【08年11月23日】

MKさん


第99話 蝉丸塔由来

初めてメールします。伝説紀行は読んで非常に興味深く思っております。
「男と切れたければ御井寺へ」の項の中に、「蝉丸塔」は近くの料亭水明荘の中にあったもの、と記述されていますが、水明荘は、ブリヂストン創業者「石橋正二郎」の別荘です。先日ここを訪れ説明を受けましたので、先ず間違いありません。「御井町誌」にも記載されております。
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> お調べ頂きたく、よろしく、お願いします。

返信

お便りありがとうございます。また、返信が遅れて申し訳ありません。
お尋ねの「蝉丸塔」についてですが、昭和61年発行の久留米市史(P425)に、次の記述があります。
「もと御井町高良山中新清水(現在は水明荘内)に、蝉丸塚という5層の石塔があり、現在は御井寺境内にある」。つまり、ご指摘の水明荘を石橋正二郎さんが造られるまで、あの場所に蝉丸塔があったということです。私の作品も、これらの資料をもとにしています。ご参考になればと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。