首席幕僚とは??

自称、首席幕僚の小官だが今頃、首席幕僚を説明するのは遅いかもしれない。(汗)

簡単に説明すると、旧陸軍では指揮官を補佐する将校の事を旅団、聯隊、大隊、中隊では幕僚と呼ぶ。旅団より大きな組織、例えば鎮台などでは参謀と呼ばれる。同様に、司令部という名称が用いられるのも鎮台以上の組織に対してであり、旅団以下の組織では司令部を本部と呼ぶ。
だから、その中の首席(筆頭)の幕僚を首席幕僚という。ちなみに101は最高司令官が准将なので規模としては旅団クラス。だから小官は参謀ではなく首席幕僚なのだ。

では、隊員名簿にもある士官、下士官、兵の違いについて語ります。

少尉以上の階級を士官といいます(准士官は“士官待遇の下士官”です)。
軍隊は、伝統的に、士官と下士官・兵とで、大きく待遇が別れます。
まず、衣食住の違い。下士官・兵は軍服も食事も全て官給品ですが、士官は自前が基本です。食費と被服費が給料と一緒に支給され、食事は士官食堂でお金を払ってとり、軍服は仕立屋に発注して作らせるのです。また、下士官・兵は原則として基地の中で暮らさなければなりませんが、士官は自宅からの通いとなります。他、退役しなければならない年齢も階級で大きく違いますし、恩給の額も違います。戦時捕虜になった場合も、士官には労働の義務はありません。
これはヨーロッパ社会の伝統が反映されたものです。近代軍隊が確立した18世紀頃は、士官といえば必ず貴族だったので、貴族と庶民の生活水準の違いから言って、区別があって当然とされていたのでしょう。今日ではあまり意味がありませんが、軍隊という命令系統絶対の世界には馴染むせいか、名残が方々に残っています。
また、士官の中でも将官は特別扱いです。下位者からの呼び方も、佐官までは「大佐どの」なのに対し、将官だと「少将閣下」になるのです。

ついでに、「将校」という言葉についても説明しましょう。
士官は、少尉以上の階級を持つ軍人の総称です。これに対し、将校は、部隊のリーダーとして兵たちの指揮をとる士官を指す呼称です。
部下のいない士官というのは、ちょっとぴんと来ないかも知れませんが、実は結構存在します。まず多いのが、航空隊。飛行機の場合、幹部搭乗主義が原則なので、クルーの中に兵がいないのです。二人乗りの戦闘機の場合なら二人とも士官ですし、AWACS機のようなオペレーターが大勢乗り込む機種でも、下士官までです。他、航空支援関係は多くがそうで、管制部門も気象部門も、士官と下士官だけで構成されています。また、軍官僚として国防省で働いている士官の場合も、部隊を指揮している訳ではありませんから、将校とはなりません。

トップペ−ジに戻る

戻る