戦略大作戦ー!!
タミヤ 1/35スケール アメリカ陸軍 M3リーMk.I 戦車 プラモデルキット
戦車模型道第6弾、ウサギさんチーム。
このアニメにおいて主役をあんこうチームとみぽりんの成長物語とするのなら、それと相対する裏の主役はウサギさんチームと言っても過言ではありません。やはりM3は絶対に作らねば。ねばねば。
それにしても戦車だけで模型のページに上げてるスケールモデルの半分になんなんとする勢いです。
本当に間違いの勢いというものは恐ろしいと思わざるを得ません。
M3リーはアカデミーのキットもあるようですが、当然ながら組立ても入手も簡単なタミヤをチョイス。
今回のキットは劇中車と比較するとアンマッチなモールドがやや多めです。そのため細工も比較的多めになっています。
ただ例によって完全再現するつもりは最初からありませんので、再現度も精々「比較的」の範囲内でしかないのですが。
フロント周りは不要なモールドを何ヶ所か埋めた程度です。
劇中車は左斜め前の面取り部分にフックだけが付いているのですが、あまり美しくもない気がして省略。
タミヤのM3は履帯の形状がおかしいとよく言われます。確かに構造上おかしいのはおかしい。
これは社外品が買えるのですが、個人的にはそこまで我慢ならないほどではないのでそのままです。というか塗り分けたらもはやほとんど気にならなくなりました。塗り分けも割と大雑把なのですが(特に内側)、転輪で隠れるのでろくにわかりゃしません。
…それより起動輪の構造(中に詰める軸受けと車輪本体は密着せずガパガパ)の都合上、どうしてもキャンバーが狂いがちなのが気になります。
まあこっちは接着してしまえばいいだけなのですが。
ヘッドライトはエナメル(ハンブロール)のクロームシルバー。
最初はベアメタルを貼りかけたのですが、やはりここだけぴかぴか過ぎるのは少々違和感があります。
また砲塔の形状が気になる方も居られるようですが、気にしません。
出来上がってしまえばどう見てもリーにしか見えないし、校章とヴォーパルバニー(違う)のマークを入れてしまえばウサギさんチームにしか見えない。
でも砲身はきっちり穴あけします。
例によって汚していませんし、ほとんどスミ入れもしていないのでアップの写真だとやや単調ですね。
実は一部やりかけたのですが、何しろこの色じゃしてもしなくても肉眼じゃ全っ然分かんなかったので…
ちなみに転輪もC面からがラバーブラックになるようにそれなりの手間を掛けてマスキングしているのですが、全っ然わかりません。
もっともその反面ズレてるのもはみ出てるのも全っ然わからないので、それはそれで。
劇中車はアイボルト用のベースにアンテナが生えてますので、一ヶ所だけ再現。サイズが大きくてちょっと大袈裟な感じですが、形状はそう悪くないと思います。
アンテナ本体は0.5ミリの真鍮線、基部がちょっと大味ですが伸ばしランナー(と製作時の根気)ではこれが限度でした。
車体色は冊子(アハトゥンク)や映像を見るともっと黄色っぽくて明るい色なのですが、頭の中のイメージだとこれくらいダークグリーンだったので本能の赴くまま調色。
また先に塗っている八九式がだいぶ濃いめの色なので、それとのバランスの問題もあります。はっきゅんとほとんど同じ色になってしまうんですね。
ピンクに塗りたくなる衝動も決して弱くはなかったのですが、やはり決勝戦のあの勇姿を再現したいという気持ちの方が勝ちましたのでこの色です。
デッキ上面はOVMや給油口が減らされているので、穴埋めの箇所が多いです。
ただここも完全再現が目標ではないので、形の違う工具箱はそのまま、劇中車だとただの丸になっている内側二つの給油口やグリル周りのリベットもあえて削らずそのまま。この辺はディティール多めの方がカッコイイ。※個人の感想です
エンジンリッドはM3グラントのものをパーツ請求して使用。
ここは迷ったところで、当初はそれほど見えないだろうしキットのままでいいか…と思っていたのですが、ある程度組み立ててからアッパーボディの後端のスソが短いのに気が付く(ワカメちゃんのスカート状態と言いますか)。リアフェンダーやランプ類が付かないのは当然一見して分かっていたのですが…
M3は前よりもむしろ後ろからアングルの印象の方が強いのでここはちょっと気になると言えば気になる。しばし悩んだのち再びバラしてパネルを切断、すると当然シャシーのバックパネルは一層よく見えるようになるわけで…タミヤに問い合わせたところグラント用ランナーが367円(確か)と高くもなかったので結局頼んでしまいました。
私が購入した時点では(これを書いてる時点でも)amazonだとリーよりグラントの方が600円くらい安いです。なのでリーを買ってグラントのパーツを取るのではなく、グラントを買ってリーのパーツを取る方がお買い得であります。私も最初からこうする予定であればそうしてました。まあ定価でも2千円がとこですから充分お安いのですが。
マフラーはリーのものを適当に切り刻んでそれらしく組み直してそれっぽくくっ付けただけ。
すっかり忘れてましたが、筒抜けになっているボディサイド裏面はちゃんとプラ板で塞いでます。
しかしよっぽどローアングル、というかもうひっくり返しでもしない限りわからない…
こういうアングルだと実にデカくてゴツく、いかにも「強そう!」という感じがします。
最初にこれをあてがわれて見上げた一年生チームが(こんなの動かせるのかな…)と思ったであろう事も想像に難くありません。
そんなウサギさん達も今やすっかり重戦車キラー。
こういうアングルで見るとピンクに塗り替えてハッチの奥に宇津木ちゃんを配置したくなって困る
困らない