あとがき、と言う名前の雑談録
昔(といってしまうと、ものすごい語弊がある。まだ存命中のはずだ)、こういう名言を吐いた人がいた。
「ヒーロー番組は教育番組である」
なるほど、確かにその通りだと思う。子供の頃、俺は仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマンを見て育った。男の子の真理と言うのは、カッコいいヒーローに憧れるものなのである。体を鍛えれば仮面ライダーになれる! と言う本格的な思い込みから、ごっこ遊びの変身ポーズにいたるまで。それを一度も通過しなかった、と言うこともがいるだろうか。いやない。ないと俺は言いたいし思いたい。かく言う俺も、特撮に多くのものを受け取り、こころに刻んできたのだから。
幼稚園児の頃の記憶では、妙に自分が戦隊ヒーローの一人である、とか言う妙な設定をつけていた記憶がある(女の子のままごとに付き合うときに、だ。確か緑だった。戦隊の名言はさせないでほしい)し、写真ではそういうポージングもかなりとっている。はたから見れば妙ちくりんだが、当人至極真面目だった。
戦隊ヒーローが、自分を作ってくれた事は事実だし、それを大いに感謝したいと思う。
今回、2222のキリリク小説を書くにあたり、その夢とか希望とか理想とかを思い切りぶちまけたつもりだ。決してバカにするのではなく、笑わせるつもりもなく。
今まで自分を育ててくれた特撮に対し、せめて感謝の意を。そういう気持ちで製作させてもらった。
流石に少々懲りすぎてしまったので、ここでページを明かすわけにはいかない。これはあくまで裏企画なのである。少々やばいところに触れてもいるし。
なので、表ページにはあとがきだけを掲載させていただいた。インデックスに入り口があるので、興味がある方は探していただきたい。
改めて言わせていただく。見てくれはギャグだが、正直まじめに書かせていただいた。そして、これはキリリクだけで勧めていこうと思う。
自分から書くには、このジャンルは少々、重いのである。まっとうにこれと向き合えるようになるまで、待っていただきたいと言うのが現状だ。
楽しみにしている方々、そういうわけで申し訳ない。せめてこの第一話を、存分に楽しんでいただけたら幸いです。
2005/03/06 酸いも甘いもあるのが人生と思う夜に
無我夢中
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