具体的なサバゲ戦術 その3
(夜戦の戦術)
夜戦。それは漆黒の闇の中の戦い。小官は夜間に行動する緊張が好きである。敵との遭遇におびえながら進軍するスリルがたまらない。昼間の有視界決戦とは大きく違う。
夜間の「音」というくせものは、静かな夜間には、絶対に出してはいけない。また、「光」も同様だ。小さな煙草の火など、夜間では遠方から視認されてしまう。携帯フラッシュライトなど、もってのほかだ。
それと、音として一番危ないものに銃がある。金属製だけに、これは想像を絶するほどの鋭い金属音を生じる、そのためテープで、負いヒモや本体をしっかり固定させる必要がある。繰り返すが夜間は、音と光を一切遮断した状態での行動がベストとなる。
一般的な夜間行動の注意としては、停止、耳を澄ます、観測する、歩く、の4サイクルを十数メートルおきに行う。これが鉄則だ。
次に夜間は少しでも開けた場所を歩くようにする。日中ほどはっきり足元が確認できないので、隠れやすそうな場所では、かえって音を発する危険が増すらかだ。
最後に重要なことをひとつ。それは緊急時を除き、恐怖心から走り出すようなマネは絶対にしないことだ。自分から進んで格好の的になるだけだ。
夜戦は臆病なヤツほど長生きする。昼間との戦いと違う。ちなみに臆病な小官は夜戦の方が生存率が高い。(笑)