バレー部ファイトー!!オーーー!!!






アヒルさんチーム
ガールズ&パンツァー より

ファインモールド 1/35スケール プラスチックモデルキット











模型道第11弾。ここでついにフィギュアの登場です。
しかしながら1/6や1/8などではなく、戦車に続けざまの1/35。このサイズのフィギュアはわたくし全く未知の領域です。

これまで出ていた公式1/35フィギュアが全てレジンキットだったのに対し、今回は初のインジェクションキット。
要するに(要しなくても)プラモデルですので、多少成型の都合上モールドの制約が予想されました。
原型自体は原型師さんの作例を見ていたので素晴らしいものだとわかっていたのですけれど。
さらにぶっちゃけるとパッケージ用の完成見本の写真写りが正直あまりよろしくなかったので、出来に若干の不安を感じていたのは事実です。
しかしバレー部となれば作らずにおらいでか!うおお忍ちゃん!!キットが多少どうだろうとサーブカットでカバーしてやるさ!!!11!(意味不明)


実際には杞憂というか全くの無用な心配でした。
塗装を頑張ればここまで行けます。ここまで行けば充分以上です。安いし。







アップにしないとわけがわからないので画像を大きくしていますが、実物は実に小さい。もう物凄く当たり前ですが。
その上に筆塗りでラインがヨレるのを恐れてマスキングを多用したため、何しろめんどくさいのなんの…
結果的にタッチアップまみれでちょっとアレな部分もちらほら…
とは言っても実のところ小さすぎて肉眼では見えない部分も多いのですが。

とりあえずこのカットのトピックは忍ちゃんのショートパンツの横の白線もちゃんとマスキングしたわよというのと、髪留め赤だったんだ…というのが新しい発見だったという話。







前述の完成見本画像では付属の瞳デカールが僅かに小さいのではないか?と思っていたのですが、全く問題ありませんでした。
ただしこのデカール顔面の起伏を全く考慮されていないようなので、そのまま貼るとモールドと合いません。
なのでカットして左右を分割して貼る必要があります。当然マークソフター必須。
当然「福笑い」になってしまいますので位置決めはくれぐれも慎重に。上下左右もですが回転方向も意外と調整の範囲が広く、どのあたりが正解かわからなくなります。
自分が思うベストの表情を探しましょう。
ついでに言うと白目の部分はちゃんとデカールの方で白が乗せられているので、肌色を塗る前に必死こいて下地の白をマスキングして残す必要はありません…

〓■●_



なおほぼ完全に素組みですが、忍ちゃんの口元だけ微妙に口角上げ気味に修正しています。
若干仏頂面に思ったので、アングルによっては微笑んで見えるくらいの感じに。設定画の立ち絵の表情と同じイメージですね。あれも見ようによってはキリッとした表情にも笑顔にも見える。







抜きの都合上、あけびちゃんのアホ毛付近の面構造が実は結構凄いことになっています。
…ピンボケですが。カリピンの画像であえてしっかりお見せする部分でもないかと。
ここは腕の見せ所、如何に塗りで自然に見せるか、恐らくこのキットでもっとも塗装のセンスを問われる部分です。
…おまえのセンスはどんなもんだったかって?だからあえてお見せしないっつってんでしょ!

…とは言ったものの、このサイズのレジンキットでアホ毛だけ別パーツなんてやられてもそれはそれで死ぬわけでして…





モデルカステン製1/35佐々木あけび
※赤矢印が長さ約1cm




頬と耳の辺りの面がインジェクション成型の都合が一番出ている部分かも知れませんので、ここら辺を多少彫り込むと更に仕上がりが良くなるかも知れません。やってないのに言っても説得力ないかも知れません。
本当はこの辺り含めてもっと陰影を付けた塗りをした方がいいのも分かっていますが…シャドウバリバリとかあまり好きじゃないんですよ。特にフィギュアならなおさら。
これでも最低限のスミとかは入っているのです。画像じゃほとんどわかりませんが。肉眼じゃもっとわからな…







妙子だけは目と眉毛が別デカールになっています。
眉毛いらねえんじゃねえかな…と思ったものの、鉢巻きと前髪の塗りの粗隠しも兼ねて貼ってみたところ、前髪の膨らみに被さるせいで引っ張られて怒り眉になってしまいます。ので、目だけでなく眉毛も切って左右別々に貼る必要があります。鬼か。

襟のラインはカステンデカールのプラウダ校章をちまちま細切りして貼りました。
切るだけならもう少し細くもできるのですが、貼るのが無理です。
筆書きはもっと無理です…


…なお、このどアップ妙子のみ修正後の画像です。
一旦アップした後で、やろうかやるまいか迷ったものの行っていなかった瞳へのクリア塗装を追加しました。
やはりフィギュアの目にはクリアコートというのが定石です。テーマが同じ以上1/6でも1/35でも変わりはありますまい。
上から吹いたツヤ消しクリアでうっすら濁っていた瞳に深い色と強い輝きがもどるので、ぜひやっておくべきです。
というかだいたいがやるかやらないか迷うようなことは逡巡ののち結局やることになるので、迷ってる暇があったらとっととやった方がいいという話です。少なくとも私の場合。
さすがに修正後のもので全部の写真を撮り直す気力は湧きません…実際のところ効果が写真に出るかどうか微妙ですし。肉眼ではハッキリ変わりますが。



書き忘れていましたが、説明書の色指定は詳細なものの正確とは言い難いので注意が必要です。
妙子の髪色をレッドブラウン単色指定していることですぐ気が付くと思いますが。各種資料と個人のイメージを元に調色しましょう。
キャプチャや設定画像を色々見比べて調色して塗装した後で、ぺあどっとのエンディングVer.はっきゅんに気付いて(あ…これ見ながらやりゃよかったか…)と思ったのはここだけの話。
しかし妙子の髪色など色味明るさともドンピシャだったので急に気をよくしたりする。












今さらながらの大きさのおさらい。
ついでにすごくどうでもいいことを言うと、このサイズだと撮影のために目線を揃えて並べるのも結構大変です…

ベースは間に合わせにパッケージの側面を切り抜いて使いました。4体全部合わせてもまだ軽すぎて浮いてしまう…







はっきゅんと記念撮影。

はっきゅんも防盾とマフラーカバー変えたパーフェクトグレード出てるんですよね…どうしたものか。









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