あとがき、の名前を借りた雑談録。



 正直な話をするとあんまり好きじゃないけれど、それでも相手の気持ちは分かる。そういうものってありませんか?
 最近短編で色々話を書くようになり、特に思うことが多くなりました。

 キャラクターを知っていることが前提になる二次創作も、最初は嫌いでした。ものすごく読みやすいし話も面白いのは認めていたんですが、それを書くのはオリジナル小説を身上とする自分にとって、譲れない一線のような、そんな気がしていたんです。
 まあ、ある機会に俺も二次創作をする機会があり、作品を献上もして。
 こういう話もありなんだなあ、と。改めて自分の未熟さを感じたわけでして。
 今思うと、小説書きとしてよりよいものを書くためには、選り好んでいる場合なんかじゃないんですよね。より良いものが書けるなら、たとえどんなものでも肥やしにする。そのぐらいの心構えが必要なんじゃないかと思います。

 最近良くやっているお題バトルですが、更新と新作発表の機会が増えると言う点では歓迎するべきかもしれませんね。

 さて、今回自分ではやるまいと思っていたことを一つやりました。
 それは、加筆改正(リライト)と呼ばれる作業です。

 一つの小説の完成度を高めるために、新しく物事を付け足す。誤字脱字だけではなく更なる書き足し。
 正直なことを言えば嫌いでした。
 ですが、より良い作品を書くために推敲を重ねるってことは、書き足しとか文章の直し、誤字脱字の修正。
 これも全て、『読む人に言い小説を届ける』と言うことなんですよね。

 気持ちは分かるけれど、やってみると気分がわかる。そういうことって良くあるなあと思いましたよ。

 さて、この話。実はある制限がありました。それは『戦闘シーンを組み入れること』と言う絶対条件。
 元々某氏には『戦闘シーンの鬼』などと呼ばれていることもあり余裕かとも思ったのですが、いざ書き上げてみると戦闘シーンがやや不足しがち。これではいかん、と一念発起して書き足した、と言う具合です。
 自分の伝えたいことを、伝えるために新しい形を探す。それは文章書きにとって大切だなあと思います。
 まあ、俺の性格上、一度出来上がってからの書き足しは結構苦痛だったりもするんですけどね。(これだから、俺の小説には誤字が多いのだ)


 2005/01/06 もう朝と言うほうが正しい夜闇の中で


 無我夢中


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