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年賀状の季節
今年も年賀状の季節がやってきた。「墓じまい」から「年賀状じまい」まで、最近「じまい」の文句があちこちから聞こえてくる。さて我はどう考えるか。結論は「俺はしまわない」。つまり今年も年賀状は続けるということです。
確かにボクの場合、年賀状に対する見方考え方は、年々変わってきたように思う。メールも電話も、パソコンも不自由だった時代は、年に一度のご挨拶として、郵便による年賀は貴重な存在であった。それでも高い郵便代を払ってまでも、今年も年賀状を出そうと思うのは、未だ忘れて欲しくない知人や縁者に、「我の存在」を確認して貰うためだ。
あと3日以内に投函すれば、まだ元日配達に間に合う、頑張るぞ。と、パソコンと印刷機を前にして、腕をまくった。(2025年12月21日)
何とかならないか、充電時間
これだけ世の中の技術が進んでいるのに、これだけノーベル賞受賞が積み重なっているのに、世界中の消費者が待ち望んでいるのに。各種電気製品の充電時間の長さには困ったものだ。
ボクが家の中やおもちゃに使う乾電池の便利さに興味を惹かれたのは、生まれてすぐの80年以前であった。世の中には、こんなに素晴らしい便利品があるものだと、幼心に感心したものだ。
それなのに、乾電池と同じ使い道ながら、バッテリーの充電時間の長さには閉口する。電池が切れそうになると、コンセントに差し込んで充電する。すべて、デジタル時代には欠かせない道具である。例えば電気自動車の場合を、我が愛するAIアシスタントに聞いてみた。
「電気自動車(EV)の平均的な充電時間は、自宅の普通充電では数時間から10時間以上」と答えてくれた。ただし、「外出先の急速充電では30分程度で80%が一般的とのこと。もっと身近なところで、手許のコンパクトカメラが約1時間、電気掃除機は3時間くらいはかかった。
これではこの忙しい時代に、イライラが募るばかり。例えば、自動車で15分、カメラや掃除機だったら10分くらいで満タンにならないものか。その筋の科学に全く音痴であるものの勝手な言い分ではあるが、ボクの乾電池に対する興味から100年が経過しようとしている今日、充電科学の進歩がもう少し早かったらなと願うことしばしばなのである。(2025年12月14日)
増税反対
朝刊2面の片隅に、小さな文字で「防衛費1%増税」の見出しを見つけた。同じ新聞には、「お米券配布」が大きく躍っている。先日は、お米券は「税収が上振れしたから」配るんだと書いてあったような記憶がある。
国庫に金が余ったのなら、少しなりとも借金を返したらよかろうにとも思うのだが、お上はばらまきの方が重要だとお考えのようだ。それなら、お米券ではなくても、もっと緊急に税金の使い道があるはずなのに。政権を取ると、国の金は自分の金とでも思うのだろうか。常に彼らの目は
、次の選挙のことにしか向かないようだ。(2025年12月7日)
なんたることか、大火災連発
年の瀬も迫ろうかという時期に、日本と香港で立て続けに大火災が発生した。最初は大分の佐賀関で。港町が一夜にして焼け落ちてしまったのだ。隣近所への声かけで、人的被害は最小限に食い止められたとはいえ、名物関鯖・関鰺が自慢の町民は、寝場所すら失って途方に暮れている。一方香港では、のっぽビルのマンションが、次々に飛び火して見る影もない廃墟に。死者・行方不明者合わせると、気の遠くなるような大災害となった。
いずれも不可抗力とばかりとも言えない、大火災である。政治家の皆さんも、我が町の首長さんも、そして自分自身も、もう一度足下を点検して、「不可抗力とばかりは…」と嘆かなくて済むように心がけていきましょう。(2025年11月30日)
なんとかし、総理大臣さま
高市総理大臣は、国民が困っていることを、なぜ何とかしようとしないのですか。ことは総理の国会答弁での「台湾有事」の一件から始まったのです。ここを収められるのは、当の高市さんしかいないのです。中国は日本人が困ることを、次々に仕掛けてきます。中国から日本への渡航の制限に始まり、学生の留学自粛、海産物の輸入停止などなど。そこに来て、首の皮一枚が繋がっている状態の上野のパンダを引き上げる話まで。
中国は、総理発言を撤回しろとおっしゃる。総理は「撤回しない」と突っぱねられる。中国はますます日本が困ることを仕掛けてくるに違いない。
困っているのは観光業社だけでは済まないのです。漁業関係者など、中国との関わりがある日本全国の業者や、パンダに会うのを楽しみにしている子供たちまで。み〜んな「総理大臣、なんとかことを鎮めてください」と願っているのですよ。政治家や学者、マスコミ諸氏など、言いたいことはあるでしょうが、なんとかことを収めるよう、総理大臣に進言していただけませんか。(2025年11月22日)

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最近の報道で常時トップクラスに居座るのが、「今日も熊の出没」。11月5日現在、日本全国で10人以上の人が熊に襲われて死亡しているという。ボクの幼少時代のくまさんは、それは力持ちで、子供のよき遊び相手であったような気がする。それも、動物園であったり、絵本の世界に入り込んでからの経験だった。足柄山の金太郎は、くまさんと相撲の稽古をして強くなった。親戚の家には、熊が水辺で鮭を咥えている木彫が誇らしげに飾られていた。
幼い頃、「熊はね、関門海峡を渡れないから、ここ九州にはいないんだよ」と姉に教えられたもんだ。確かに、住んでいる周辺で、熊出現の情報を聞いたことはない。九州にいない熊が、日本列島全体では、北海道から山口県まで生息するという。お隣の四国にも20頭くらい暮らしているそうだ。
役所などでは、ここまで被害が広がると駆除するしかないということで、殺傷処分の規制を緩めたり自衛隊の出動まで現実的になってきた。嫌だな、あんなに可愛い動物を殺しちゃ嫌だ。だって、熊と人間の棲み分けを潰してしまったのは人間じゃあないのか。どんぐりが育たなくなって、暮らせなくしてしまったのは、熊に責任があるとでも言うのか。
一刻の猶予も許されない。くまさんとぼくらが、安心して仲良く暮らせるようにする知恵くらいなら、人間(あるいはAI)が考えれば可能なはずだ。ねえ、くまさん。(2025年11月5日)
ベイジュ旅行
来年88才を迎える我ら夫婦は、「健康で長生きしている」自分を、自分で褒めてやるべく温泉旅行に出かけた。行き先は毎度おなじみの別府温泉である。便利なもので旅行先の旅館では、米寿祝いの膳とちゃんちゃんこを着せてくれての記念写真まで撮ってくれた。
先を見通すのも変な話だが、我らはあと10年ちょっとで100才になる。それまで、頑張るぞ〜(2025年11月2日)
日本シリーズは付け足しか
10月24日のテレビは、朝から、25日に始まるアメリカのワールドシリーズを大々的に報じていた。中でも、ドジャース大谷・山本・佐々木の3選手の活躍を期待する内容が踊っている。一方、同じ25日に開催されるプロ野球日本シリーズのことは、ボクの見た限りでは一件の報道もなかった。
同じプロ野球の頂上戦であるのに、日本のテレビがアメリカのことしか報じないのは何故か。大いに不満である。アメリカの場合は「ワールドシリーズ」と銘打っているから、格の違いなのだろうか。そうでもあるまい。やっぱり銭のかかっているアメリカの方が大事なのだろうな。
同じ朝刊スポーツ面は、昨日行われてドラフト会議の結果や状況を、これまたアメリカ並みにスペースをとって報じていた。ボクは、25日から始まるソフトバンクとタイガースの一戦を、ワクワクする気持ちで待っているのにな。(2025年10月25日)


10月11日の朝刊を見て、久しぶりに「ワクワク」が目に飛び込んできた。公明党が自民党に対して離縁状を突きつけたというお話と、イスラエルの人道を無視した殺戮戦争が停まったというお知らせである。
もう26年もの間、相思相愛の仲を保っていた自公である。池田大作さんが亡くなり、創価学会とは最も縁が遠そうな高市早苗さんが総理大臣になろうとするときに、学会員や党員を目覚めさせたのだろう。もともと水と油の血液を有する両党である。26年間も縁が続いたことに驚くばかりだ。
それにしても、素人ではあるまいに、総裁選後の高市さんのあのニタニタ顔が徒になったか。そばにいる連立の相手に相談もなしで、他の野党に媚びを売る行為は、公明贔屓でもないボクですら眉をひそめたものだ。
もう一つのニュースは、中東におけるガザでの戦争が停戦したことだ。焼け野が原と化した「自分の街」でトラックを走らせて歓喜する市民の姿は、目に焼き付いて離れそうにない。それにしても、「俺が戦争を止めた。だからノーベル平和賞をよこせ」とすごんでみせるアメリカの大統領がいる。よく言うわ、アメリカの後押しでイスラエルのガザ地区を丸裸にして、6万人以上の罪のない人々を殺したんじゃなかったのか。10ヶ月前に、「戦争止めろ」と怒鳴っていたら、数万人の命が助かったんじゃなかったのか。
いずれにしても、以上二つのニュースは、嬉しいを通り越して、ワクワクする出来事であった。(2025年10月12日)
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