コラム 古賀 勝

      


【2020年07月05日更新】

コロナとの付き合い

 今年に入って、世界も家族も、み〜んなコロナに振り回されている。もちろん、ボク自身もである。
現在の新型コロナウイルスは、これまでの病気とどう違うのだろう。「新型」と言うからには、それなりに個性を持っているのかもしれない。もがいてみてもどうにもならないでっかい相手である。ボクは毎朝、お天道さんとご先祖さんに、「どうか、コロナを鎮めてください」「コロナから家族を護ってください」と祈っている。今自分にできることと言えば、神仏に祈ることぐらいしか考えられないからだ。
非科学的と笑われるかもしれないが、そうすることによって、自分の一日の行動をも律しているような気がしている。自身が他人にうつさない、うつされない、それだけの気持ちを維持することで、コロナに対する備えにはなっていると思う。コロナという目に見えない怪物には、真正面から喧嘩するより、いかに被害を避けながら付き合うかなのかな。(2020年07月05日)


つゆどきは好きだな


夏つばき(猫額庭)

 コロナさえいなければ、今年はこれ以上ない梅雨空が続いている。入梅と同時に湿度が急上昇し、定時的に雨が降る(粉ぬか雨が少ないか)。梅雨寒も体力維持にはありがたいことだ。
何より嬉しいのが、家にいても散歩していても、周囲に花の多いこと。身近な猫額庭だけを見回しても、バラ 南天 あじさい 夏椿 あやめ グラジオラス 小菊 クロコスミア 朝顔 ヤブカンゾウ 夕顔 百合…と、次から次に楽しませてくれる。(因みに、種類があるだけですべては1株2株の極小規模庭園です)
散歩がてらに公園やよそ様の庭先で見かける花も、ますます派手さと地味さを競わせて楽しさ百倍。例を挙げれば、
しゃが 合歓の花 アカンサス 山ぼうし カラー 千日草 タチアオイ 桔梗 クルクマ 睡蓮 鳳仙花 ほおずき クリナム 浜木綿 オジギソウ アカバンサス 鷺草…
思わず鼻歌でも出そうな毎日である。コロナさえなければ(また言った)、災害級の雨さえ降らねば、四季の中でも今が一押しなんですよ。(2020年06月28日)


垣根の紫陽花

 梅雨真っただ中。雨中の散歩は楽しい。なぜならば、この時期のぞき見するよその家の庭が花いっぱいだから。特に、紫陽花はどこの家の垣根でもてんこ盛り。人の頭以上の丸いものから額と花弁のコントラストが美しいガクアジサイまで。色だって、定番の濃い青から、赤・白・ピンクと多種多様。
さくらの季節には、目線からさくらが消えることはないと思ったものが、なんのなんの、紫陽花だって負けてはいない。最近は特に植える家が多くなったように感じる。この花とも間もなくお別れ。じりじりと頭のてっぺんが焼けるような季節が待機している。その時、天に向かって咲く向日葵が、コロナを制して高笑いしてくれればよいのだが。(2020年06月21日)


運転手へのご挨拶

 よく利用する路線バス。空席があれば運転手横の特別席に居座ることが多い。前方の景色が、自らの運転と重複する楽しさから。もう一つは、運転手のマナーの観察だ。運転手が乗客の問いかけにいやいやながら応えるときなど、そばで見ていても腹が立つ。かと思えば、そこまでしなくてもと思えるほどに親切な乗務員も。前者と後者では、客が降車してからの気持ちがまるで異なるはずだ。
最近気が付いたことだけど、降りるときの乗客のマナーのこと。ある人は怒ったような顔で降りていく。ある人は運転手に向かって「ありがとうございました」「お世話さまでした」「お気をつけて」など、さまざまな方法で乗客としての気持ちを表していく。はっきり言えることは、感謝の気持ちを言葉にするのは、圧倒的に女性の方が多いころ。対して男はいたって無言だ。
運転手の気持ちをおもんばかれば、「ありがとう」がよいに決まっている。運転手の気持ちが前向けば、その後の安全運転や接客の態度に影響すること間違いない。さて振り返ってみて我はどちら?明らかに「無言」の方。反省、また反省。(2020年06月14日)


スズメの情け

 夏が近づいて、急に賑やかになったもの。朝夕の通学時の子らの叫び声とスズメのさえずりか。冬場にはとんと姿を見せなかったスズメたちが、最近は我が猫額庭にも現れて、ご馳走をねだっている。
あれは小学生の頃だった。近くの公園で遊んでいるとき、さくらの小枝にとまっているスズメに手を伸ばしたら、簡単に捕まえられた。後から考えたことだが、スズメは巣立ったばかりのヨチヨチ歩きの赤ちゃんだったのだ。ピーピー泣き叫ぶ手の中の赤ちゃん。真上にとまっているもう1羽のスズメも、聞きなれない大きな声で泣き叫んでいる。
子供ながらに可哀そうに思ったボクは、手のひらの力を抜いて逃がしてやった。スズメは飛び立つとすぐ、真上の枝に向かった。やがて2羽のスズメはボクの頭上を数度旋回した後、遠くへ去っていった。
あのスズメたち、母子だったんだよ、きっと。頭上で叫んだのは、「可愛い息子を助けてあげて!」と願う母親だったのだろう。子供はお母さんに向かって、「お母さん、怖いよ。助けて!」と幼い手を伸ばしていたんだ。頭上での旋回は、あれはボクに対する、せめてものお礼の気持ちだったのかもしれないな。ごめん。(2020年06月07日)


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