりゃそうだ)、もちろん好きじゃないわけなんかないのですが。
W号そのものより、あんこうチームへの感情移入の方が大きいからかも知れません。

そういうわけで購入の時点ではそれほど作りたい!という気はなかったのですが…店頭で見てしまうとダメですよねやっぱりそんなもんは。お安かったし。2千円ぽっきり。
個人的には箱がスマートなのが何故かとても魅力的に好ましく感じられます。中味が少ないだけな気もしますが。








もちろん公式キットも出ておりますが、先のようなメンタルであんな細かなキット(サスまでバラバラとか…)を組む気はとても出ませんので、パーツも少なくお手軽なタミヤ製がお似合いと申せましょう。
もっともこっちはこっちでご高齢のキットゆえ、ドラゴン/プラッツとは違う意味での模型技能を要する部分もあるようではあります。








私はよく知りませんがこのキット、実尺より5ミリ幅が広いからどうとかこうとか。
確かに写真と比べて矯めつ眇めつしてみると、やや幅広な気はしないでもない。

ただそれでも印象としてアオシマのケンメリやハコスカほど幅広いわけじゃなし(※個人の感想です)。
なので私は昔からヨンメリはエルエス、PGC10はフジミ派でした。GC10はアオシマの他にないからしょうがなかったですが。ケンメリGTの2枚は…思い返すとあんまり興味がなかったのかアオシマのを1回作ったきりですかね。ケンメリRはマルイのが良かった記憶がボンヤリと。KPGC10はやはりマルイが良かったですが、実を言うとリアルでもなんでもないイマイのあのピンクのめっきの奴が妙に好きだった記憶があります。

何の話だ。
そういうわけで一度認識してしまうと全く気にならないわけでもなく、かと言って改造などする気もさらさらないので、車体前面のシャックルのベースを左右逆に付けてみたり。実物とは位置が違いますがこれだけでもほんのり程度は正面の幅広感が減る。気がする。
たぶん小ぶりで真四角な機銃の枠を一回り大きく少し横長にすると更に印象が変わるかも…と思うだけでやりません。








ひときわ軽いタッチで作り始めているので改造らしい改造ももちろん致しません。威張ることではないですが。
継ぎ目なども砲塔のど真ん中とかモナカ合わせのマフラーみたいな明らかに目立つのものは消していますが、それ以外はそのままです。

そう言いつつも砲塔後面のフックを車体から持ってきて付けていたりする。いえなんか後ろ姿があまりにあっさりで寂しい感じがしたので…








ほぼ唯一変えてると言える部分。転輪のキャップだけは劇中と同じ後期型のボルトの並んだものにしてあります。
ここは3話の吊り橋のシーンで大きく映ったので印象が強く、キットのシンプルなキャップのままはちょっと気になる。
ちょうどキットにも予備転輪用にこのキャップが2個だけ入っているので、これを複製すれば済む…けどめどい…と思っていたらうまい具合にこのキャップの付いた転輪の中古(!)が手に入ったので楽が出来ました。

履帯はポリタイプ、モーターライズ前提の設計なのでかなりパンパンです。
でもこれくらいの方がリアルじゃなくても個人的には見た目としてむしろ美しい気がする。カタログ写真的と申しましょうか。








あんこうマークは例によってカステンデカール…なのですが…これ初期仕様にはちょっとだけ大きいんですね…
車体からでなくここからフック持ってくればスペースも確保できて一石二鳥だったのに…
段取りが悪いとこうなるという悪い見本です。







あとキューポラ正面のアレも作成。これもよく映るので無視できません。工作も簡単ですし。
ちょっと曲がってますが肉眼じゃよくわからないので気にしない。








実車っぽいアングルとか。
もっと木目なんか入れるとモアベターだと思います。
たぶん入れたら入れたでわざとらしくやり過ぎるのだと思いますが。

フェンダーに付くステップは2回折りました。もう1回折ってたらさすがにイヤになって投げていたかも知れません。予備が付いてるだろって?それも折りました。というかそれ入れて3回ですね既に。
クランクハンドルも折りましたしジャッキハンドルに至っては折った上になくしました。ジャッキの方は折った予備のステップでなんとかそれらしくでっち上げましたが。
やる気がないと扱いがぞんざいになるという悪い見本。










とは言え着手時にはそれほど気乗りしていなかったにしても、組み立てが進むにつれてどんどん気に入っていきました。やっぱりカッコイイですなあ。

ジャーマングレーの色合いがわからない…わからないんだ…という懊悩をよくあちこちで何度も見ましたが、もちろん公式カラーセットなんか買っておりません。
ジャーマングレー+白+青+ちょっと紫とかそんな感じ。色味は分かるのですが明るさはホント分かりません。恐らく暗すぎる気がするのですが、日向の太陽光線下で見るとこれくらいでちょうどいい気がするのです。室内だと明らかに暗めです。そして写真にも出ないのです。





お約束。


えーんたーえーんたー






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