ひとりごと




5月某日



工作員がクレイジータクシースキーなのはご存知の通り。
こんなんがあったので買ってみた。





ヤーヤーヤーヤーヤー


ご覧の通りラジコンでございます。アメリカ向け。
英語圏でも“CRAZY TAXI”ってそのまんまなのね。


Ebayで見た感じだと彼の地では結構安く売られていたようですが、わざわざ個人輸入するほど欲しくもなく。幸いAhooオクに雑貨商の方と思しき出品があったので無事入手。
単純に値段だけ考えると結構な差がありましたが、出来ない英語を使って取引する手間と気苦労考えたらこっちの方が絶対トクですわ。





車両はご覧の通りアクセルのマシン(1960キャデラック+1963インパラ、風)。
他の車種はないようです。
全長は約36センチ、ボディサイズの基準をキャデで取るかインパラで取るかで縮尺が変わってしまいますが、概ね1/15ないし1/16ってところでしょうか。


造形自体は子供向けトイという事を考えなくても、なかなか良好。
本来のイメージより上下寸法が多少大きくてややもっこりしているのは、臓物を収める都合を考えれば止むを得ないでしょう。
車高も高いですが、ただでさえ家ん中で走らせるトイラジの事、イメージ通りの車高にしたら速攻で亀の子になって走行不能になるのは火を見るより明らか。これで正しい。


バンパーなど本来クロームであろう部分も一体成型、メッキはされずことごとくシルバーペイントで済ませられていますが、これが逆に画面の中で見た印象通りなのが何とも。
本来は単純にコストの問題なのでしょうが。





リアビューも良好・・・なのですが、何故垂直尾翼が一枚多い?





フィギュアはソフトビニール製。これもなかなかの出来です。
似てるかどうかは別として。

客のおねぃちゃんはシート下に仕込まれたジョイントにより、揺れに反応してスイングします。
アクセルのアロハ、妙に出来がイイと思ってよく見たら布製・・・さすが手作業の国製。





車体裏面。
真ん中にある凹みは言うまでもなく電池のスペース。
電池は普通のではなく専用のニッカド充電池を使用します。もちろん充電器も付属。



ところで、目ざとい方ならもうお気付きでしょう。
フロントアクセル、じゃないアクスルがおかしな事になっています。

まさかコレ真っ直ぐにしか進まないのか?ノンノン。
ちゃんと箱には“FULL FUNCTOIN Control”の文字があります。





じゃあどないして向き変えるねん、と言うと、



















いや無理だろこれ。








このラジコン、この「ワイルドロータリング・アクスル」によりゲーム内と同じようにクレイジーな走行ができるというのが最大の売りなようで、他にも片輪走行や車体転覆が可能、とあります。
可能というか、したいしたくないに関係なく否応無しにと言うか。

上の連続写真の方向転換も、実際は一瞬(操作した瞬間に「バッタン!」)です。
つまり細やかなステアリング操作とかマジ不可能。
向けたい方向に向くまで何回か繰り返そうとバッタンバッタンさせてると、なんかの弾みでひっくり返る、と。もしかして一枚多い垂直尾翼は、転覆時のロールバー代わりなのでしょうか。



実は本来であれば専用ボタンを押してるときだけしか「バッタン!」しないという話で、ボタンを押さずに左右レバーを操作、アクスルをちょっと傾けた状態で保持できればフツーに曲がれると思うのですが・・・モーターのトルクが足りなくて「ちょっとだけ傾ける」ができないのねん。
因みにひっくり返すのはできても起こすのはできません。手で起こすしかない。



確かにゲーム内容を考えれるとらしいといえば大いにらしい、のだが・・・これはフルファンクションと言うのだろうか。
これをフツーに走らせられるようになるには結構な鍛錬が必要と思われます。
右の親指が攣るくらいの。






ああ、そう言えば余談。
向こうのクレタクは座ってできるみたいですよ。




日本でもこれなら、プレイのたびに左足を攣らずに済んだのに・・・




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