水前寺成趣公園の水位

   
湧きだす水が止まった公園の池

 
 
熱心に原因を探る担当者
   
鯉たちは隅っこに集められ

   
   
西日本新聞より

  2016年4月14日午後9時26分。熊本・阿蘇地方を襲った震度7の地震は、熊本県民ならずとも、恐怖のどん底に突き落とした。地震は、気象庁の「経験則」を遥かに超えて翌々日未明にも同規模の揺れだった。
 1ヵ月経って訪ねると、車窓から見える熊本市内は、ブルーシート一色だった。熊本城を経て水前寺成趣園で見た景色は・・・
公園の最大の売りである湧水池に「水」がない。大地震で地下水脈に異変が起こったらしくて、いつもは愛くるしく泳ぎ回る錦鯉も狭い片隅で窮屈そうに肩を寄せ合ってじっとしている。水が引いた池では、職員やボランティアの人たちが、汗だくになって底の掃除に余念がなかった。
 最近の研究によると(上の図面参照)、阿蘇外輪山から市内に向けて下りてくる地下水脈に地震による衝撃で亀裂が入り、目的地に到達する前に地下深くに流出してしまったらしい。
 3年経った今日では、豊富な阿蘇水が公園の地下から噴き出していた。最近(2019年3月31日)お邪魔すると,あの時の美しい鯉たちが、広い池を泳ぎまくっていた。まるでフィギアスケートの紀平選手のように、尾びれをひらひら棚引かせて。

3年経過して

   
満面に噴き出した水に満開のさくらが映える

 
   
解放された鯉たちの満足顔
     

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