ダイハツ-1 ミゼット



・ミゼット

1957年登場。「稲村ジェーン」の影響で恐らく一般人にもっとも知名度の高く、そして間違いなく高度経済成長にもっとも貢献した軽三輪トラック。大きく分けてオートバイのようなバーハンドルに単眼の前期型と、丸ハンドル複眼の後期型に分かれる。
後に4輪軽トラック「ミゼットU」として復活。




ミゼットU“タンデム”


ミゼットUが出たばかりの時に、いくらなんでも1人乗りは不自由だろう、と思って描いた2人乗り仕様その1。
メッサーシュミットよろしく前後に1人ずつ乗るタイプ。





ミゼットU“デュエット”


その2。こちらは真っ当に並んで乗るタイプ…だが、ご覧の通りミゼットUといっても全然中身が違う。
これはムーヴの全長を詰めてトラック化した上で、かってのダイハツ製オート三輪のイメージを盛り込んだもの。

上の2枚、バックや車内の描き方からお判りのように…手抜きです。
所詮ネタモノですからなぁ…


・ハイゼット

1960年、ダイハツ初の軽四輪車として登場。当初はボンネットトラック/バンだったが’64年からはキャブオーバータイプの「ハイゼットキャブ」が加わり、’68年のモデルチェンジ以降はキャブオーバーのみとなる。ボンネット/キャブ併売時代は4サイクル800ccエンジンを載せ荷台を延長した「ニューライン」もラインアップされていた。




ハイゼットバン(S38)


木陰で休むハイゼット。
うーん、しみじみ見てもやっぱりへんな顔(褒め言葉)だ。「タヌキ顔」という表現を見た事があるけど思わず納得である。

キャリイやサンバー同様当時の流行を追ってブラックマスクを付けた一台、と片付けてしまうのは簡単だが、このブラックフェイスがデザイン上の「フロントグリルとウインドシールドの一体化」を狙ってのもの、だとしたら・・・これは実はとっても斬新なデザインなのではあるまいか。少なくとも日本のキャブオーバー史上類を見ないデザインな気がする。これを一歩進めてウインドシールドの下の寸法をぐいっと伸ばし、ガラスの奥へヘッドランプとグリルを押し込んでしまうと・・・ほら、かなり未来的じゃございませんこと?

そう言えば同じ狙いか、ガラス下端からグリル部分までそっくりブラックアウトした軽トラがあったな・・・と思ってよく思い出してみたらアレもハイゼットであった。→ デザインモチーフとしてはまだまだ有効だと思う。




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