レ ノ ス ウ ィ ー ド


はじまりの歌
偉大なる王アリエンの歌
カッコウの歌
竜殺しの王スヴァンの歌
ホトトギスの歌
兄弟殺しのニースルの歌
コマドリの歌
彷徨い人ヴィヴィアンの歌
リアンノンの小鳥の歌


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ッコウの声が一時を告げた

語り終えた時 女はまだそこにいた
片手でヴェールを持ち上げ、物憂げな口元に
淡い色の紅を滲ませながら。

「それから?」 と女は言った。
私はもう眠いのに
「まだ続きがあるのでしょう。」

仕方ない、語りはじめたものは続けねばならぬ。
光の去り往く前に、闇が完全に目の前を覆う前に。