「わぁー、たれ耳。かわいいなぁ!」 「のら犬ですか?」 困っているお姉さんにおじさんとおばさんが話しかけてきました。 |
おじさんはかがみ込むと犬の歯をしらべました。 「こどもの歯だ。こんなに大きいのにまだ子犬なんだ。」
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おじさんとおばさんは相談して、犬を連れて帰ることにしました。 お姉さんはほっとしました。 |
「ねえ、何て名前にする?」 「そうだな、ふらふらしていたから、ふうって言う名前はどうだ。」 「風来坊のふうちゃんね!」 こうして、その犬は「ふう」と呼ばれるようになりました。 |