福岡県の鉄道 全線走破に挑む

福岡県内鉄道乗りつぶし

塗りつぶし完成!

〆は香椎~長者原~宇美(JR香椎線)

 21世紀初頭から始めた「福岡県内鉄道の乗りつぶし」作戦は、2018年6月8日の長者原~香椎を踏破したことで完成した。戦前戦後の石炭産業華やかな頃に、筑豊一帯に張り巡らされた鉄道網は、2010年代後半に入って、エネルギー革命を経て配線や無人化・新幹線化などが進み、ずいぶん薄くなった。それでも乗りつぶすのに20年近くを要した。
JRや民営鉄道のローカル線に乗っていると、待ち時間や離合停車で精神力を鍛えてくれる。北九州市内では、5市合併から50年経過してもなお、その名残やしこりは消えようとしない。小倉と旧八幡では、他国を往来している気さえ起こってしまう。
福岡市周辺だけが鉄道の本数も形も進むのに、一歩離れると、いつ次の電車が来るのやら、誰に尋ねたらよいものか分からない。乗車券の売り場だって探すのに一苦労。
同じ県内に住む者どうし、車の中からだけでなく、鉄道の車窓から「ひずみ」を発見するのも良いことかもしれない。ね~、税金で飯を食う議員さんや役人さんよ。
小さな小さな乗りつぶしの完成を得て、さて次は、我がふるさとのどこの何を探しに参りましょうか。

乗りつぶし、最後の路線

 
ゆたか線と香椎線の十字路、長者原
 
JR本線との繋ぎ目、香椎駅ホーム 

 鉄道マニアの息子に刺激されて、遅まきながら福岡県内の鉄道乗りつぶしの旅を始めたのが20年前。お陰で、1時間に1本しか走らない路線時刻表にも興味を持ち、目的がないゆえの車窓から眺める風景で、いろんなことを空想したりする。下手に途中下車でもしようものなら、次の電車まで2時間待ちだったりして。
下車すれば、ラーメン屋さんぐらいはあるだろうなんて考えるのは甘い。立派な街なのに、食堂なんてどこにもない。空腹で足元だって怪しくなる。博多駅を出発する前に、非常食を供えることの大切さも学習した。
 旅の途中の「離合停車」は、短気もののボクには大変な修業の場である。それも、ぼけ~っと外を眺めていることに慣れるとおもしろいことだってある。何人も乗っていない車中の人物を観察して、そのお方の職業や暮らしを想像することも。乗用車の旅では味わえない。どれもこれも新鮮な体験ばっかりだ。
 炭鉱が華やかだった頃には、網の目のように張り巡らされていた筑豊の鉄道も、最近では至って簡素になった。もうこれ以上鉄路の間引きは止めて欲しい。今年中には、必ず全線乗りつぶしを完結しますから。
 仕分 番号  線名  区間  お勧めポイント
 JR在来線 001   鹿児島本線  博多~門司~門司港  
  002  博多~原田~荒尾  
   003 山陽本線  門司~下関   
   004  日豊本線 小倉~行橋~中津   
   011  日田彦山線 小倉~添田~日田 
   012 筑豊線   原田~桂川~折尾~若松  
   013  篠栗線 博多~桂川   
   014 後藤寺線  新飯塚~田川後藤寺   
   015  久大線 久留米~日田 
   016  筑肥線 博多~唐津 
   017 香椎線  宇美~長者原~香椎 
   018 海の中道線  香椎~西戸崎   
 JR新幹線 021  JR西日本  博多~新下関~東京   
   022 JR九州  博多~大牟田~鹿児島中央   
 私鉄  031 西鉄本線  福岡天神~二日市~宮ノ陣~大牟田   
   032 西鉄大宰府線  二日市~大宰府   
   033 西鉄甘木線   宮ノ陣~甘木  
   034 西鉄貝塚線  貝塚~西鉄新宮   
 民間鉄道 041   甘木鉄道  基山~甘木  
   042 筑豊電鉄  直方~筑豊中間~戸畑 
   043 平成筑豊電鉄  直方~金田~田川~行橋   
   044 平成糸田線  金田~田川後藤寺   
地下鉄   051 幹線   福岡空港~天神~姪浜~唐津  
   052  貝塚線 中州川端~貝塚   
   053 七隈線   天神南~六本松~橋本  

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