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みなさんこんにちは。本日は、HIT-3ペーパークラフト製作講習会へようこそ。
今回はわたくし、中華陸軍機甲部隊所属、ワン・リーファ通信士が講師を務めさせていただきます。
このHIT-3、前回の「卓上先行者」以上の難易度ですが、最後までへこたれず一緒にがんばって組み立てていきましょう。
まずは製作に取りかかる前に、くり返し道具の確認をします。
・鋏 基本ですね。
・カッター 切り抜く部分がありますので必ず準備してください。
・糊 他に両面テープがあると便利です。
・定規 プラスチック、またはスチール尺がおすすめです。
また、今回はこれらのほかに特に、
・軸の丸いボールペン・サインペン等 このHIT-3の製作にはとても重要な道具です。ぜひ用意してください。
それと、この展開図はスペースの関係で部品名が記されていません。そのかわり番号が振ってありますが、同じ部品がある場合はすべてについているわけではありませんから、部品を間違わないよう十分注意してください。
同じ理由で、他の部品と切り取り線を共用しているところがあります。切り取りのときには他の部品を間違って切ってしまったりしないようにしてくださいね。
では、早速製作にはいりましょう。
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まずは胴体(1)からです。
といっても箱を組み立てるだけですから、特に説明の必要もないですね。
胴体には前後があります。上部の首がつく部分の矢印のほうが前です。
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次に脚(2)です。
組み立ては細長い箱にするだけですが、上下に糊代が付いています。色の濃く、ほんの少しだけ長いほうが胴体につく側で上、色が薄く短いほうが足のつく側で下です。
できたら下の糊代だけを折っておきます。胴体につくほうの上側の糊代は折らないでおいたほうがあとで楽ですよ。
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足が折れたら、関節に取り掛かりましょう。※
まずムカデみたいな部品(3)を切り取ります。二つの白い四角は切り抜きます。
切れたら、これを丸めて、台形の糊代で接着して筒状にしていきます。
ここで便利なのが、最初に用意してもらった軸の丸いペンです。
この部品は四角い部分を切り抜いてしまうために、手で丸めようとしても綺麗に丸める事が難しいんです。
ですから、ここは丸いものに巻きつけて、丸まったところを接着してしまう方法がいちばん簡単です。
糊代部分に両面テープを貼っておいて、仕上がり寸法と同じ径のものに巻きつけて一気に貼り付けてしまう、という方法がベストだと思います。
この部分はギザギザの糊代を切り抜くだけでも大変だと思います。見ただけで気が重くなった人もいるでしょう。
でも実は、ここは全部綺麗に切り抜く必要はないんです。
この糊代は、両端面の丸い部品を貼り付けるためのものです。逆にいえば、丸い部品がつけばそれでいいわけです。
糊代を横から見た図です。糊代は12枚あります。
これをもし一個飛ばしにしたとすると6枚。
二個ずつ飛ばして切り抜くと4枚。
思い切って三個飛ばしてたとしても3枚。
たとえ3枚まで減らしたとしても、ちゃんと糊代の役目は果たすんです。
どうですか?すこしは安心しました?
筒状になったら、周囲の三角の糊代を折りこんで、両端の丸い部品(4)(5)を貼り付けます。
付ける場所を間違わないように注意してください。筒の部分を見て線の入っているほうが黒丸●の(4)、反対側が○の(5)です。
多少筒に丸めるときにいびつになってしまっても、この丸い部品を綺麗に切っておけば、ちゃんと丸くなっているように見えます。
だいじょうぶだいじょうぶ。
これを片脚5個、計10個組み立てます。根気の要るところですが、がんばって下さいね。
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※追記(020111)
関節部をもう少し簡単に組む方法が判ったのでここに記す。
(両面テープ必要)
ア:部品(3)は両端の糊代を全て切り落とす。
丸める際は、描かれた線よりも気持ち直径を小さめに丸める。
イ:両端の丸い部品(4)(5)は、事前に裏全面に両面テープを貼り込んだのち切り抜く。
ウ:部品(3)の両端に、部品(4)(5)の裏の両面テープを利用して貼り付ける。
卓上先行者の場合は厚手の紙を推奨したが、ここは構造上普通紙がお勧め。
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それから、長方形の部品が二枚つながっているの(6、7)がありますね。これも二つに分けて、同じように丸めます。
幅が広くて細い線が入っているほう(6)が腿(もも)、狭いほう(7)が脛(すね)になります。
腿は線の入っているほうが上ですよ。
これらが全てでき上がったら、初めに折った脚に通していきましょう。順番と向きを間違えないように気をつけてくださいね。
関節部分の継ぎ目が陰になる後ろや内側になるようにすると、前から見たときにきれいですよ。
向きや順番が間違っていないことを確かめたら、あらかじめ折っておいた下の糊代に足(8)を貼り、最後に上の糊代を折って胴体に接着しましょう。
脚を左右まっすぐにするか、それとも少し開きぎみにするかはお好みでどうぞ。開きぎみにする場合は、足も少し角度をつけてあげるとうまく立つようになります。
胴体の前後と、脚の前後を間違えないように気をつけてくださいね。
それから、使っている紙の厚みによっては、脚よりも関節類のほうが高くなってしまって、糊代がちゃんと出なくなってしまうことがあります。その時は腿に入っている線の部分を細く切り落として、腿の長さを短くすればだいじょうぶ。
ここまででき上がったら、最後に関節の突起部分(9)をつけます。
胴体の両側に何枚かずつまとめてありますから、切り抜いた後で丸めて、丸い部品の○のほうに貼り付けます。
この部品は卓上先行者のときと同じで直径が指定してありませんから、適当な太さに丸めてください。
太さを揃えて、関節と同じように継ぎ目が下になるように貼りましょう。
あ、黒く塗ってあるほうが外側ですよ。間違わないで下さいね。
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あとは頭と手だけです。残る難所、頭をやっつけちゃいましょう。
まず頭の側面になる部分(10)を組み立てます。
始めに折り目をぜんぶ軽く折っておいた上で、台形の糊代を貼って丸くドーナツ状にします。できるだけ真ん丸になるようにしてください。
丸くなったら、上部の10角形の部品(11)を貼り付けます。糊代と部品がうまく合うように、これも調節してください。
反射して白くなっている場所が揃うように気をつけて。
できたら、下側のお皿みたいな方(12)に貼り付けます。
10角形の部品を貼った上で最後にお皿のほうに貼るか、それともその逆の順番に貼っていくかはどちらでもかまいません。やりやすい方を選んでください。
うまくUFO形になったら、首の部品(13)を丸めたもので、胴体と接着します。
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もうほとんどできたも同じです。最後に手(14、15)をつけましょう。
肩の部分をコの字型に折って、胴体に貼り付けます。
肘についている部分は、腕と胴体が平行になるようにするためのものです。やはりコの字になるようにして、胴体側面に貼り付けます。
J形のほう(14)が左手、L形のほう(15)が右手になります。
最後の最後に胴体の前後を間違ったりしないようにしましょうね。
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はい、これで完成です。お疲れさまでしたー♪
どうですか?組み立ては大変だったけど、あのHIT-3そのものでしょう?
部隊内では「おかもち」なんて呼ばれてますけど、こうしてあらためて見ると頑丈そうな足がかっこよさのポイントだったのがよくわかりますね。
それから、これは工作員さんからのことづてです。
『しぇんしぇんぶい。卓上シリーズ製作担当、MX41工作員であります。
今回のこのHIT-3、脚の構造があまりに難しくなってしまいました。とりあえずごめんなさい。
もし脚がどうしても上手くできない、という人は、何とか胴体から上だけ組み立てたのち、ペットボトルのキャップに両面テープで貼っ付け「HIT-3ボトルキャップ」としてしていただくという方法がお勧めです。
「卓上先行者ボトルキャップ」と並べてお楽しみください。
では、ご武運を。』
あはは、面白そう。あとでやってみます。
今回の講習会、これにてお開きとさせていただきます。みなさん本当にお疲れさまでした。
せっかく苦労して組み立てたHIT-3です、どうか大事にしてくださいね。
では、再見♪
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