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日中国交回復30周年記念と銘打って「第4回法政大学教職員中国訪問旅行団・
上海・黄山と明古鎮〜世界自然遺産と古い町並みを訪れる旅」〜2002年8月
2日(金)〜9日(金)に参加しました。
2日、山川次郎氏を団長とする一行19名は、成田空港発11:05分→上海
浦東空港に13:10分到着。バスで南京路へ。まもなく高速道路に入る。この
あたりは長江の中下流にあたり、鮒、鯉、鯰、海老、蟹、などの養殖業が盛んで、
真珠の養殖も行われていた。行程6時間余、南京市街に入り、宿舎の「状元楼臺
大飯店」に到着。
3日、朝食前の散歩、朝の太極拳はよく似合う。朝食後市内観光、鈴掛(別名
をプラタナス)の街路樹が実に美しい。2008年、北京オリンピック開催のた
め古い街並みを壊し道路も広げ、都市再開発工事が至るところで行われていた。
<侵華日軍南京大屠殺遭難同胞記念館>を訪れる
30万人以上といわれる大屠殺の痛ましい記録が、大切に保存されていた。
陳平穏副館長は「この記念館は二つの目的をもって、1985年に設立され
た。ひとつには将来の平和の実現に向けて前進すること。もうひとつは、戦争を繰
り返さないということです。謙虚で事実にもとずいた話を約一時間半お聞きし、そ
の当時の記録者写真を見る。記念館の前庭で、献花を前に記念写真を撮った。
心がいたむ。が、きてよかった。昼食後、南京博物館、霊谷寺、無梁殿、中華門な
どを見学する。
4日、玄武湖湖畔を散策。自由市場、長江大橋、などを観光後、南京から列車
で黄山(屯経)に向かう。江南の豊かな水郷地帯から丘陵地へ、山間部では、茶
畑が展開する。蓮池や水田、小川には小舟や水牛が。約6時間半、屯経に到着。
国際大飯店に泊まる。
5日、潜口民宅(民時代の建築)見学後、防寒具、雨具など、黄山二泊に必要
な物以外はホテルに預ける。バスはしばらく新安江に沿って走る。黄山着。
入山の手続き後、ロープウェイー、終点。海抜1,668m始信峰に登る。奇松、
奇岩の眺め、千丈の断崖の向こう左右に聳えるのは、石茸峰、上昇峰、16時25
分、やっと目指す黄山西海飯店に到着した。夕食後、大型民族舞踊「徽州入り」
を観劇。演者はすべてホテルの従業員とのこと。
6日、世界遺産・黄山観光。昨夜来の雨も上がり、健脚組を先頭に、普通組、
注意組の順で歩く、整備された石段の路を一歩一歩確かめながら登る。黄山は7
2の峰を持つ山塊。断崖の向こう、飛来石、奇岩、雲海、松壽、獅子峰は、海抜
1700m。絶景かな。の、一語につきる。
7日、小雨降るなか下山。屯経観光後、老街観光、ショッピング。黄山大飯店
に戻り夕食をとり、21:50分、黄山空港フライト、上海へ。22:24分、
上海;浦東空港着 上海外国語大学教授 王萍先生の出迎えを受け、迎賓館に向
かう。同大学と法政大学は姉妹校。6年振りの上海。大きく変貌していた。
8日、8時10分、外語大のバスで烏鎮に向け出発。烏鎮は蘇州と杭州の中間
に位置する小さな町で、大運河に近いので、昔から交通の要衝として栄えてきた。
生糸という特産物があったため、商人も集まってきた。うだつを構えた商家、立
派な茶館。世界のベネッツアか、東京の下町か。風景優美で、俗化していない観光
地、烏鎮。扇子などを買う。上海友誼商店でショッピング。レストランにて夕食。
懐かしい卒業生の呉俊、朱浩嘩の両君が訪ねて来てくれた。上海雑伎団を観劇。
夜景の美しさにも感嘆する。
9日、朝7時、自由市場を見学、中国の逞しい生活力に感動する。7時50分、
外大に戻り朝食。魯迅公園、旧日本人街、旧内山書店、旧文化人居住区などを散策。
11時45分、外国語大学迎賓館を出発。空港へ12:50分着。14:50分離
陸。18:20分、成田空港に無事帰国しました。
両替は2万円(約1300元)也。かくして中国の旅は終わったのでした。
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